少女から大人へ成長途中のJJモデルたちはどんな未来を描いているのか。思い浮かべる「カッコいいオトナ」像、そして、今をどう感じ、過ごしているか––。彼女たちが綴る言葉が、JJ世代が目指す「カッコいいオトナ」になるためのヒントになれば幸いです。今回は、樋口日奈の決意表明です。

樋口日奈「カッコいいオトナ」への決意表明

自分の意思を大切に、道を切り拓く人が目標

「シンプルでラインのカッコいい服を着こなしている大人に憧れるので、ジャケパンコーデをオーダーしました」

^{ジャケット￥12000、ベスト￥7000、ハイライズパンツ￥9500（すべてseesbees）、右手人差し指リング￥2100、中指リング￥1500（ともにMignonjour／Room403 表参道本店）}

憧れるのは、周りに流されず、自分の意思を持っている人。これまでは空気を読んだり、相手のことを考えすぎて、自分の気持ちは後回しで、周りに合わせることが多かった私。でも最近、特に仕事においては、自分の意見を伝えたほうが結果、よくなることの方が多いなと感じています。今まではスタッフさんにも自分の意思を伝えられずにいました。自分で主張しないとチャンスを逃しちゃうんだなって実感した出来事があって、少しずつ自分の意見を表に出すようにしています。

自分を主張できるようになったのは髪型やファッションで自分らしさを追求し、自信が持てたことも大きいかな。自信がついたことで、ようやく自分は自分、人は人って考えられるようになり、人を羨ましく思わなくなったことも変化のひとつです。アイドル、モデル、女優。20代は経験を積んで可能性をもっと広げたい。空気を読む人から作る人へ––。目指す道に向かって覚悟も決まったので、あとは前に進むだけ。自分の意思を大切に、自ら道を切り拓く人を目指します。

撮影／佐々木大輔〈SIGNO〉　ヘアメイク／今関梨華〈P-cott〉　スタイリング／田臥曜子　取材／坂本結香　編集／鈴木ヒナタ

※この記事はJJ2月号を再構成したものです。