空中のオアシスで深呼吸、今注目のホテル「東京エディション虎ノ門」

今回ご紹介するのは、都内で今もっとも注目を集める「東京エディション虎ノ門」。木材や大理石等の自然素材がふんだんに使われた洗練された空間、窓に広がる都心のパノラマビュー、多彩な植栽など、何かと気ぜわしい今の私たちの日常生活を豊かにして、リフレッシュさせてくれる、地上140m“空中のオアシス”のようなホテルです。

世界からも熱い視線が注がれる街・虎ノ門に、2020年10月20日、急成長中のラグジュアリーライフスタイルブランド「エディション」の日本初上陸となる「東京エディション虎ノ門」がオープンしました。

「東京エディション虎ノ門」のロビーは、超高層複合施設「東京タワーゲート内神谷町トラストタワー」」の31階にあります。エレベーターを降りて、ロビーラウンジに入ると、高い天井(7.8m)と目の前に広がる都心のパノラマビューに思わずため息。そして、ロビーラウンジに置かれたたくさんの植栽に癒されます。なんと、25種類500株以上の植物に溢れているのですから!そのために、140トンの肥沃土が埼玉県から運び込まれたそうです。
ロビーの中央にあるのは白大理石が美しいバーカウンター。カウンター内にあるシェルフはガラスのデキャンタが並びます。このバーカウンター(28席)を中心に、テーブル席、ソファ席を自由に選んで、カクテルやアフタヌーンティーが楽しめるのです。

窓際に設けられたソファ席は、すべて異なった家具や小物が配されていますので、好みの席を見つけてください。周囲を囲むたくさんの植物がほどよい目隠しになり、個室のように落ち着きます。

天井の高い広々としたロビーラウンジで清々しいのと同時になぜかホッとする・・・と、感じませんか?その理由は内装デザインに採用された和の意匠。壁にはオーク材を使った“大和張り”(板を一枚ずつずらして少し重ねて貼る方法)が、そしてロビーラウンジそのものが、人々がさまざまな目的で集う寺院の境内をイメージし、庇を巡らせた二重構造になっているというわけです。(内装デザインは隈研吾建築都市設計事務所)
そして、同じく31階のロビーエリアにあるレストラン「The Blue Room」では、朝食・ランチ・ディナー、そしてウィークエンドブランチが楽しめます。サファイヤブルーのベルベットを使用した椅子と植栽のグリーンの美しいコントラストも洗練された印象。
※東京都のガイドラインに従い、営業時間の短縮やメニューが通常と異なる場合があります。最新の情報は店舗にご確認ください。
英国のミシュランスターシェフ、トム・エイキンズが指揮を執る、2021年春オープン予定のスペシャリティレストラン「The Jade Room + Garden Terrace」には“空中に浮かぶ庭園”としてデザインされたテラス席も。「The Jade Room + Garden Terrace」では、一世紀前の調理法にフォーカスしたという新しいコンセプトの料理が提供されるそうです。楽しみですね。
ゲストルームは206室。こちらが広々としたテラスを有する一室”ロフト テラス ダブル”(51〜61m2+テラス)。テラス付きのゲストルームは15室あります。 個人的にとても印象に残ったのは、31階のエレベーターロビーに置かれた倉俣史朗のアームチェア「How High the Moon」。そして、その横の壁に飾られたフォトグラファー・渡辺克巳(1941〜2006)が撮影した53枚のデジタルプリント。’60年代の新宿に集う人々が写し出されています。このほか1階のエレベーターロビーにある森万里子の彫刻作品「Birds II」ほか、館内のアートにも注目してみてください。

NAVY読者が活動するエリアの中心にある「東京エディション虎ノ門」は、利便性の良さも魅力の使い勝手のいい都市型ホテル。目的、人数、時間帯などさまざまなニーズに合わせて自由に使いこなしてみてはいかがでしょう。ときには一人で立ち寄ってゆっくりとお茶を飲むのもいいですね。

Profile

東京エディション虎ノ門

東京都港区虎ノ門4-1-1
03-5422-1600(代表)
客室:206
料金:1泊1室¥60,000〜(税・サ別)


取材・文/齋藤素子

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