【40代からの着物はじめ】着物をもっと楽しむ!着物ラバー5人の個性を引き出すおすすめ小物
着物は色々決まりごとがあって難しい?そんなことはありません。小物や香りを使って個性を出している着物が大好きな5名に私らしく着こなすアイデアを教えてもらいました。
1:着物で外出する時の必携品はまとめてセットしておきます
着崩れしたときや、急な天候の変化で着物を汚したくないとき、帯のお太鼓が崩れてしまったときにも安心な腰紐とピン。風呂敷は荷物をまとめるのに便利です。懐紙は必携。胸元や袂に入れたり、懐紙入れに入れてバッグの中に。
着付け教室に通いだし、自分で着られるようになったら、ちょっとした外出でも着物を愉しめるようになりました。最近は着物の奥深い魅力にハマってます。
2:小ぶりバッグは洋服と兼用。大判ストールはコート代わり
大判のカシミアの黒いストールがあれば、寒い時季のコート代わりにも活用できて便利です。車移動も多いので、カジュアルな洋服の時の羽織りものにも。ロエベやエルメスの小ぶりのバッグは和洋兼用で使い回しています。
毎年夏には、浴衣のイベントに参加していましたが今年は残念。友人の影響を受けて着付け教室にも通う予定。大人になってから着物の良さを実感中です。
3:いつも褒められるブローチを帯留めに代用
南青山、骨董通りの老舗セレクトショップ「アタリー」で購入したギンタのブローチは着けていると必ず褒められるアイテム。海外で購入した思い出のカメオのブローチも帯留めにするとインパクトがあっておしゃれ見えするのでお気に入り。
帯留めは小さいパーツながら、おしゃれのポイントに。全部を和装小物で揃えるより洋服の小物を取り混ぜて自分らしさを演出。帯揚げとの色合わせや、ブローチなどカジュアルな装いなら素材や、色、大きさなど自由に楽しめます。
センスある着こなしが評判で、長年ファッション誌のライターとしても活躍。さりげなく個性を取り入れた着物の着こなしは周囲からも評判。着物好きが高じて女将を体験したことも。
4:小物でコーディネートに遊びを洋服感覚で取り入れます
ヴァレンティノのスカーフは色使いが気に入って数年前に購入したもの。コートの衿元に巻いても顔まわりが華やかに。
スカーフを細く折りたたんで、帯揚げに。華やかな色や複雑な柄のスカーフが差し色になって印象が変わります。スカーフの1色を取って帯締めも変えると幅が広がります。
和服の時に腕時計はしないので帯の中に懐中時計のように仕込んで、根付を外に出します。根付は着物や季節によって色々変えて愉しんでいます。携帯ストラップのようなもので手頃なので、見つけたら購入。
大判スカーフをリメイクしてかぶせ帯に。帯にシミが残ってしまったものや、若い頃に使用したもので印象を変えたいものなど、大切な帯がさらに長く愉しめます。
きっかけは和の世界に興味を持ったことから。着付けの他に、日本舞踊、和裁も始めました。着物を着ると見える世界が変わってくる気がします。
5:着物に合わせて香りもチェンジ。印象深く惹きつけて
左は小紋に、右の2つは訪問着や付け下げに。上から、ペンハリガン ザ フェイバリット オードパルファム 100ml ¥22,500、グタール ル タン デ レーヴ オードトワレ 100ml ¥20,700(10/21発売)パルルモ ア ドゥ パルファム オリス タトゥー オードパルファム 100ml ¥23,000(すべてブルーベル・ジャパン)
ほんのりパウダリーフローラルの香りは訪問着や付け下げに。軽やかで可憐なフローラルの香りは小紋に。着物の格や種類で香りも着替えて気分UP。
2021年『美ST』1月号掲載 撮影/SHINTARO(静物) 取材/中井川桂子 編集/小澤博子