歌手AIさんの子育て「愛情表現が激しいだけに怒るパワーもすごくて反省も」
子育てに家事と、目まぐるしい忙しさの毎日の中でふと訪れるひとときに、救われたことはありませんか。いつも笑顔で頑張る素敵な人たちにも大切にしている大人時間がありました。
今回は、誰もが知るトップシンガーでプライベートでは5歳の女の子と1歳の男の子のママでもあるAIさんにインタビューしました。
※掲載中の情報はVERY4月号誌面掲載時(2021年3月7日発売時点)のものです。
〝夫と唯一の趣味「甘いもの」の時間に
ゆったりくつろいでいます〟
寝る前にちょっと一息
夫婦でスイーツタイム
夫とは食べ物も音楽の趣味も全く違うけど、唯一の共通点は「スイーツ好き」なこと。ちょっと贅沢なスイーツをお取り寄せして、子どもが寝静まった夜に、夫と二人で映画やテレビを観ながらゆっくりするのが私の大人時間です。仕事から帰って、夕食にお風呂、片付けや明日の準備とやることはたくさんあるけど、寝る前に自分の時間を挟んで少し一息つきたくて。夫が不在で一人で過ごす時は、流行りの音楽を聴いてインプットの時間にあてることもあります。仕事上、インプットは必要だけど、子どもがいるとどうしても時間がないので、子どもが観ているテレビを自分のために活かすことも。たとえば、アンパンマンはどんなメッセージを伝えようとしてるんだろうと考えながら一緒に観ると、自分の歌詞にもアンパンマンの気持ちが入ってきたりするんです。思いやりや優しさがつまっているから学ぶことが多いし、乱暴な言葉も絶対に使わないから安心して観られる。いつも「何やってるの! 早く早く!」ばかり言っている私からすると、アンパンマンは本当にすごいなぁって(笑)。
子育ては本当に大変だけど、こんなにしんどい試練を乗り越えたらすごく成長できるし強くなれる、絶対にいいことがあるはずって思いながら頑張ってます。
お気に入りのスイーツはベルマッシュ(https://minne.com/@ku0306ku)のマシュマロチョコバー。『365日アボカドの本』(佐藤俊介/PHP研究所)は長男がアボカドにハマっているので、レシピの参考にしています。『コンクリートに咲いたバラ』(トゥパック アマル・シャクール/河出書房新社)、『夢占い大全』(マドモアゼル・愛/西東社)
ネガティブな気持ちでも
共有することって大事
思ったことは溜め込まずに言うタイプなので、夫と喧嘩になることもあるけど、「なんで私がイライラしてるか見てないでしょ? 今日はこんなことがあって大変だった。同じことをされたらあなたもこうなっちゃうよ」ってちゃんと伝えます。一人で抱え込むとイライラを通り越して病気になったり、自分のことが嫌いになっちゃうから、絶対に口に出したほうがいい。友達に話したり、髪を切る時の美容師さんでも誰でもいいから、共有するってすごく大事ですよね。
私も長女の時は何もかも初めてで、悩みがあっても仕事相手には話せないし、子育てが大変で仕事が疎かになったと思われたくなくて、つい無理をしたこともありました。けど、色んな人と会って話を聞いてみたら、みんなそれぞれ悩んでるんだと知って、気持ちが軽くなって。以前の音楽・テレビ業界は仕事一筋の人が多かったけど、最近はママも増えて話しやすくなったし、時代も変わったのかなって感じますね。
子育てのモットーは
愛情をしっかり伝えること
子育てで大事にしているのは、愛してるよときちんと伝えること。あなたはすごく大事なんだよって覚えていてほしいので、言葉とスキンシップで頻繁に伝えるようにしています。「なんでこんなに可愛いの? 食べちゃいたい!」と5歳の娘に言うと、「もう、わかったからぁ!」なんて言われたりして。愛情表現が激しい分、怒るパワーもすごくて反省することもしょっちゅうだし、夫婦喧嘩も激しめなのが今後の課題です(笑)。言霊というくらいだから、言葉ってとても大切。ネガティブになる時もあるけど、「Thank you」「I’m happy」と口に出して、ポジティブを心がけていこうって思ってます。
シャツ¥29,000 パンツ¥43,000(G.V.G.V/Carne Bollente) サンダル¥32,000(ASH) ピアス¥14,000(Bijou R.I)
●AI
LA生まれ、鹿児島育ち。本場のゴスペル音楽に学んだソウルフルな歌声が人気。2000年のデビュー以降、紅白歌合戦への出演や数々のヒット曲で誰もが知るトップシンガーに。私生活では5歳の女の子と1歳の男の子のママ。
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20周年記念ミニアルバム
『IT’S ALL ME–Vol.2』が発売中!
2月24日、デビュー20周年記念シリーズの第二弾としてミニアルバムがリリース。海外大物プロデューサー達と制作した楽曲や、国内トップ女性ラッパー・Awichとの話題のリミックス等、音楽性に富んだ全6曲が収録されている。
撮影/福本和洋 ヘア・メーク/小野明美 スタイリング/後藤則子〈Post Foundation〉 取材・文/宇野安紀子 編集/城田繭子
*VERY2021年4月号「わたしの、たまには大人時間」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。