コストコの真だこ使い切りテク~太さを生かした西洋料理に

コストコならではの塊肉や大容量の魚介パックを美味しく上手に使い切るテクニックをご紹介。今回は、コストコフリークの料理家・大前うららさんが、蒸し真だこの使い切りレシピを教えてくれました。今回はタコの太さを生かし、ヨーロッパのタコ料理にアレンジ!

コストコの「刺身用蒸し真だこ」ってどんな商品?

刺身用蒸し真だこ 100gあたり ¥288

モーリタニア産の真ダコを蒸した、そのまま刺身としても食べられる商品。塩味がしっかりあるので、味つけする場合は塩分控えめで。足の部分だけのパックと、写真のように頭も一緒になったパックがあります。

「コストコの真ダコは、ほかのスーパーにはない太さが魅力。100gあたりの価格もかなりお得です。冷凍する際はトマト煮込みにしておくと、解凍してそのまま食べられるのでおすすめ。レシピはヨーロッパでよく食べたタコ料理をイメージしました」(大前さん)

タコとじゃがいものパプリカ風味のレシピ

「スペインのバルでよく食べたタパス、『タコのガリシア風』をイメージしました。タコもじゃがいももできるだけ温かいうちに、よく冷えた白ワインと一緒に食べるのが現地流です」

【材料】(4人分)
タコ…… 200g
じゃがいも…… 3個
水 ……適量
ローリエ…… 1枚
オリーブオイル…… 適量
パプリカパウダー ……適量
塩 ……少々

【つくり方】
1. じゃがいもの皮をむき、やわらかくなるまで約15分蒸す(電子レンジ調理でもOK)。
2. 鍋にタコと、かぶるくらいの水を入れ、ローリエを加えて強火にかける。沸騰したら2~3分弱火で加熱する。鍋からタコを取り出し、ひと口サイズにスライスする。
3. 1のじゃがいもを輪切りにして皿に並べ、2のタコをその上にのせる。
4. 仕上げにオリーブオイル、パプリカパウダー、塩をふる。

これがプロ技!さっとゆでるときはローリエなどで香りづけを

香りづけにローリエを入れて、タコを2 ~ 3分煮ます。玉ねぎを一緒に煮るのも風味が増しておすすめ(その場合、玉ねぎは食べないのでほかの料理に使ってください)。

タコのマリネのレシピ

「マリネ液に彩りや香りづけの野菜を刻んで混ぜ込むことで、食感も楽しいマリネに仕上がります。できれば一晩おいて味をなじませ、よく冷えたものを翌日食べるのがおすすめ」

【材料】(4人分)
タコ ……150g
玉ねぎ…… 1/4個
オリーブ ……8粒
ピーマン ……1個
赤パプリカ…… 1/4個
<マリネ液>
おろしにんにく… 1/2片分
オリーブオイル… 大さじ3
酢… 大さじ1
塩 …少々

【つくり方】
1. 玉ねぎはみじん切り、オリーブ、ピーマン、赤パプリカは粗みじん切りにする。
2. 1とマリネ液の材料をボウルに入れ混ぜ合わせる。
3. タコを食べやすい大きさにスライスして器に並べ、2をのせてラップをし、冷蔵庫で2時間以上おいてなじませる。

教えてくれたのは

料理家・大前うららさん


旅行会社勤務を経てイギリス、スペイン、フランスへ計8年間留学し、製パン・製菓・各国の料理を学ぶ。現在、横浜にて世界の料理教室「gastronomadeガストロノマード」を主宰。

※商品のお問合わせ先はコストコホールセールジャパンです。また、価格は変動する可能性があり、在庫には限りがあります。

撮影/鵜澤昭彦 調理・フードスタイリング/大前うらら 取材・文/富田夏子 編集/永島 大

Mart2022年2月号 コストコ最強のストック術PART2 肉&魚「5大新定番」使い切りテク より