出産後に働きたいと思っても、「すぐに仕事が見つかって稼げるの?」「子どもを預けるのにいくらかかるの?」など、お金にまつわる不安がいっぱい! そんな働きたい人たちのお金の悩みを、元衆議院議員の宮崎謙介さんに教えてもらいました。
お悩みの読者
田中陽子さん(38歳)
出産前はアパレル勤務、現在は専業主婦
小学1年生、1歳半の2人の子どもを持つ主婦。大好きなアパレルの知識を生かす仕事に興味はあるが、育児との両立などが不安。
ステップ【2】必要なスキルを身につけられる制度をチェック
働くにあたり、資格を取って準備したい人におすすめなのが教育訓練給付制度。国からの給付金を使って、リーズナブルに学び、資格を取ることができます。
「教育訓練給付制度」が使えます
例【1】インテリアコーディネーター(費用20%支援※上限年間10万円)
例【2】製菓衛生士(費用70%支援※最大56万円)
例【3】ファイナンシャルプランナー(費用40%支援※上限年間20万円)
厚生労働大臣の指定を受けた講座であれば、費用の20~70%が支援される制度です。約1万4000種類の講座があり、オンラインや夜間、土日に受けられる講座も。ハローワークで受付、雇用保険の加入が条件ですが、妊娠や出産などの事情があれば、前職から離職後に手続きを行えば、最大20年以内であれば受講が可能!
まず相談したい人は「マザーズハローワーク」へ
“子育てしながら働く”を探せる!
厚生労働省管轄のママ向けのハローワークです。各都道府県にマザーズハローワーク、マザーズコーナーがあり、子育てと両立しやすい仕事などを紹介。就職率90%以上で、子ども連れで相談に行けます。また就職準備セミナー、応募書類セミナー、税金と保険セミナー、パソコン講習なども開催し、支援も行っています。
「子連れで相談に行けます」(宮崎さん)
教えてくれたのは
元衆議院議員 宮崎謙介さん
1981年東京都生まれ。元衆議院議員で5歳の男の子の父、料理が得意。現在はコンサルティング会社「8infinity」を経営、コメンテーターなど幅広く活躍。妻は前衆議院議員の金子恵美さん。
撮影/中林 香 ヘア・メーク/大平真輝 取材・文/酒井明子 イラスト/いしいゆき 編集/菊池由希子 構成/長南真理恵
Mart2021年12月号
元国会議員・宮崎謙介さんに聞く
働きたいあなたが知って得する「お金の制度」 より