【レシピ】料理家ワタナベマキさんの「私の愛するすり鉢レシピ」③
料理家という仕事柄、たくさんの器や調理道具をお持ちのワタナベマキさん。
そんなワタナベマキさんがこよなく愛しているのが「器としても使えるすり鉢」です。
頼りがいがあるどっしりとしたすり鉢
今回使うすり鉢は、益子で作陶活動を続ける原泰弘さんの作品。ぽってりとした見た目と素朴な質感で、どんな食卓にもなじみます。
「大きめのサイズなので、たっぷりと食べたい大皿料理に使います」
アンチョビとディルのポテトサラダ
アーモンドの食感とディルの香りがクセになります。じゃがいもは蒸して甘味を引き出して。
[材料](2人分)
じゃがいも…4個
ディル…4本
A
アンチョビ…3切れ
にんにく(粗みじん切り)…1片
玉ねぎ(粗みじん切り)…1/8個
アーモンド…10粒
レモン汁 1/2個分
B
赤ワインビネガー…大さじ1と1/2
塩、粗挽き黒こしょう…少々
オリーブオイル…大さじ2
[作り方]
1.じゃがいもは皮ごと洗い、蒸気のたった蒸し器に入れて25〜30分蒸す。
2.すり鉢にAを入れてすりこぎなどですりつぶしながら混ぜる。全体がなじんだらアーモンドを加えてさっと混ぜる。
3.1のじゃがいもは熱いうちに皮をむいて2に加えて粗くつぶし、混ぜる。レモン汁、Bを加えて和える。
4.ざく切りにしたディルを加えてさっと混ぜ、塩、こしょうをふる。
「たっぷりと食べたいポテトサラダは大きめのすり鉢で作って、そのまま食卓へ。アンチョビの旨味にディルの爽やかな香り、レモンの酸味がよく合います。白ワインとも相性抜群です」
前回の記事はこちらから(干し海老としょうがの和え麺)
[PROFILE]
ワタナベマキ:料理家。グラフィックデザイナーを経て「サルビア給食室」として料理家の活動をスタート・著書多数。新刊は『ほったらかしでおいしい!蒸しレシピ』(学研プラス)。
Instagramアカウントは@maki_watanabe
撮影/馬場わかな 文・構成/高田真莉絵