クリスマスに!15分で完成「スパイシーフライドチキン」

手足の冷えや足腰・関節の痛みなど、冷えが気になる季節。12月は温活をテーマにお届けします。寒さは体の「首」とつく部位から入りやすいとされ「首、手首、足首」が冷えないような服装を心がけて。食事では薬膳で分類される「温熱性」の食材を摂るのがおすすめです。今回は温熱性の鶏肉を使った食欲をそそるスパイシーなチキン料理。クリスマスシーズンの家族で囲む食卓にぜひ!

「スパイシーフライドチキン」

 

◉調理時間:約15分(漬け込み時間を除く)

 

◉材料(2人分)

・鶏もも肉 1枚(300g)
・薄力粉 25g
・〈A〉牛乳 大さじ1と1/2
・〈A〉しょうゆ 大さじ1/2
・〈A〉チリパウダー 小さじ1/2
・〈A〉にんにく(すりおろし) 少々
・〈A〉塩 ふたつまみ
・揚げ油 適量

 

◉作り方

①鶏肉は余分な脂身を切り落とし、厚さを均一にして4等分に切る。ボウルに〈A〉を合わせてよく混ぜ、鶏肉を揉み込み15分置く。

②揚げる直前に薄力粉を加えて馴染ませる。鶏肉は皮面がぴんと張るように広げる。

③フライパンに揚げ油を2センチの深さまで入れて中温に熱し、鶏肉を皮面を下にして入れる。そのまま触らずに3分、裏返して2分揚げる。仕上げに強火にして高温で1分ほど、両面を返しながら表面がカリっとするまで揚げる。揚げ網にとり、油を切る。

 

◉レシピのポイント

・チリパウダーとはレッドペッパーやクミンなど、複数のスパイスがブレンドされたもの。赤いですが辛味はかなり少なく、一本あると炒め物やチリコンカン、サルサなど色々と使えて便利です。チリペッパーとは別物なのでご注意ください。

・仕上げに返しながら高温で揚げることで、表面がカリっとします。

 

◉本日のキー食材

・鶏肉体を温める

【薬膳における体の寒熱に関わる分類】

☑温熱性温めるもの(鶏肉、ラム肉、かぼちゃ、ねぎ、しょうが、にんにく、ニラ、唐辛子など)

☑寒涼性冷ますもの(トマト、きゅうり、なす、レタス、すいか、薄荷など)

☑平性どちらでもないなだらかなもの(米類、芋類、豚肉、牛肉、など)

◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。著書『基本調味料で作る体にいいスープ』が好評発売中。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。