自然消滅の意味と基準。距離を置かれる理由や男性心理から見る対処法を紹介|bis
付き合っていたはずなのに、デートや連絡をしなくなり、気づけば数カ月経過していた……。このような状態を「自然消滅」といい、モヤモヤや未練が残ります。
好きで付き合ったふたりが、なぜ別れを告げないまま恋が終わってしまうのでしょうか。
この記事では、自然消滅の意味と基準、疎遠になる理由と防ぐ方法を紹介します。
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自然消滅の意味とは?
自然消滅とは、恋人だったふたりの距離が少しずつ離れて、恋愛関係が終わることを指します。
一般的な別れと違う点は「別れよう」など、意思表示やきっかけがないことです。
最初はデートの回数が減り、徐々にLINEや電話の頻度も低くなり、次第にまったく関わらなくなるケースが多いでしょう。
自然消滅となる期間の基準
どれくらいの期間、連絡をせず会わければ自然消滅なのか、明確な基準はありません。
毎日LINEをする、週1回以上デートするカップルであれば、1カ月間音信不通になれば自然消滅だといえます。
また、1カ月に1回程度デートをするカップル、遠距離恋愛であれば3カ月や半年の期間が空くと自然消滅だと感じるでしょう。
カップルの環境や、個人の感覚によって自然消滅をしたか、ただ会わないだけか異なるため基準は人それぞれなのです。
自然消滅してしまう理由とは?
ラブラブでいる間は自然消滅を想像することはないでしょう。
ただ、何かをきっかけがあれば、ふたりの関係がフェードアウトする可能性はあります。具体的には、どのような理由があるのでしょうか。
喧嘩をして仲直りのタイミングを逃した
喧嘩をしたあと、仲直りや連絡ができないまま距離を置き続けて、自然消滅するカップルがいます。
意地を張り合って謝らない、歩み寄らない結果、数週間、数カ月連絡をとらないのです。
時間が経つほど謝りづらくなるため、すぐに謝れないふたりだと、ささいな喧嘩でも自然消滅する可能性があります。
嫌な言動が続いて耐えられなくなった
彼氏があなたの言動が嫌で耐えられない、または、あなたが彼氏の言動に耐えられず自然消滅するパターンもあります。
喧嘩に発展しないため、原因がわからないまま一方的に距離を置かれたと感じることもあるでしょう。
嫌なことに耐えられず自然消滅するとき、これまで蓄積されたストレスがあるため「もう二度と関わりたくない!」と思われているかもしれません。
忙しすぎて恋人に連絡やデートができなくなった
決して嫌いではないものの、仕事で忙しく恋人のことを考えられず自然消滅することもあります。
彼氏が忙しいとき「迷惑だから連絡はしないでおこう」と遠慮していると、次第に連絡をしなくてもよくなり自然消滅してしまうのです。
彼氏にLINEをしてもそっけない、電話をしても出てくれないとき、さみしくなった彼女のほうから距離を置くことも考えられます。
「別れたい」と切り出せない
長年付き合ったことから情がわいている、相手の悲しむ顔を見たくないという理由から、別れたいの一言が言えないこともあるでしょう。
モヤモヤしてしまうため、けじめをつける意味でも「別れたい」と言ってほしいものですが、気を遣った結果、自然消滅を選んだとも考えられます。
ほかに好きな人ができた
ほかに好きな人ができたとき、そちらに気をとられて今の恋人に見向きもしなくなることもありそうです。
この自然消滅の場合すでにお互いが冷めており、新しい恋をスタートすることに抵抗がなかったのかもしれません。
あなたはマンネリしていた程度に感じていても、彼氏としてはすでに自然消滅で別れたと判断したのでしょう。
意図的に自然消滅を狙う男性心理
お互いの気持ちが冷めて自然消滅することもあれば、彼氏が一方的に自然消滅を狙うケースもあります。
このとき彼氏には、どのような心理があるのでしょうか。
彼女からとやかく言われず距離を置きたい
別れを切り出すとヒステリーを起こしたり、彼女が素直に受け入れてくれないと感じたとき、男性は自然消滅を狙って計画的に距離を置くこともあります。
徐々にデートや連絡の回数を減らし、彼女の気持ちが冷めることを待っているのです。
できれば彼女のほうから、別れを切り出してほしいと思っているかもしれませんね。
余計な詮索はしてほしくない
別れを切り出すと、彼女から「どうして別れるの?」「ほかに好きな人ができたの?」など詮索されることもあるでしょう。
彼女への好意が薄れていると、別れる理由すら伝えたくないのです。しつこく詮索をされるくらいであれば、自然消滅させて逃げてしまおうと思っているのでしょう。
彼女をキープしておきたい
ほかに好きな女性がいても付き合えるとは限らないため、彼女をキープしている可能性もありそうです。
好きな女性と付き合うことになれば、今の彼女と別れて乗り換えようとしているのかもしれません。
彼女としてはただつらいだけですが、男性には彼女を途切れさせたくないずるい心理が見えています。
別れを目の前にして傷つきたくない
何かの理由で別れたいものの、好きだった女性と別れることがつらいと感じているのでしょう。
別れの状況は、誰しもつらいものです。彼女の悲しむ顔を見たくない、自分も彼女を失うさみしさは味わいたくないなど、傷つくことを恐れています。
お互いに傷つくくらいであれば、自然消滅をしてつらい気持ちから逃れようとしているのです。
付き合っているときから自然消滅を防ぐ方法
関係の築き方次第では、自然消滅の可能性を下げられるかもしれません。
徐々に距離をとられてさみしい思いをしないためには、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
言いたいことを言い合える関係を築く
言いたいことを言い合える関係を築けば、コミュニケーション不足になることはありません。
コミュニケーションを満足にとれると、喧嘩をしてもすぐに謝れる、冷却期間に連絡をして元通りになれるなど、自然消滅を防ぎやすいでしょう。
言いたいことはその場で伝える、気を遣って嘘をつかないなどルールを決めて、本音でぶつかり合える関係を築いてみてください。
忙しいときは連絡ができないことを伝えておく
忙しくて連絡できないときは、あらかじめ「忙しいから数日間LINEできない」と伝えておくと安心です。
忙しさのピーク時に連絡をすると、イライラされて気まずくなる、急にLINEの頻度が減って不安になるなど、自然消滅のきっかけができてしまいます。
さみしさを我慢する必要はあるものの、忙しさを超えたときいつも通りに戻る安心感があれば、自然消滅することはないでしょう。
自然消滅から復縁するためのポイント
すでに自然消滅をしていても、心のどこかで別れたくなかった、本当は好きだったと後悔している人もいるでしょう。
復縁を願う人は、元彼へ連絡をする前に以下のポイントを覚えておいてくださいね。
自然消滅した原因を考える
元彼に連絡をする前に、なぜふたりが自然消滅したのかを考えてみましょう。
忙しさや喧嘩別れであれば、元彼も距離を置いたことに後悔をしており、復縁のチャンスはありそうです。
ただ、好きな人がいた、自分の嫌な言動が原因で距離が置かれたときは、復縁が難しいかもしれません。
やみくもに連絡をとるのではなく、原因を考えるとそもそも連絡をするべきか、LINEで何を伝えるべきかわかるはずです。
LINEで何げない連絡をしてみる
最後のLINEから結構期間があいているのに、突然「復縁したい」「また会いたい」と送ると、重たく受け止められて、会いたくないと思われることもあります。
「元気にしてる?」「久しぶりだね、今何をしていたの?」など、何げない会話からスタートしてみてください。
お互いに近況報告をしつつ、自分に対する気持ちがあるか、復縁できそうであるかを探っていきましょう。
また、すぐに「彼女はいるの?」と聞くことはNG。徐々に打ち解けてきたタイミングで恋人の有無の確認をすると、本当のことを話してくれるはずです。
自然消滅はつらい……けじめをつけてモヤモヤを解消しよう
ふたりがマンネリした結果、自然消滅することはあるでしょう。ただ、一方的に自然消滅を狙うことは、相手にモヤモヤや悲しみを与えることになりかねません。
もし今、ふたりの関係が自然消滅しかけているのなら「私たちはもう別れたの?」「これからどうするの?」と連絡をして、話し合ってみましょう。
別れる・復縁するはそれぞれですが、けじめをつけて再スタートすることが、幸せになるために重要なポイントです。
Text_Ayumi