演技の仕事は時間をかけて準備して、役にのめりこめるところが魅力です

ドラマ『DIVE!!』で天才的な飛び込み選手を演じているHiHi Jetsの作間龍斗さん。４カ月間の練習を積んだ飛び込みシーンは圧巻です。
「正直、練習は嫌でした（苦笑）。寒いし痛いし、プールの深さにも慣れないし。鼻の奥まで水が入るので、帰りの車中で水が鼻血みたいにたらーっと出てくる（笑）。でも自分の成長がわかるのは楽しかった。オリンピック経験者のコーチやオリンピッククラスの選手と同じ環境で練習できて、大技を成功させるとみんな拍手してくれる。努力が報われる感覚を一緒に共有してくれる温かさも嬉しかったです」
演じる富士谷要一は、金メダルを目指し練習を続けるクールな役どころ。
｢ストイックで完璧なアスリートながら、親との関係など10代らしい不満や怒りもあって彼なりに感情の起伏もある。困難も一人で乗り越えていこうとする姿を見てもらえれば」
秋には映画初出演作となる『ひらいて』が公開。ヒロインの相手役を務めます。
｢出演が決まるまで『やりたい、やりたい』ってドキドキしてたので、『おめでとう』って台本を渡された時はめっちゃ嬉しかったです。プレッシャーや不安は、監督さんとプロデューサーさんとお会いしていろいろ話をしてから感じ始めました。それまではウキウキだったけど（笑）」
役柄はヒロインが片思いする“悲しい目をした地味男子”西村たとえ。
「感情があまり見えない不思議なコです。ややダークな男子だけど、それだけでは完結しないような…」
地方ロケでは一人で部屋で過ごす時間も長く、孤独だったとか。
「重い内容の作品だったので、役にハマりすぎちゃって。気分を変えようとメンバーに電話したり、近くの川で石投げたりしてました（笑）」
それでも演技の仕事は楽しいそう。
「時間をかけて準備して、役にのめりこめるところがいい。いろんなことに本格的に挑戦できるのも魅力です」
自身の性格は「ポジティブにもネガティブにもなりやすく、面倒くさいところがある｣とか。ジャニーズJr.内では平和主義と言われているそう。
「怒るのも怒られるも面倒だからですけど。事を荒立てず、大人しく話そう？って（笑）。メンバーには気を使わなくていいからラクだと言われます。俺の場合、何しても怒らないし。誰もが満場一致でイラッとする時以外はイラつかないし（笑）」
実は運動能力の高さも有名な彼。年上女子の読者に自己PRするなら？
「ジャニーズっぽくないと言われることもある僕ですが、キラキラだけじゃない人間臭い感じを楽しんでもらえればと思います。演技のお仕事も頑張りますので見てください！」

作間さんの５つのWish List

Q.いま一番やりたいことは？

映像制作。いまドラマを撮っていますが、カメラや照明などの機械が大好きで、自分の一眼レフカメラでメイキングのさらにまた裏のメイキング動画を撮ってます。完全にプライベート用ですが、仕事ごとにドキュメンタリー的な動画を溜め撮りして編集してファイルにまとめるのが習慣になってますね。趣味の範囲内ですが、さらに加速させたいです。

Q.いま一番行ってみたいところは？

金沢！行きたくてしょうがないんですよ。一人で落ち着いた旅がしたいなって思って、新幹線で日帰りもできるところを調べた時、金沢ならギリ行けるかなって。駅の近くに茶屋街があって兼六園があって、一人で行くのにも魅力的な街だなあと思って。いま一番行きたいところですね。

Q.いま一番会いたい人は？

先輩の生田斗真くん。HiHi Jetsに入りたいって言ってくれていて。去年のJohnny’s webのクリスマス企画でも「生田斗真（HiHi Jets）」って書かれていて、ファンの方たちにはHiHi Jetsの6人目のメンバーと言われているくらい。HiHi Jetsが好きと言ってくださるのは嬉しいですし、その真相を確かめたい。生田くんとはかなり前に挨拶をさせていただいたくらいなので、ちゃんと会ってお話をしてみたいです。

Q.いま一番欲しいものは？

欲しいものはめちゃめちゃありますよ。一番だと……コーヒーメーカー。サイフォン式のコーヒーメーカーがインテリアとしてもお洒落でいいじゃん！と思って。二番は映像制作に使うドローン。いまは手軽で高性能なものが出ているので。一人旅だと撮影にも時間を費やせるし、映像で思い出を残しておきたいんです。

Q.いつか叶えたい夢は？

ローラースケートの開発に携わりたいです。実際に使っていて、ここをこうしたらいいのになって思うことが結構あるんです。ローラースケートって新モデルも出ないし、光GENJIさんの時代から機能的にはあまり変わってなくて……。ステージ用にいろいろ開発できたら楽しいのになって思います。

取材・文／駿河良美　再構成／Bravoworks.Inc