年齢とともに曖昧になってくる唇の輪郭や深くなる縦ジワ。マスクにつくのがイヤで口紅を塗らない人もいますがなにもしなければ、余計に目立ってしまいます。ヘア・メーク岡野瑞恵さんの簡単に実践できるテクニックとともに最新のシアーマットのリップなら、ふっくらシャープに。美魔女の中川さんも透明感ある若々しい印象へ。

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【曖昧になった唇の輪郭】は、シアーマットのブラウンレッドで上下中央のみラインで強調すればくっきり立体感ある唇と輪郭が復活します

仕事では、画面映えするメークが基本ですが、普段はナチュラルメークという中川さん。いざマスクを外した時に気になるのが口元。年齢とともに、ボリュームダウン、輪郭もぼやけて色も冴えません。まずは、コンシーラーでたるみやくすみの影を消し、リップライナーで唇中央をオーバーめに描きます。唇の形に合わせて、きっちり描きすぎると、かえって老けを強調してしまいます。また縦ジワが気になる人は、メーク前のリップクリームはマスト。肌のくすみを飛ばして表情までパッと明るく華やかにする赤リップはブラウンみのある色が大人の唇に最適。今っぽいマット系のリップこそ更新して、苦手意識を払拭してみて。

左：唇の輪郭を際立たせながら、やわらかく立体感のあるふっくらとした美しい印象の唇に。clé de peau BEAUTÉ スティロレーブルn 4 Vivid Red（カートリッジ）￥2,200、ホルダー（スティロレーブル）n ￥3,300（7/21発売）（ともにクレ・ド・ポー ボーテ）右：ほのかに透ける新質感で、美発色。唇に旬のニュアンスを与え上品＆女らしく、つややかな唇を演出。SUQQU シアー マット リップスティック 10焦紅–KOGAREAKAレフィル￥4,950、キャップ￥550（8/6発売）（ともにSUQQU）

その人の魅力を最大限に引き出す上品かつトレンド感のある絶妙なメークが好評、多くの女優やモデルから圧倒的な支持を得る。常に現場を明るく盛り上げる温かい人柄も魅力。

唇の上下中央部分にリップペンシルでラインを描き、ブラウンレッドのシアーマットのリップカラーをブラシで塗り、エッジ部分を丁寧に整えます

1：くすみやたるみの影を消して口角をキュッと引き締めます

コンシーラーパレットの下段A、Bを肌色に合わせて調節しながら太ブラシで、口角に沿って上下に入れる。太いライン状に入れたのち外側部分のみ指でぼかし馴染ませます。トーンパーフェクティング パレット 02 ￥4,950（コスメデコルテ）

2：上唇の山と下唇の中央のみリップラインを引き形を整えます

リップと同系色のライナーで上下中央部分に輪郭を取ります。上唇の山の部分はボリュームアップさせるようにふっくらと、下唇の曖昧になってきたラインも船底形に整えます。クレ・ド・ポー ボーテ スティロレーブル n4 Vivid Red（カートリッジ） ￥2,200、ホルダー（スティロレーブル）n ￥3,300（7/21発売）（ともにクレ・ド・ポー ボーテ）

3：唇全体に直塗りしてからブラシで丁寧に馴染ませます

リップを直塗りし、ブラシで唇全体に塗りのばします。肌と唇の輪郭の境目は、ティッシュで唇の外側のみ軽く押さえ馴染ませます。SUQQU シアーマット リップスティック 10焦紅– KOGAREAKA セット価格￥5,500（8/6発売）（SUQQU）

4：上唇の山にハイライトを仕込み、光を集めて立体的に

目元に使用したアイシャドウのC、D、Eをブラシに取り混ぜ、上唇の山部分を軽くなぞるように塗布すると、光の効果でメリハリが生まれます。アディクション コンパクトアディクション＂センス オブ クラリティ＂101 Dawn Reflection ￥6,600（ADDICTION BEAUTY）（8/6限定発売）

＜プラス１ポイント！＞眉マスカラで 赤リップと調和

ピンクベージュのアイブロウマスカラで、肌や、その他のパーツと赤リップをより調和させます。表情がやわらかくなり優しい印象に。

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線維筋痛症と闘いつつ美魔女と仕事・育児に奮闘中の大谷さん。ナチュラルメークが基本ですが、仕上がりが平面的な顔になってしまうのが悩みだそう。年齢を重ねるほどに骨格も変化して顔の立体感は確かになくなって きます。色白肌の方は、肌色に合わせたファンデを均一に塗ってしまうと立体感が損なわれるし、濃い色のチークを入れると肌色とのコントラストが強すぎて逆に浮いてしまいます。ファンデは肌色よりワントーン暗めに、チークやハウダーは健康的なオレンジみのある色を選ぶとヘルシーであか抜けた印象になります。 顔の余白をほどよくぼかすことで、さりげない陰影と艶やかな光の効果で、立体感のある顔立ちに仕上がりますよ。

2021年4月17日 12:00

後藤さんはメークしても肝斑やシミが目立ち、肌がキレイに見えないのが悩みだそう。仕事もオンライン化し、画面越しでも美しい仕上がりが目標に。40代、50代は、肌悩みを隠そうと白浮きしたり、厚塗りになったりとこじらせている人も多いようです。まずは、下地で肌を整えてから、暗めトーンのファンデでシミなど肌悩みを大まかに目立たなくさせて。カバーできなかった部分は、優秀コンシーラーで丁寧に馴染ませていきます。面でカバーするのではなく、ピンポイントに点で肌のノイズを消していくイメージです。コンシーラーはパレットタイプなら、色みをブレンドできるのでお勧めです。美肌印象へと肌を更新しましょう。

2021年2月17日 12:00

ベースメークが思い通りにいくと、その日のメークはほぼ成功といってよいほど気分が上がります。保湿効果があるベースと透明感ある滑らかな肌を実現するファンデーションならマスクの日常に肌の負担もなく、リュクスな肌に仕上がります。

2021年8月17日 12:00

2021年『美ST』9月号掲載 撮影／当瀬真衣（TRIVAL）〈人物〉、 五十嵐 洋〈静物〉　ヘア・メーク／岡野瑞恵（STORM）　スタイリスト／平沼洋美　取材／中井川桂子　編集／小澤博子