話題作に多数出演・板垣李光人さんにインタビュー!ジェンダーレスなビジュアルが魅力的♡
今注目の人に迫るインタビュー連載「shutter」。今回登場するのは「約束のネバーランド」「今際の国のアリス」など話題作に軒並み出演している俳優・板垣李光人さんです。子役時代から積み上げた実力派俳優としての顔を持つ一方、最近ではジェンダーレスなビジュアルと独特な感性を生かしたファッションセンスで脚光を浴びるように。そんな次世代の先駆者とも言える板垣さんに伺ったのは「自己表現を楽しむ姿勢」。美しさを意識するようになった理由、自分らしさを貫き続けることで得られる強さなど、とても19歳とは思えない大人顔負けの丁寧な口調で語ってくれました。“誰一人否定したくない”という板垣さんの優しい一面が所々に滲み出ているインタビューにご注目を。
板垣李光人プロフィール
2002年1月28日生まれ。2018年の「仮面ライダージオウ」で注目を集める。現在NHKドラマ「ここは今から倫理です。」のほか、映画「ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~」に出演。大河ドラマ「青天を衝け」をはじめ、W主演を務める4月期ドラマ「カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜」の出演を控える。
Interview
Q.ジェンダーに囚われないファッションやメイクを発信し、注目を浴び続ける板垣さんですが、ご自身の中で自分を自由に表現していこうと思ったきっかけはありますか?
板垣さん
ここまでメイクを楽しめるようになったのはここ1、2年なんですが、自分を自由に表現するようになったきっかけはドラァグクイーンの方たちの動画を見たこと。SNSでたまたま流れてきたメイク動画やメッセージ動画を見て、自分の好きなように自分を彩っていく姿に惹かれました。すごくエネルギッシュで、強さを感じるんです。その強い姿がとても美しくて、自分も自由に自己表現していきたいなと。人生は限られているし、消極的になっていたらもったいないと思うようになりました。
JJ編集部
板垣さんも自由に表現を楽しんでいる時、強くなった気分になりますか?
板垣さん
なりますね。強いファッションやメイクをしている時は特に。ある意味武装なので、戦いに行くような気分になります(笑)。
JJ編集部
自由=自分らしさにも繋がってくると思いますが、ありのままにファッションやメイクを楽しむ秘訣はありますか?
板垣さん
僕の中での自由は本能のままに、自分の勘だけを頼ってファッションやメイクに向き合っていくことだと思っているんですが、自由って単純な二文字ですけどすごく難しいことで。自分が置かれている環境、悩みは人それぞれだと思うので、自由に楽しむにはこれをすればいい!みたいな正解はないです。ただ身近な人の理解や信頼を得ることは一つの手ですかね。外ですれ違う人はもう一生会うこともないでしょうけど、両親や友達は当たり前のように付き合っていくし、一人理解してくれる人がいるだけで外に出ていく勇気が持てる。僕の場合は両親がそうでした。一番身近で一番難しい存在だとも思いますが、自分にとって近い存在の人とどう向き合っていくかは自分らしく楽しむカギになる気がします。
JJ編集部
自分を受け入れてくれる人が一人いるだけで、世界が明るくなりそうですね。
板垣さん
ただ自分が「自由でいいんだよ」という発信をする中で、自由じゃなきゃいけないみたいな発想には行きついてほしくないと思っていて。周りを気にせず自由に楽しみたいって思うのも一つの生き方ですし、周りを気にしながら生きていくのも一つの素敵な生き方で。自分が苦しまない生き方を選択できればいいのかなと思います。
JJ編集部
周りというキーワードが出ましたが、板垣さん自身は周りからの意見とどう向き合うことが多いですか?
板垣さん
どんなことにも肯定と否定の意見があると思うので僕自身はどちらも受け入れますが、好きでいてくれる人たちの愛を大事に受け取りたいなと思っています。僕の場合「自分が好きなことをやってます!どうぞついてきてください!」みたいなスタンスなので、そこについてきてくれる人の存在がすごく有り難いんです。ただ否定派を排除しようとする動きは多様性じゃないと思うので、嫌いなら嫌いで全然いいですし、その人たちが自分の大事なものを奪うことはできないなと思っています。
Q. 19歳とは思えないほど落ち着きのある板垣さん。壁にぶつかった時はどのように乗り越えようとしますか?
板垣さん
なるべく壁の低いところを探すというか…超えられそうな壁を見つけたり、壁にぶつからずに別ルートを探して回避しようとしますね。それでも悩んだときは、自分の中である程度考えた上で誰かに聞くことが多いです。自分の意見も提案しながら、第三者として客観的に見たらどう思うかを聞きます。
JJ編集部
切り替えがすごく早いということは、悩みもあまり溜めないタイプですか?
板垣さん
そうですね、自分に関する悩みはあまり長引かないですけど、服をどうしようかは毎日ずっと悩んでますね(笑)。買っちゃおうかな、どうしようかなって。
記事の全文は
Twitter:
Instagram:
<衣装>
コート¥440000ブラウス¥160000パンツ¥130000ロングブーツ¥192000スカーフ¥56000リング[右手]¥58000リング[左手]各34000(すべてGUCCI/GUCCI JAPAN)
Photography_Genki Ito(symphonic)
Hair&Make-up_ NAYA
Stylist_Erika Abe
Text_Yuri Tokoro
Design_Yuko Shiga(Ma-hgra)
Composition_Aya Takahashi