上白石萌歌さんの知られざる素顔を覗き見!【おうち時間の過ごし方、リラックス方法etc…】

圧倒的な透明感と、見る人を惹きつける演技力。そして透き通るような美しい歌声…。ピュアな魅力でアラサー世代の心をくすぐる上白石萌歌さん。テレビや映画で目にするだけでこちらの心まで清らかになれそう…そんな萌歌さん、このところグッと大人になったと話題なんです! 主演映画『子供はわかってあげない』の公開にあわせて、萌歌さんにすっかり魅せられているアラサー編集&ライターが、インタビューしてきちゃいました!

PROFILE

上白石萌歌●2000年2月28日、鹿児島県生まれ。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションで史上最年少の10歳にしてグランプリを受賞し芸能界入り。2012年女優デビュー。2018年公開の『羊と鋼の森』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。数多くのドラマ、映画、舞台に出演する傍ら、J-WAVE「GYAO! #LOVEFAV」でのラジオナビゲーターやadieu名義でアーティスト活動も行うなど、演技の領域に止まらない幅広い活躍を見せている。

おうち時間の知られざる秘密は…〇〇がダサいこと!

CLASSY.ONLINE(以

CLASSY.ONLINE(以下、C):今回萌歌さんのインタビュー取材が決まって、この日を心待ちにしていました! 萌歌さんって見る人を癒す不思議なパワーをお持ちだと思うんです。お会いできてうれしいです!

そう言っていただけるなんてなんだか恐縮です(笑)。でもうれしい! ありがとうございます。

C:先日朝のTV番組で歌を披露されていましたが、堂々としていて大人の余裕を感じました。普段あまり緊張はしないですか?

いやいやいや! 緊張しますよ。あの日もずっと緊張していました。マイクを持つ手がつっちゃって(笑)。緊張をすると、力みやすいんですよね。歌い終わったあとはすごくホッとしました。歌はまだまだ始めたばかりなので、不慣れだから余計に緊張するという面もありますね。でも、年を重ねるにつれて、年々緊張しやすくなっているんです。デビュー当時の12歳ぐらいのほうが、度胸がありましたね。幼い故に世間をわかっていなかったからかなとも思いますが、今より度胸があったように思います。

C:緊張しやすいとは意外でした! 萌歌さん流のリラックス方法はあるのでしょうか?

家での時間をすごく大切にしています。一日のやるべきことを全部終わらせて、お風呂も入って、パックとかしながらベッドに横になる、何もしない時間が一番幸せなんです。本当に何も考えずに、頭の中が真っ白な時もありますし、友達とどうでもいいことを電話したりする時もあります。そういうなんでもない時間が意外と大事なのかなと思っていて。役作りで頭がいっぱいだったり、時間に追われてがんじがらめになっている時に、ふっと気が抜ける時間を持つことで、フラットな自分に戻してもらっています。

C:お家時間での萌歌さんの知られざる秘密を一つ教えてもらえませんか?

そうですね…寝巻きがめっちゃダサいです、私(笑)。ザ・パジャマみたいな一着と、あとは外に着て出かけられないくらいダサいTシャツがたくさんあるので、それを着たりとか。外で着られないけど捨てたくもないから、家で着るしかないんです(笑)。

C:俳優業にアーティストとして

C:俳優業にアーティストとしての活動…私たちの見えないところでかなりストイックに努力をされていると思いますが、反対に「私ってズボラ!」と感じることはありますか?

たくさんありますよ! 私は生活のベースがしっかりしていなくて。整理整頓も苦手ですし、よく貴重品をなくしたりもしますし…。とにかく忘れがちで、落としがちです(笑)。一番抜けているなと感じるのは、心が乱れるとそれに伴って部屋も乱れがちなところですね。気持ちの余裕がなくなってしまうと、ちょっとした整理整頓もできなくなってしまうんです。

C:一つのことに没頭してしまうタイプでしょうか?

それもありますし、純粋に忙しくなると家にいる時間があまりなくなってしまうのもあります。あ…でも、時間があるのにできないこともありますね(笑)。本当に危機感を覚えてからでないと動けないので、それは直したいところです。

周りからはしっかり者と言われるけれど…

C:萌歌さんはすごく穏やかなイ

C:萌歌さんはすごく穏やかなイメージなのですが、逆に最近感情が揺れ動いたこと、何かありましたか?

それこそ、散らかっている部屋を見ると、ちょっと凹んでイライラもしますね(笑)。良くない感情の高ぶりなんですけど、なんでこんなことになっちゃったんだ!って。良い高ぶりでいうと、最近見た映画がとても良くて感情が揺り動かされました。通信オペレーターが音だけの情報で事件を解決していくストーリーなのですが、そのオペレーターの強い信念に感動しました。

C:役の心情に寄り添って映画鑑賞することが多いのでしょうか?

そうですね。もともと小説を読むことが好きなんです。小説って文字だけだから、それ以外の部分って自分でどうにでも想像できるじゃないですか。そうやって主観的に解釈していくことが好きで。なので、作品に登場する役の心情に寄り添いつつも、自分の感じ方や物事の捉え方を織り交ぜて作品を解釈していく感じです。

C:俳優業だけでなく多彩な才能

C:俳優業だけでなく多彩な才能を発揮されていてとても器用に見えますが、ご自身では自分のことをどんなキャラクターだと感じますか?

なぜか、すごくしっかりしたイメージを持たれがちなんですよね(笑)。でも、できないことがいっぱいあるんです…。小学生の頃は運動も勉強も苦手な自分を、“のび太くん”だと思っていました。そういう時期があったので、自分では器用さはまったく感じないんです。

C:今の大活躍からは想像つかないですね!

今は自分の才能を発揮しやすい場所に身を置かせてもらっているんだという、ありがたさを感じています。それにすべてのことは“自分の好き”でやっていることなので。自分でやりたくてやっていることなので、追求心とか向上心が自然と生まれているのかなと思いますね。

C:役者やアーティスト、声優、ラジオパーソナリティーなどそれぞれのシーンで、ご自身の見せ方などは意識しているのでしょうか?

どんなシーンだから、どんな自分にしようか、みたいなことはあまり意識していないです。ただ、全部すごく違う自分が必要になるな、とは感じていて。例えば役者の時には、演じる役を借りて自分とは違う“その役”の人生を歩んでいる感覚。一方で歌は、本当に自分自身というか、私そのもので歌っています。それぞれ違う筋肉を使っているので…。毎日違う人生を生きているような。そんな感じがしていますね。

映画『子供はわかってあげない』8月20日(金)より全国公開!
第24回手塚治虫文化賞・新生賞を受賞した田島列島氏の同名漫画を実写映画化。高校2年生で水泳部の美波(上白石萌歌)は、書道部のもじくんこと門司(細田佳央太)との出会いをきっかけに、幼い頃に別れた父親の居所を探しあてようとして…。悩みながらも成長していく姿を描く、青春ストーリー。

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撮影/IKKI FUKUDA ヘアメーク/舩戸美咲 スタイリング/道端亜未 取材/川端宏実 編集/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)