【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 12本目/100
「こんな食材、春巻きにならないかな?」など、
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
12/100
「はんぺん、アボカド、韓国海苔の春巻き」
おでんの翌日のおかずに、はんぺんのはさみ揚げがよく出たものです。チーズとハムを挟んでフライにしたもので、冷めても美味しく、お弁当に入っていると嬉しかった。あの「カリフワ感」を春巻きにしてみました。大人の私たちには少し刺激が欲しいので、柚子胡椒をアクセントに。辛いのが苦手な方は、替わりに生ハムでも美味しいですよ。
【材料】※3本分
- 春巻きの皮…3枚
- はんぺん…1/2枚
- アボカド…1/2個 ※余った残り半分のアボカドを使ったポテトサラダのレシピは、後ほど公開!
- 韓国海苔…3枚(なければ焼き海苔1/2枚)
- 柚子胡椒…小さじ1
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
- 塩…少々
【作り方】
1.はんぺんは縦に三等分に、アボカドは縦6枚にスライスする。
2.春巻きの皮に、はんぺんを載せ、上にアボカド2枚を置き、柚子胡椒を薄く塗り、韓国海苔をひと口大にちぎって被せ、巻く。
POINT:はんぺんが膨らむので、あまりギチギチに巻かないようにしましょう。
POINT:海苔は、食べやすいように、ちぎって使いましょう。
3.フライパンにサラダ油を入れ中火で温め、春巻きを並べ、そのまま中火で揚げ焼きする。
4.全体がキツネ色になったら、火から下して油を切り、斜め半分に切り分け、塩を添える。
【合わせたいお酒】
ハイボール! レモンがあったら、ぜひ添えて。
春巻きは、切る? 切らない?
「前々回の、春菊の葉の春巻きは、葉をざく切りにした方がよいのでは?
春巻きは、切らずに1本そのままで食べたい派なので、葉がデロンとなって食べにくいかも」とのご指摘をいただきました。
確かに、中華料理屋さんの春巻きは、切らない場合が多いです。具にもよりますが、その方が、かぶりつく楽しさが大きいかしらと思い、切らないバージョンを作ってみました。
結論。春巻きを切らないで食べたい場合は、2㎝長さにざく切りしましょう。
そして、春菊の味わいが、より強くなり食べ応えが増します。
ただ、春菊を切って作る場合、油の吸いが、より多くなった気がしました。なので、油は少な目で短時間で揚げ焼きした方がよいです。どちらがよいのかは好みですが、切るのと切らないのでは、大きく味わいが変わります。
作り手として、まだまだ修行が足りないと痛感。この連載では、春巻きによっての切り分け方も書いていますが、みなさんの好みの食べ方を軸にして、レシピから少し離れて作ってみて、「こっちの方が美味しいのでは?」と、突っ込んでいただけたら、これほど嬉しいことはありません。
このような叱咤激励、いつでもHERS編集部まで、お待ちしています。
動画でも紹介しています!島田さんによるコツなども聞けます!
【バックナンバー】
1本目:原木シイタケと生ハム、ゴルゴンゾーラの春巻き
【プロフィール】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
公式サイト
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子