最新ダイエットの基礎知識【PFCバランス】って知っている?
Protein(たんぱく質)、Fat(脂質)、Carbohydrate(炭水化物)の頭文字をとった、エネルギー産生栄養素の摂取比率のことをいうPFCバランス。1つの栄養素に極端に偏らずに痩せることが健康のためにも今改めて見直されてきています。
▼あわせて読みたい
栄養管理士推薦・しっかり食べる派の【バランス朝ごはん】メニュー
PFCバランスの良い食事こそ健康的で綺麗に痩せるためのポイント
「断食」「1食抜きダイエット」「〇〇だけダイエット」など、時代によって様々なダイエットが流行りましたが、これらの極端なエネルギー制限は栄養不足を招き、自ら栄養失調状態を作り出すことになります。私たちは一日のエネルギーを主にたんぱく質、脂質、炭水化物からとっており、通常の食事の食べ方であればこのバランスが大きく崩れることはありません。しかし、ダイエットを意識するあまり特定の栄養素を必要以上に増やしたり減らしたりすると体の不調に繋がる恐れが。
例えば、カロリーが不足するとそれを補うために筋肉を削ってエネルギーを作り出したり、糖質を極端に減らしケトン体が生成されると血管に障害を与えるという論文が出ていたり。筋肉量を増やす目的でたんぱく質を過剰摂取すると、脂質や炭水化物などが減りパフォーマンスが下がる影響が出ることも。PFCの比率に沿った毎日の食事こそが、長い目で見て綺麗に健康的に痩せる秘訣です。
栄養カウンセリング、ダイエット指導、テレビや雑誌等、メディアなどでも幅広く活動。家庭で楽しく、美味しく健康管理できる料理を提案。書籍多数。
3つの栄養素が不足すると起こる弊害
P:たんぱく質の不足→免疫機能の低下。感染症にかかりやすくなる。 F:脂質の不足→ホルモンバランスの乱れや体力低下。 C:炭水化物の不足→肝臓の解毒作用の低下。集中力の低下やイライラ。
理想的なPFCバランスは2:2:6
P:たんぱく質は13〜20%
例えば、一日の摂取カロリーが1,400kcalの場合、たんぱく質は280kcalで約70gの摂取量に。肉、魚、卵、乳製品などを取り入れて。
F:脂質は20〜30%
脂質は280kcalで約31gが摂取量目安。不足はしにくいです。オリーブ油や亜麻仁油など良質なオイルを。
C:炭水化物は50〜60%
炭水化物は840kcalで約210gが目安。パンやご飯、麺類など。もち麦や玄米も栄養価が高くオススメです。
こちらの記事もおすすめ
元気に1日を過ごすために欠かせない朝ごはんですが、忙しかったり、ダイエット中はカロリーを気にして控えている人も多いのでは。しかし、朝食を抜くと実は太りやすくなることも。そこで今回は、ダイエット中にぴったりなお手軽朝ごはんやダイエット中におすすめのコンビニフードなど、ダイエッターの食生活に役立つ情報をご紹介。ダイエットの成功率を高め、今度こそサイズダウンしたい人はマストチェックです!
2021年8月27日 06:30
日本人に馴染みのある味噌汁。発酵食品である味噌を使った代表的なメニューであり、海外でも健康食「ミソスープ」として人気を集めています。そこで今回は、美味しい味噌汁でキレイにサイズダウンができる方法をご紹介。つい食べすぎ・飲みすぎてしまいがちなこれからのイベントシーズンも、1日1杯の味噌汁+ご飯で軽やかにハッピーに乗り切りましょう。
2021年10月30日 06:30
日本最大規模のホットヨガスタジオLAVAで、最新設備のウッドストーン・スタジオが登場して話題沸騰中。ヒノキの香りで気持ちよく癒されながら、ボディメイク&美肌へ。進化したLAVAのホットヨガであなたも美しくなってみませんか。
2022年1月17日 12:00
2022年『美ST』3月号 撮影/藤原 宏(Pygmy Company) モデル/小畑由香里 ヘア・メーク/陶山恵実(ROI) スタイリスト/三枝桃子 取材/山田正美 編集/浜野彩希