もうクサくならない!梅雨時の「タオル」おすすめの洗い方

生活様式の変化にともない、“ニューノーマルな生活”として手洗いや手指の消毒などの衛生対策が日常の一部に組み込まれるようになりました。衛生対策への意識が高まるにつれ、帰宅後の洋服の菌やウイルスが気になる方も多いのでは?そこで今回は、ウイルス対策や抗菌、除菌対策にスポットを当てたお手入れ方法をプロが伝授!今回は「タオル編」です。

タオルは1日1回を目安に「こまめに取り替える」習慣を

洗面所やトイレのタオルは、毎日

洗面所やトイレのタオルは、毎日交換していますか?手を洗ったあと湿ったまま長時間放置すると細菌が増殖し、乾いたあとでも細菌が残っている可能性があります。このようなタオルで手をふくと、せっかくキレイに洗った手に、汚れ・細菌をこすりつけてしまうことに。
また外出時に使用するハンドタオルも、汗や皮脂、たんぱく質、菌がついていて、温度・湿度・栄養(汚れ等)の3つの条件がそろうと菌は一気に増殖します。1日使ったハンドタオルは、その日のうちにカバンから出して、洗うようにしましょう。タオルは一見汚れていないようでも、1日1回を目安に「こまめに取り替える」習慣をつけましょう。

タオルの効果的なお手入れ方法

洗濯しても残っているイヤなニオイには「つけおき洗い」が効果的!

イヤなニオイが気になるタオルは、「除菌」「抗菌」効果のある洗剤、漂白剤、柔軟剤を使って。消臭効果のある柔軟剤を使用すると、さらにニオイに効果的です。またゴワゴワした仕上がりにならないように、振りさばいて干すとふっくらします。

    イヤなニオイが気になるタオルは

    1.タオルをつけ置きする
    洗濯おけや洗面器に入れた40°C以下の水5Lに、洗濯1回分の洗剤を入れます。洗剤は、「使用量の目安」に書いてある水量30Lの時の洗剤量を入れます。抗菌効果のある高濃度液体洗剤(トップ スーパーNANOX ニオイ専用など)の場合は10gが目安。そこに、液体酸素系漂白剤(ブライトSTRONG 漂白&抗菌ジェルなど)を50ml入れます。(水1Lあたり10ml[キャップ1/4杯])その中へタオルを入れ、30分〜2時間程度つけおきします。

    イヤなニオイが気になるタオルは

    2.つけおき液ごと洗濯機に入れて洗濯する
    つけおきしたタオルは、つけおき液ごと洗濯機に入れ、洗濯します。ほかの洗濯物と一緒に洗濯してもかまいません。消臭・防臭効果のある柔軟剤を使用するとさらに効果的です。

    イヤなニオイが気になるタオルは

    3.振りさばいてから干して、ふっくら仕上げ
    ゴワゴワしやすいタオルは、干す前に数回軽く振りさばいてから干しましょう。干す前に数回振りさばくことでパイルが立ち上がり、ふっくらと空気を含んだ状態で乾くので、ふっくらと仕上がります。柔軟剤でさらにふんわり仕上がります。

    イヤなニオイが気になるタオルは

    振りさばくだけで、ふっくら感がこんなに違います!

教えてくれたのは…お洗濯マイスター 大貫 和泉さん

お洗濯マイスター 大貫 和泉

お洗濯マイスター 大貫 和泉
(消費生活アドバイザー、繊維製品品質管理士 健康予防管理専門士)
プロフィール:
洗濯用洗剤などの製品開発・調査に約20年携わってきました。母親としての経験と研究活動を融合し、日々のお洗濯に役立つ情報をわかりやすくお伝えしていきます。
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情報提供:
トップ スーパーNANOX https://top.lion.co.jp/products/nanox/
ソフランhttps://soflan.lion.co.jp/

構成/CLASSSY.ONLINE編集室