「会話が面白くない彼」心理カウンセラーがアラサーのお悩みを解決!|男ゴコロ解体新書
悩めるアラサーの恋のお悩みに、作家・心理カウンセラーの五百田達成さんが的確にアドバイス!
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教えてくれるのはこの人
作家・心理カウンセラー 五百田達成さん
1973年生まれ。東京大学教養学部卒。角川書店、博報堂を経て独立。コミュニケーションやジェンダーをテーマに執筆・講演。最新刊『超雑談力』(ディスカヴァー21)が好評発売中。
今月のお悩み
優しく、見た目もタイプな商社マンの彼。ですが、話が面白くありません。会うと「隣の課の部長が」「先輩が」と毎回職場の人間関係や仕事の内容についてばかり。最初はうんうんと聞いていたけど、そろそろ3カ月、さすがに飽きてきました。他の話題を振ってもあまり長く続かず。どうしたらいいですか?(34歳・教師)
解答
彼は「仕事オタク」知っていくしかない
彼が楽しそうに語る、仕事の内容や職場の仲間の話。それがあなたにとっては面白くない。どうしてでしょう?なぜ面白くないのでしょうか?それは「知らない」からです。会ったことない人の話なんて誰だって面白くないです。なんだかわからない仕事は興味を持ちにくい。とくに商社の仕事は、目に見えるわかりやすさがないので、そこも難点です。
彼の話が面白くないのは、彼のせいでも、あなたのせいでもないのです。では、どうすればいいか?知っていくしかないでしょう。彼はいわば仕事のオタク。きっと今の仕事が大好きで、その仕事に就いている自分が大好きなのでしょう。多くのオタク同様、相手に気を使って話題を上手に展開するなんてできません。ただただ好きなものの話をしていたい、それが楽しくてしかたない。面白くない話をしている自覚なんてまったくないのです。ですから、今後も彼と付き合っていくのであれば、彼の世界に一歩踏み込む必要があります。
具体的には「その人、いつも話に出てくるね。今度紹介してよ」と、職場の仲間を紹介してもらいましょう。顔と名前が一致すれば、あなたも少しは興味が出てくるはずです。また、あなたから振る話題があまり続かないのも同じ理由です。あなたにとって話しやすい話題も、彼にとっては「知らない」話です。であれば、同様に「知らせ」ていきましょう。自分の仲のいい人を紹介する、好きな趣味を一緒に体験する……。そうやってデートを重ねてふたりの共通する部分を増やしていけば、自然と会話は弾むようになります。
まだ3カ月。「話が面白くない男」と見切るには少し気が早いでしょう。そろそろお互いの世界を交わらせるためのアクションを始めるべきです。