東京都江東区有明にオープンしたばかりの「無印良品東京有明」。関東最大面積を誇り、様々な新しい試みが展開されている中、特に話題になっているのが「量り売りマフラー」です。
3階フロアにあるこちら「マフラー量り売り」コーナー。大きな反物のマフラー生地から、10㎝単位で自分の好きな長さでカットしてもらえます。端の処理は不要な素材なので、切ってもらったらすぐにマフラーとして使用が可能。「短くタイトに巻きたい」「二重巻きにしてボリュームを出したい」と、目指したいスタイルはマフラーの長さにとても影響されますが、この量り売りマフラーなら細やかに実現が可能です。価格は10㎝につき¥290。
あるMart読者は「毎日自転車に乗るのですが、ほどけて風になびいてしまうことも。マフラーの端がほどけないよう織り込みたくて、こんな商品を待っていました。今使っている市販のマフラーは2mなので、30㎝短い170㎝くらいを購入しようかな」と今週末来店予定だとか。自分で選べる楽しみが存分に感じられる商品です。
気になる素材は「ウール50%ヤクウール50%」の1種類のみ。高品質で、軽くて暖かい注目の素材。「ヤク」自体は聞いたことがない方もいるかもしれませんが、標高3,000mを超える高原地帯に生息する牛の仲間で、厳しい寒さにも耐える体毛は、保温性としなやかさを兼ね備えたすぐれた素材なのです。刈り取らずに、自然に生え変わるタイミングを見計らって、人の手で丁寧に梳き取り、軽くてやわらかいニット製品に編み立てています。気になる色展開は、モカブランやスモーキーブルー、赤など全10色。好きな色から選べます。
店舗ウェブページ https://shop.muji.com/jp/tokyo-ariake/
取材・文/新里陽子