【料理家・きじまりゅうたさんレシピ】お店みたいなフライパンお好み焼き

「お好み焼きって美味しいけれど、お店で食べるものと違って、なんだかベタッとしてしまう……」という悩みをよく聞きます。今回のきじまりゅうたさんのレシピは、手間は変わらないので是非挑戦してみてください。

フライパンお好み焼き

きじまりゅうたさん


料理家一家の三代目。楽しくわかりやすトークとオリジナリティある料理に定評あり! 雑誌やテレビ、ウェブなどで活躍中。お店のガッツリランチも大好き。

お店みたいなごはんとは?

定食屋、ラーメン屋、喫茶店など、旦那さんが日頃よく食べている「あの味」を、きじまりゅうたさんが徹底分析! 簡単につくれて家族受けがいい味を伝授!

今月の「お店っぽい!」
もちもちふわふわな食感が新しい!


Sara Saucer Gray, Brown 各 ¥880 (SAKUZAN)

★材料(2枚分)
だし汁…180ml、山芋すりおろし…15g、塩…小さじ 1/4、薄力粉…100g、ベーキングパウダー…2g、卵…2 個、豚こま切れ…80g、キャベツ…300g、細ねぎ…4本分
A[桜えび…大さじ1、揚げ玉…大さじ 2(10g)、紅生姜…大さじ 1(10g)]
B[お好み焼きソース…適量、マヨネーズ…適量]
C[青のり粉…適量、かつお節…適量]

全体のポイント
フライパンならホットプレートより気軽につくれます

★つくり方

1.ベースのタネをつくる

【1】ボウルに山芋をいれ、だし汁を少しずつ加えて混ぜ、塩を混ぜる。(※顆粒だしを使う場合は塩を減らしてください)

【2】ボウルに薄力粉をふるいをかけて加え、ベーキングパウダーも加えてダマがなくなるまで混ぜる。

【3】できた生地を冷蔵庫で30分以上寝かせる。

【ポイント】山芋+ベーキングパウダーでふわふわ
山芋を少量入れることで、ふんわり柔らかな食感に。ベーキングパウダーを入れることで、ふっくら膨らむ効果あり。生地を寝かせるとダマができにくくなります。

2.具を準備してタネと混ぜる

【1】キャベツは5cmの長さ、5mm幅の細切りに、豚肉は3㎝角程度に切る。

【2】※ここから半量ずつ作る。容器(小ボウル)に生地の半量をいれ、キャベツと豚肉と細ねぎとAのそれぞれ半量をのせ、卵:1個を割り入れる。

【ポイント】余裕のあるボウルを使って
生地を一枚分ずつ入れるとお店っぽいのですが、ぎちぎちの容器だと混ぜにくいので、余裕のあるものでいいと思います。

3.お好み焼きを焼く

【1】フライパンに油を薄く引き、中火に熱し、タネを入れてフライパンのサイズ全体に広げ、焼き色がつくまで焼く。※ホットプレートで焼く場合は、220℃くらいの設定を。

【2】フライ返しで生地をおさえながら裏返す。

【3】さいばしで数か所穴をあけ、弱めの中火にして5~6分焼く。数か所穴をあけることで、生焼けになりやすい中心部までしっかり熱が通ります。

【4】まな板に取り出して、食べやすくサイズに切る。フライパンの中ではヘラで切れないので(フライパンが傷つくため)、まな板で切ってから戻すとキレイに仕上がります。

【5】フライパンに戻し、BをかけてからCをかけて完成。

【ポイント】焼く際は成型せずでOK
20㎝くらいのフライパンを使う場合、そのまま広げればいいので、ただ広げるだけできれいに焼けます。

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Mart2021年12月号 パパのごはんは「まるでお店みたい」Vol.44「フライパンお好み焼き」より

調理/きじまりゅうた 撮影/北川鉄雄 スタイリング/鮓本美保子 編集/菊池由希子 WEB構成/長南真理恵