コストコの真だこ使い切りテク~トマト煮込みで冷凍保存

コストコならではの塊肉や大容量の魚介パックを美味しく上手に使い切るテクニックをご紹介。今回は、コストコフリークの料理家・大前うららさんが、蒸し真だこの使い切りレシピを教えてくれました。今回は余裕のあるときにつくって冷凍保存したい、タコのトマト煮込みとそのアレンジレシピを紹介します。

コストコの「刺身用蒸し真だこ」ってどんな商品?

刺身用蒸し真だこ 100gあたり ¥288

モーリタニア産の真ダコを蒸した、そのまま刺身としても食べられる商品。塩味がしっかりあるので、味つけする場合は塩分控えめで。足の部分だけのパックと、写真のように頭も一緒になったパックがあります。

「コストコの真ダコは、ほかのスーパーにはない太さが魅力。100gあたりの価格もかなりお得です。冷凍する際はトマト煮込みにしておくと、解凍してそのまま食べられるのでおすすめ。レシピはヨーロッパでよく食べたタコ料理をイメージしました」(大前さん)

タコのトマト煮込みのレシピ

「マルタ島で食べたタコのトマト煮込みを再現しました。タコから塩分が出るので、煮込む際は塩を入れなくても大丈夫! 圧力鍋があれば20分程度でやわらかくなります」(大前さん)

【材料】(4人分)
タコ ……600g
にんにく…… 1片
玉ねぎ…… 1/2個
オリーブオイル ……大さじ1
白ワイン(または日本酒)…… 100㎖
トマトピューレ…… 400g
水…… 適量
ローリエ…… 1枚
ケッパー ……大さじ3
刻みパセリ ……少々

【つくり方】
1. にんにくと玉ねぎはみじん切りにする。
2. 鍋にオリーブオイルと1を入れ、弱めの中火でしっかり炒める。
3. 2に白ワインを加えて強火にし、沸騰させてアルコール分を飛ばす。
4. タコとトマトピューレを入れ、タコが軽くかぶる程度まで水を足す。ローリエを入れてフタをし、タコがやわらかくなるまで1時間を目安に弱火で加熱する。
5. 仕上げにケッパーを加え、器に盛りつけて刻みパセリをふる。

①にんにくと玉ねぎをオリーブオイルで炒め、白ワインを加えてアルコールを飛ばしたらタコを入れる。

②トマトピューレを加える。

④タコが軽くかぶる程度まで水を足す。【POINT】鍋に水を足す際、トマトピューレのパックや缶詰などを利用すれば、ピューレを余すところなく使えます。

③ローリエを入れてフタをし、タコがやわらかくなるまで弱火で煮込む。

1時間煮込んだあとの鍋の中。煮込み時間はタコの大きさや鍋の種類によって調整を。

ここがプロ技!主役が入る前に、玉ねぎをしっかり炒め、白ワインを入れる

トマトの酸味が入ると玉ねぎがやわらかくなりにくいので、先にしっかり炒めて。そこに白ワインを入れてアルコール分を飛ばすことで、あとから入るタコが風味よく仕上がります。

アレンジ:タコを細かく切ってパスタに変身!

ひと口サイズにタコを切り、ゆでたスパゲッティとあえるだけで完成! ほかに味つけは必要ありません。タコのうま味が染み出した濃厚ソースがパスタに絡んで、残りものとは思えない一皿に。

ソースと一緒にジップ付き保存袋に入れて冷凍可能

残ったトマト煮込みは、ソースと一緒に保存袋に入れて冷凍すればしっとりしたまま。温め直して再びトマト煮込みとしてパンと一緒に食べたり、パスタにアレンジしても◎。

教えてくれたのは

料理家・大前うららさん


旅行会社勤務を経てイギリス、スペイン、フランスへ計8年間留学し、製パン・製菓・各国の料理を学ぶ。現在、横浜にて世界の料理教室「gastronomadeガストロノマード」を主宰。

※商品のお問合わせ先はコストコホールセールジャパンです。また、価格は変動する可能性があり、在庫には限りがあります。

撮影/鵜澤昭彦 調理・フードスタイリング/大前うらら 取材・文/富田夏子 編集/永島 大

Mart2022年2月号 コストコ最強のストック術PART2 肉&魚「5大新定番」使い切りテク より