建築家・谷尻誠さん“毎日でも通いたい店”の鉄板「サバチャーハン」
今回のゲストは、谷尻誠さん。住宅、オフィス、ホテル、ショップ、公園など多岐にわたって空間をデザインし、そのどれもがユニークなアイデアで話題をさらう。お話を伺ったところ、実はひとりでご飯に行くのはとても苦手とのこと。「外食は好きなのですが、必ず誰かを誘うか、家族で行きます。食事って誰と食べるかがとても重要だと思うので」そんな谷尻さんが、ひとりでも食べに行くことができる居心地いいお店とは?
※掲載中の情報は取材時(2021年4月上旬時点)のものです。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、施設の営業日や営業時間等は変更になっている場合があります。 詳しくは各HP等でご確認ください。
〈今月の推薦者〉
谷尻誠さん
「居心地がよいお店は、美味しいがさらに増す。
だから何度も足を運ぶ」
「友達に連れて行ってもらって以来、通うようになりました。ラグジュアリーなお店は、年に数回の特別な日に。毎日行きたいのは、お風呂上がりにスウェットで行けるような、こんな『うせがたん』みたいなお店。リラックスできて、居心地よく、美味しかったら、それが一番最高だと思うんです。僕は外食が好きですが、ひとりご飯がとても苦手で…。ひとりで食べても美味しくないんです。けれど、このお店は通っているうちにすっかり仲良くなり、話し相手にもなってくれるので、僕がひとりでも行ける唯一のお店。小腹が空いた時に立ち寄り、炒飯とレモンサワーだけさくっと食べて帰ったことも」
全てがちょうどいいお店。そこで頼むメニューもほぼ決まっているそう。この「サバチャーハン」に加え「白湯鍋」「ヤムウンケン」もお気に入り。
「もともと炭水化物が大好きなので、炒飯がメニューにあるとつい頼んでしまうんです。このサバ、梅、しそ、海苔が絶妙なバランスの炒飯は、鉄板メニュー。何杯飲んでも酔っ払わず、いくらでも飲めてしまうレモンサワーがあるのですが(笑)、それともとてもよく合う。食べて美味しい時は、素直に『うまっ!』と叫びたくなるもの。ここにはそんな料理ばかりがあるんです」
渋谷駅より徒歩10分の熊本料理居酒屋。仕上げに、ねり梅、青じそ、刻み海苔をのせた和風チャーハン。スモークしたサバを使っているのがポイント。「よく混ぜて食べていただくのですが、すべての味が組み合わさった時に感動してもらえるはず。サバと梅の相性がいいので、そのコンビネーションを大事にしながら、大人でも重たく感じないチャーハンを作りました。ひと通り一品料理をお出しした後に、最後に締めとして頼んでいただくことが多いです」。
和風チャーハン 一皿¥800
【SHOP INFO】
熊本バル うせがたん
東京都渋谷区神泉町10-17 コルベール神泉2F
☎:03-6416-3825
【月~金】11:45~14:30(L.O.14:00) / 17:00~21:00(L.O.20:00)
【土・祝】17:00〜21:00(L.O.20:00)
休:日曜
Profile
谷尻 誠さん
建築家・起業家。「SUPPOSE DESIGN OFFICE」代表取締役。広島、東京での2拠点生活で活躍する。東京のオフィスには「社食堂」を併設し、一般の人も食事が楽しめる場を提供したり、自邸の一部をテナントにして家賃収入でローンを返済する試みを始めるなど、建築を通し柔軟な発想で社会に新しい風穴を作っている。
撮影/MURAKNEN 取材・文/柿本真希 編集/渋澤しょうこ
VERY NAVY 6月号『「タキマキへの一皿」今月の推薦者:谷尻 誠さん』から
詳しくは2021年5/7発売VERY NAVY 6月号に掲載しています。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
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