「骨格診断で選ぶいちばん似合う服」CLASSY.2020年12月号での結論!【骨格診断アナリストが診断】
CLASSY.2016年の5月号の『似合うシャツは〝骨格〟で決まる』企画を皮切りに、抜群の人気を誇る〝骨格診断〟メソッドを基にした、スタイリング紹介ページ。「CLASSY.ONLINE」では特別編として、骨格診断アナリストである本誌ライターの棚田トモコが本誌のスタイリングをすべてチェック!!その中から各骨格に似合うコーディネート、ベスト5をご紹介しています。 これを読めば、〝骨格に似合う〟はもちろんのこと、トレンドもCLASSY.らしさも兼ね備えた、コーディネートを知ることができちゃいます!
今回は、CLASSY.12月号を通して見た、総まとめ編です。
まずは3つの骨格の特徴をチェック!
▼▼▼自分の骨格を診断する!▼▼▼
「CLASSY.」2020年12月号で、各骨格に一番似合うベストコーデは?
骨格診断アナリスト棚田の結論!
ニューノーマルな生活に慣れてしまった、2020年後半戦。日々のライフスタイルの変化の幅は人それぞれだけれど、Beforeコロナと全く同じ人なんていないもの。CLASSY.世代の今を聞きたくて、先日、働くCLASSY.読者の皆様にオンラインで取材をさせてもらいました。withコロナ時代の働き方はどうやら大きく分けて3つ。出勤メインの人と、リモートワーク中心の人、そしてフリーランスとして働いていて、会社に属していないから、自宅はもちろん、カフェやシェアオフィスやら、ホテルで仕事をするという、かなり今っぽい働き方をしている人も。こんな風に働き方はさまざまだけれど、皆さんに共通していることは“楽ちん”であることや外出の機会が減ったからこそ自分を素敵に見せてくれる一着を選びたいというもの。そんな気分にリンクするのは、大特集『パンツのオシャレが変わってきてる!』。「最近、パンツの種類、かなり増えてない?」というCLASSY.スタッフのつぶやきがきっかけの大特集。その証言通り、これまで“カッコいい”だけになりがちだったパンツスタイルがフェミニンにも可愛くにも転べるくらいさまざまなものがラインナップされていました。私たちが今欲しい“楽ちんさ”や“自分を素敵にみせてくれるもの”を叶えるパンツスタイル、早速振り返りましょう。
【ストレート体型のパンツスタイルは、剛柔MIXが鍵】
きちんと感のあるものや直線的なものがよく似合うストレート体型。太すぎず、細すぎずなサイズ感のベーシックなかっちりとしたパンツは、もちろん正解ですが、こんなご時世だから、あまり頑張らずに、でも通勤にもオンライン会議にも自信を持って挑めるくらいのギリギリのゆるさ、なんならきちんと見えるのに実は楽ちんというくらいのスタイリングをしたいもの。それなら、剛柔MIXを意識したパンツスタイルをしてみて。つまり、スタイリングのどこかに“堅さ”を取り入れるというもの。“生地が硬い”とか、“かっちりとした印象”になるとか…。具体的なアイテムで言うと、ジャケットやシャツがその代表になります。それらをしっかりとした生地のパンツと合わせると、優等生な着こなしになってしまいますが、柔らかい印象のあるパンツ、たとえばトレンドのニット素材のものと合わせると、今っぽい着こなしが完成します。とはいえ、今季はニットパンツ自体にハリ(生地が堅め)があるものも多いので、よりスタイルアップを目指すなら、ちょっと堅めの生地のニットパンツをセレクトするのがポイントです。同じようなルールで、カジュアル見えするパンツ、たとえばジョガーパンツなども真面目に見えるアイテム、ジャケットやシャツなどと合わせれば、今年らしい着こなしになるだけでなく、カジュアルが野暮ったくなってしまいがちなストレートタイプのスタイルアップにひと役。通勤が多い人も、リモートワークが多い人も、ニットパンツやジョガーパンツは“楽ちん”なご自愛アイテムなのでぜひこの剛柔MIX技を取り入れてみてください。
【ウェーブ体型は柔らかさと華やかさを意識して】
パンツスタイルよりスカートスタイルのほうが得意なウェーブタイプがパンツをはくときは、柔らかさや華やかさを意識するとうまくいきます。生地が柔らかいとか、色合いが柔らかいとか、光沢があるとか。あとは、スタイリングを全体で見たとき、どこかカーヴィーなシルエットであるとか…。こういうものをセレクトすることで、ウェーブタイプらしい丸みが出て、パンツスタイルもさらりと穿きこなせます。今季は柔らかなパンツの代表、ニットパンツや落ち感たっぷりのプリーツパンツ、キャミデザインのサロペットもたくさん出ているのでご安心を。履くだけで意外にしっくりきた…なんてことになるものが多いですよ! また、ウェーブタイプは、パンツを選ぶときは長さにこだわるのもポイントです。下半身に重心がある骨格タイプなので、長すぎるのは禁物。一番似合うのはクロップト丈ですが、そうでない場合、とくに普通の丈だと寂しい印象になりがちなので、トップスや小物でコーディネートを盛り上げる工夫を忘れずに。ベーシックなパンツやちょっと幅の太いパンツをどうしてもはきたいときは、旬のボリューム袖ブラウスなどと合わせて、どこか可愛らしいエッセンスを注入するとうまくいきます。
【ナチュラル体型の女らしいパンツスタイルは、ボーイッシュなパリジェンヌがお手本】
カッコいいものや、ゆるっとしたものが得意なナチュラル体型は、パンツは得意なアイテム。唯一苦手なのは、骨格タイプの特徴である、がっしりとした骨が目立つデザインのものです。たとえばスキニーデニムなどは、大きな膝が目立ってしまい、どこか違和感が出がちなので、避けたほうがベター。ただ、今季のトレンドはゆったりとしたサイズ感のものが多めなので、あえてそれに挑戦する必要はないですよね。どうしてもはきたいときは、ダボっとしたサイズ感のシャツワンピースやニットワンピースなどの下に履いて、レイヤードスタイルを楽しむのが正解です。
そして、ナチュラル体型の永遠の課題と言ってもいいのが、女性らしさのある着こなし。作り込んだ感じがしない、無骨なスタイリングがしっくりくる体型で、可愛らしいものがしっくりこないので、フェミニンに仕上げたい場合は正直苦戦します。フリルやパフスリーブなど、わかりやすく可愛らしいものを着たい場合は、色をハンサムなものにすればクリアできますが、おすすめなのは、ボーイッシュなパリジェンヌのような着こなしを目指すというもの。似合うコーディネート第4位のように、身体からしっかりと泳ぐカットソーにゆったりとしたデニムを合わせ、ウェストをキュッと締めたような着こなしが気負わない女らしさを演出します。
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「骨格診断で選ぶ似合う服 BEST5」ウェーブ体型編【CLASSY.2020年12月号版】
解説・執筆したのは…
棚田トモコ
ライター・骨格アナリスト
光文社「CLASSY.」や「JJ」を中心にファッションや美容ページ企画などのライターとして活躍する傍ら、骨格診断ファションアナリスト協会認定校(ICB INTERNATIONAL)にて骨格診断のディプロマを取得。以降〝骨格アナリスト〟としても活動中。ファッション・美容ライターとして培った知識と骨格診断を融合して、いかに今っぽくその人を輝かせるかを提案します。韓国と舞台観劇、チョコレートが大好きで、愛称は〝ティナ〟。