【JO1河野純喜】就活をしていた大学生がJO1のセンターになるまで

存在感のあるパワフルボイスで注目を集めるJO1の河野純喜さん。3RDシングル「CHALLENGER」ではセンターを務めます。オーディションに参加した2年前までは、歌もダンスも未経験で、就職活動をしていたごく普通の大学生だった彼が、21歳にしてアーティストという夢をつかんだ経緯を聞きました。

歌を仕事にする、それは絶対に叶わない夢だと思っていた

河野さんにはデビュー時から取材をさせてもらっているが、取材中に見せる姿は、いつでも優しくてカッコいい。スタッフへの温かな気づかいや仕事への真摯な姿勢は、どうやらアシタカへのリスペクトによるものだったらしい。そんな真っすぐな彼が、なぜ「歌を仕事にする」ことから目を背けてきたのか―。

歌を仕事にする―、それは遠くにある“夢”であって、絶対に叶わないものなんじゃないかな、と自分で勝手に思ってしまっていて…。歌を真剣に学ばないまま、高校生の頃に一縷の望みに賭けてオーディションを受けたけれど、やっぱりダメで。高校3年生になって『今からレッスンなんて無理やな…』と、大学受験をしました。だけど大学時代も、何となく歌への夢が捨てきれなくて。でもしっかり歌を学ぶことはせずに自己流で練習して、オーディションを受けてみるけれど落ちる…、の繰り返し。あっという間に大学4年生になって、何となく就職活動をスタートしました」

 

夢をつかむためには、何でもいい、挑戦することに尽きると思います

“夢”を仕事にする―。河野さんにとってすら、夢は時に目を背けたくなってしまうほど眩しいものだったらしい。そして、「夢は叶わないもの」と諦めそうになった瞬間も一度や二度ではないのだろう。それでも、夢を一度つかんだ彼は、未曽有の状況で思うような活動ができなかったデビューイヤーも、ひたむきに前へ突き進む姿でファンを照らし続けてくれた。

「今後の夢ですか? JO1としては、もっともっとパフォーマンスを認めてもらえるように頑張って、いずれはドームツアーやワールドツアーをやりたい。個人的には、音楽的にもっと強い存在になりたいです。歌唱スキルも上げたいし、作曲や作詞、楽器も頑張っています」

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カメラマン/山本雄生 スタイリスト/井田正明 取材/亀井友里子 編集/岩谷 大