植松良枝さんの「休日に仕込んで平日食べつなぐ」スープ2選
子供のお迎え、家に帰って夕ご飯を作って食べさせて……と夕方~夜のママの時間割りはどうしてもバタバタしがち。そんなとき、野菜がたくさん摂れて体があったまるスープがあれば、あとはお惣菜を一品でも足せば夕飯は完成! ちょっとだけ気持ちも軽くなるはずです。
自身の子育てもまたスープに救われたという、料理家の植松良枝さんに、平日を支える具だくさんスープのレシピを伺いました。
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植松良枝さん
料理研究家。旬の食材を大切にジャンルに捉われない料理を提案。自宅やオンラインでのレッスンも人気。詳しくは植松良枝さんのインスタグラム、@uematsuyoshieをチェック!
リボリータ
野菜と豆とパンを煮込むトスカーナの家庭料理。
これひとつで満足の〝完全食〟!
◉材料
A |
セロリ……1本
たまねぎ……中1個 にんじん……大1本 |
B |
トマト……大1個
ゆで大豆……⅔~1カップ ローリエ……1枚 水……1,000〜1,200㎖ |
赤パプリカ……½個
菜の花……1束
ベーコン……2〜3枚
赤唐辛子……1〜2本
にんにく……1片
オリーブオイル……大さじ3
バゲット……5〜8㎝分
塩……小さじ1と½
オリーブオイル……適量
パルミジャーノチーズのすりおろし……適量
◉作り方
1 Aと赤パプリカはすべてみじん切り、トマトはヘタを取り皮をむき1㎝角に、菜の花は1〜2㎝幅に、ベーコンは1㎝幅に切る。
2 鍋にオリーブオイルとつぶしたにんにくを入れて中火にかけ、にんにくの表面がきつね色に色づいてきたら唐辛子(ヘタと種を取り、ちぎる)とAを加える。野菜の水分がなくなり、甘い匂いに変化してくるまでフタをしながら7~8分弱火で蒸し焼きにする。
3 ❷にベーコンを加え炒めたら、菜の花と赤パプリカを加えてさっと炒め、Bを加えてひと煮立ちさせる。弱火にしてそのまま30〜40分煮て塩で味つけする。バゲットを入れ、鍋の縁でつぶしながらスープになじませる。
4 器に盛り、パルミジャーノチーズを適量のせ、オリーブオイルを回しかける。
YOSHIE’s comment
Aの野菜は味のベースになるのでマストですが、菜の花以外にもブロッコリー、かぶ、なすやズッキーニなど、冷蔵庫にある好みの野菜を刻んで入れてみてください。
リボリータ を
キッシュ風オムレツ に味変!
キッシュ風オムレツ
◉作り方
1 耐熱皿の内側にオリーブオイルをうすく塗る。卵(3個)、生クリーム(100㎖)、塩(小さじ⅓)をよく混ぜ合わせ卵液を作る。
2 汁気を切ったリボリータに❶を加えてなじませ、耐熱皿に流し入れる。
3 トースターなら弱で、オーブンなら180℃で、20〜25分焼く。
サーモンチャウダー
野菜もタンパク質もしっかり摂れて、
クリームシチュー感覚で食べられる!
サーモンチャウダー
◉材料
A |
じゃがいも大……1個
たまねぎ大……½個 にんじん……½本 |
赤甘塩鮭……3切れ(180g)
ベーコン……2〜3枚
ほうれん草……120g
バター……30g
小麦粉……大さじ1
牛乳……300㎖
水……300㎖
塩……約小さじ⅔
◉作り方
1 Aの野菜をすべて1.5㎝角に、ほうれん草は2㎝幅に切る。鍋にバターを入れて火にかけて溶かし、たまねぎとベーコンを入れて中火で炒める。たまねぎが透き通ってきたら小麦粉をふり、炒め合わせる。
2 じゃがいも、にんじん、水を加えてフタをし、煮立ったら鮭を入れて弱火にし、6〜7分煮る。
3 じゃがいもに火が通ったら牛乳を加えてひと煮立ちさせ、すぐにごく弱火にして2分煮る(ふきこぼれに注意)。塩で調味する。
YOSHIE’s comment
あさりではなく下処理いらずの鮭で作るチャウダーは子供ウケ間違いなし。甘塩鮭から十分出汁が出て全体の旨味が増すので、味の調整はシンプルに塩のみで。
サーモンチャウダー を
カレードリア に味変!
カレードリア
◉作り方
1 小さいフライパン(直径18㎝程)またはスキレットにチャウダーの液体(300㎖)とご飯(1膳分)を入れたら、カレー粉(小さじ1)を加えてスプーンでよくなじませる。
2 チャウダーの具材(適量)を全体に散らしたら中火にかける。ぐつぐつと煮立ってきたら溶けるチーズ(40g)を広げて、フライパンを傾けながら全体に火を通す。チーズが溶け煮詰まったら完成。
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料理・スタイリング/植松良枝 撮影/福本和洋 取材・文/藤井そのこ 編集/鈴木恵子
*VERY2021年2月号「具だくさんスープがあれば、夕飯はなんとかなる!」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。※レシピの分量は約4人分です