【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 14本目/100
「こんな食材、春巻きにならないかな?」など、
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
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「鯖のリエットとゴボウの春巻き」
時々、鯖の水煮缶でリエットを作るのですが、ふと、春巻きにできないかな? と思いました。ゴボウがあったので一緒に巻いたら、じんわりと美味しい。1缶でリエットと春巻きができるので、ちょっと得した気分。まずは、リエットをカリカリに焼いたパンにのせて1杯、そして春巻きで2、3杯。鯖缶エライ! 台所に常備しておきたいもののひとつです。
【鯖のリエットの材料】(作りやすい分量)
- 鯖の水煮缶…1缶
- 赤玉ねぎ、または玉ねぎ…1/6個
- クリームチーズ…大さじ2
- コリアンダーシード…小さじ1
- 粒マスタード…小さじ1
【春巻きの材料】(3本分)
- 鯖のリエット(赤玉ねぎを入れる手前のもの)…大さじ3
- ゴボウ…20cm
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
- 塩…少々
【鯖のリエットを作る】
1.赤玉ねぎはみじん切りにして水にさらし、辛みを取る。
2.鯖の水煮缶は汁気をよく切りボウルに入れ、血合いや皮を手で取り除く。
3.クリームチーズと粒マスタードを加え、スプーンの背で全体が均一になるまで練り込んだら、コリアンダーシードを加えざっくり混ぜる。
4.春巻き用に大さじ3を別に取り分ける。
5.残りのリエットに、水気をギュッと絞った赤玉ねぎを加え、ざっくりと混ぜる。
カリカリに焼いたパンの上にリエットをこんもり盛って、黒胡椒または一味唐辛子を散らし最初の一品に。
さらし玉ねぎは、このレシピでは少量しか使いませんが、水気を切って冷蔵すれば3日ほど美味しく食べられるので、一個分作っておくとサラダや和え物に重宝しますよ。
【春巻きを作る】
1.ゴボウは5㎝長さくらいに千切りにする。
2.春巻きの皮の上に鯖のリエット(大さじ1)を塗り、上にゴボウを置き、なるべく平らに巻く。
3.フライパンにサラダ油を入れ、弱火で温めたら春巻きを入れ、そのままじっくり揚げ焼きする。
4.両面が美味しそうなキツネ色になったら油を切り、半分に切り分け塩を添える。
【合わせたいお酒】
リエットも春巻きもスパイシイさがある赤ワイン。もしくはギネスなどの黒ビール。
動画でも紹介しています!島田さんによるコツなども聞けます!
【バックナンバー】
1本目:原木シイタケと生ハム、ゴルゴンゾーラの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子