夫婦は仲がいいほどキレイになれる！一緒にキレイを目指すと一層仲良くなれる！「美」にはパートナーとの素敵な関係をもたらす秘密がありました。 夫と、パートナともっと距離が縮まる美習慣を白鳥マキさんに伺いました。

1：スキンシップも美容。お互いにケアしあって

音楽を聴いたりテレビを観たりしながら自然に触れ合うこと が大切です。家の中はもちろん公園や街角でも、外国人のよ うに爽やかに触れ合い、ハグするのがオススメ。信頼と愛が ある異性とのスキンシップは幸せホルモンや抱擁ホルモンと 言われるオキシトシンが分泌され、肌細胞の幹細胞が活性化。 ターンオーバーを促します。結果、肌のキメが整い、セラミ ドなどの保湿成分が合成され、まさに天然の美容液をゲッ ト！肌も心も乾燥しない男女になれます。高価な美容液を 一緒に塗れば、内から滲み出るホルモンの力も効果倍増です。

最先端の幹細胞化学でハリを与える。カプチュール トータル セル ENGYスーパー セラム 30㎖￥13,000／パルファン・クリスチャン・ディオール

2：バラの香りで夫も妻もホルモンアップ！

キャリアオイルにローズオイルを数滴垂らしマッサージ。ハンドは初心者に、背中は範囲が広いので雰囲気も効果も安心感も高まります。ローズエキスはアンチエイジング効果がありビタミンCも含有。香りは交感神経が活性化しドキドキしていると錯覚。ときめき、血流アップしお互い自律神経が整い酸素が行きわたります。

両手でオイルをのばし、指を1本ずつ螺旋を描くように揉んだり、爪の根元を圧迫したり。気持ちいい圧でマッサージしましょう。1滴にバラ500本分のアロマを含む香水のようなエッセンシャルオイル。フランキンセンス、ジャスミンもオススメです。ローズ 5㎖￥36,000（ヤング・リヴィング）

3：入浴時やお風呂上がりはヘッドマッサージを

相手の髪や頭皮を洗ってあげたり、乾かしたり、習慣になっているセルフケアを相手にしてもらうのはリフレッシュ効果あり。自律神経を整え、疲労回復につながる頭頂部の百会、首筋にある風池、天柱など、自分ではケアしにくいツボをお互い押し合うなど、グッズを使ってヘッドスパし合うのもオススメ。

上、クワトロ3Dローラーがプロのヘッドマッサージの手技を再現し、頭皮をつまみ上げる。リファグレイス ヘッドスパ￥29,800（MTG）左、男女兼用にピッタリ。ユフォラ ノリッシュ アージェントリペアーシャンプー、トリートメント各￥3,600（ともにロータスロータス）右、炭酸泡がうねる髪を滑らかに。セグレタ プレミアムスパフォーム シャンプー、コンディショナー各￥2,000（ともに編集部調べ、花王）

4：一緒に作るなら薬膳で体にいいを取り入れて

米のHelloFreshという食材の宅配業者が1,000人に行った調査では、56％もの人が料理をすることで癒されると回答。自分の手で何かを作って食べるという行為に意味があり、さらにセックスより食事を作る方が楽しいと感じる人が30％。夫婦で美容によい薬膳料理などを一緒に作ることで、カップルの絆が生まれます。

にんじんや蓮根などの根菜類と豆類、スパイスたっぷりの薬膳カレーは、疲労回復、美肌効果、ダイエットなどにいい薬膳メニュー。

5：ペアヨガで体を伸ばして体も心もリラックス

お互いの体の動きを確認しながら協力し合ってポーズをすれば、スキンシップ効果で距離も縮まります。ヨガウェアで体を見せ合うので美意識もアップ。ヨガが2人の習慣になれば、旅先で海を見ながらの野外ヨガなど、将来的な楽しみも増え、年齢を重ねても続けられる趣味の一つに。夫婦で美と健康を目指せます。

夫婦の美習慣は天然の幸せホルモンと美容液

夫婦の仲はどんな2人にとっても一生の課題。それだけで幸福感もQOLも、上下します。夫婦で行う美容は、夫婦でしかできないことに取り組めるので、仲が深まるだけでなく、普段社会で受ける様々なストレスを吹き飛ばしてくれます。国立社会保障・人口問題研究所の調べによると、夫婦仲が良い方が寿命は平均８年延びると言われています。特別なことではなく日常生活で、誰でもできることに取り組み同じ時間を過ごし、誰もが維持したいと願う美と健康を、2人で楽しく共有できれば絆も深まります。何より心地いい習慣は長続きしますから、ぜひ積極的に夫婦の美習慣を取り入れて。今よりもっと距離を縮め、2人の時間を満たされたときにしましょう。

結婚相談所を経営し、婚活、恋愛カウンセリングは1万2千件を超え、予約は半年待ち。テレビ出演も多数。著書『モテるメール術』はベストセラーに。最新著は『1分彼女の法則』。

2021年『美ST』1月号掲載 撮影／小林愛香　モデル／神戸蘭子、REN　ヘア・メーク／八角 恭〈super continental,nude.〉　スタイリスト／菊地ゆか　取材／金子美智子、栗林良子　編集／漢那美由紀