クレーム対応の専門家に聞いた「大人の上手な断り方」現代人がうまく断れない理由2つ

相手の気持ちを思いやったり、関係がギクシャクするのが不安で公私どちらでも「断る」ことができない…思い当たる節がある人は必見。頑張りすぎず、自分の人生を楽しく生きるために必要な「上手な断り方」について達人にお話を聞きました。

どうして「断れない」のか、「断れない」と何が起こるか検証!

自身も断れないことで過労から入院してしまった経験があり、断ることの大切さについての著書もある津田卓也さんに解説していただきます。

「断れない」のは性格じゃなくて「癖」なんです

    自身も断れないことで過労から入

    断れない理由1.
    心ゴミ屋敷状態で正しい判断ができないから
    現代人が1日にインプットする情報量は江戸時代の人の1年分、平安時代の一生分とも!脳が疲弊していると自分にとって何が大事かきちんと判断できず、正しく断ることもできなくなってしまいます。テレビやスマホの時間を意識して減らすと同時に、スポーツや瞑想など何も考えない時間を作る自己管理が必要です。

    自身も断れないことで過労から入

    断れない理由2.
    「NO」や自分の意見を言う経験が少ないから
    幼い頃は誰もがイヤなものはイヤと言えるのですが、人への優しさや思いやりという他人ファーストの考え方や、自分の意見を言う機会が少ない受け身の学校教育の結果、反射的にYESと言ってしまう癖のある人を量産。まずは即答をしないように3秒待つ、一旦トイレに立つ、深呼吸してから考えるなどの工夫を。

お話を伺ったのは…

津田卓也さん 企業研修や人材育

津田卓也さん
企業研修や人材育成会社の代表を務め、自ら登壇するクレーム対応研修はリピート率100%を誇る。クレーム対応の専門家としてテレビなどのメディアにも出演。著書『なぜか印象がよくなるすごい断り方』も好評。

イラスト/香川尚子 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc