【レシピ】ワインセラーローゼンタール 島田由美子さんのハルマキ100本ノック 3本目/100
「春巻き? 美味しいけれど、自分で作るのはちょっと……。揚げ物は家では作りたくないし、中身の餡を作るのも面倒くさいし」。
このコーナーでは、そんなイメージを、いい意味で覆してくれるハルマキの数々をご紹介します。
題して「ハルマキ100本ノック」。
お酒のおつまみに、ごはんのおともに、簡単だけど美味しくて、そして、いつもよりちょっと食卓が盛り上がる旬のハルマキを、毎週1本ずつ打ち放っていきます。
まずは最初に、100本すべての共通ルールです
- レシピは3本分の量で表記。
- フライパンを使用。※ここで使用しているフライパンは、直径26㎝のテフロン加工のものです
- 使う油は、大さじ4。フライパンが小さい場合は、これより少ない量に加減しましょう。
- 火加減は弱火から中弱火。じっくり揚げ焼きする感じです。
- 火を入れる時、ひっくり返す時以外は、なるべく触らない。下手に触らない方が、きれいに仕上がります。
- 巻き終わりの糊付けは不要。巻き目を下にして火を入れれば大丈夫です。
春巻きの皮は、モランボンの春巻きの皮を使っています。時にはゴツゴツした具を巻いたりもするので、破れにくく、かつ美味しい皮が理想。モランボンの皮は、ちょうどいい厚さで、パリッと仕上がるところが気に入っています。薄い皮を使う場合は、具材を巻く時や火を入れている時に破れないよう気を付けましょう。
3/100
舞茸とパクチー、アーモンドの春巻き
舞茸の天ぷらは美味しいけれど、自分で作るにはハードルが高い……という人も多いのでは? そこで春巻きにしてみました。春巻きの皮で舞茸を包むことで蒸し焼き状態になるので、香りがより濃厚に立ち上がります。さらにパクチーとアーモンドを加えることで、絶妙なハーモニーが生まれます。パクチーが苦手な人は、パセリでも美味しいですよ。
【材料】3本分
- 舞茸…1パック
- アーモンド…9粒
- パクチー…9本
- 春巻きの皮…3枚
- サラダ油…大さじ4
- 塩…少々
【作り方】
1.舞茸は6つに手で株分けする。アーモンドは包丁の背で潰す。パクチーは茎ごとざく切りにする。
2.春巻きの皮1枚につき、2個の舞茸を互い違いに並べ、その上にアーモンドを散らし、パクチーを置いて包む。
3.フライパンにサラダ油を入れ弱火で熱し、温まったら春巻きを並べ入れ、弱めの中火で全ての面が美味しそうなキツネ色になるまで揚げ焼きする。
4.火から下して油を切り、斜め半分に切り分け、塩を添える。
【注意点】
舞茸の春巻きは、水分が多いので、今までより少し高めの温度で火を入れます。揚げてから時間を置くと全体がしんなりしてしまうので要注意。サックリ焼き揚がったら、なるべく早めに食べましょう。
動画でも紹介しています!島田さんによるコツなども聞けます!
【PROFILE】
島田由美子:ドイツワインと野菜料理を楽しめる「ワインセラーローゼンタール」店主。春巻きはお店の定番メニュー。季節によって、中身が変わります。
ワインセラーローゼンタール
住所:東京都中央区銀座8-7-11 ソワレ・ド・銀座第2弥生ビル8F
☎03-3574-8758
営業時間: 18:30~23:00
休:日、祝
撮影/牧田健太郎 構成/松本朋子