【レシピ】料理家ワタナベマキさんの「私の愛するすり鉢レシピ」⑧
料理家という仕事柄、たくさんの器や調理道具をお持ちのワタナベマキさん。
そんなワタナベマキさんがこよなく愛しているのが「器としても使えるすり鉢」です。
今回使うすり鉢は、益子で作陶を続ける原泰弘さんの作品。
ゆり根のがんもどきや、五平餅、前回の牡蠣の白味噌和えなどにも使用しています。
ぽってりとした厚みのある質感で、使い勝手抜群。
ささみと金柑のごま和え
旬の金柑とせりを合わせて、定番のごま和えにみずみずしさと爽やかな苦味をプラス。食材の組み合わせをひと工夫するだけでシンプルな和えものも、食卓を彩る一品に。
【材料】2人分
鶏ささみ肉…4本
金柑…6個
せり…1束
酒…大さじ2
白いりごま…大さじ3
A
黒酢…小さじ2
しょうゆ…小さじ2
塩…ふたつまみ
1.鶏ささみ肉は筋を除き、酒を加えた湯で1分半ほどゆでて火を止める。そのまま余熱で火を通す。
2.金柑は縦4等分にし、種を除く。せりはざく切りにする。
3.すり鉢に白いりごまを加えてすりこぎなどで半ずりにし、Aを加えて混ぜる。
4.3に水けをきった1をほぐして加えて和え、なじんだら2を加えてさっと和える。
「ごまは使う直前に半ずりにすることで香りが倍増し、ごま和えが見違えるようなおいしさに。ゆでたささみは水けをしっかりきるのもポイントです」
前回の記事はこちらから(牡蠣の白味噌和え)
[PROFILE]
ワタナベマキ:料理家。グラフィックデザイナーを経て「サルビア給食室」として料理家の活動をスタート・著書多数。新刊は『ほったらかしでおいしい!蒸しレシピ』(学研プラス)。
Instagramアカウントは@maki_watanabe
撮影/馬場わかな 文・構成/高田真莉絵