N：そうなんですね。Yさんは、まめに連絡をしたり、愛情を伝えるタイプではない。しかも一度振られているのに、4年間付き合っているということは、彼は「追いかけたいタイプ」なんですね。

Y：なんと！まったく、その事実に気が付いていませんでした。

N：何でもしてあげて、連絡もまめで、いつも「愛してる」と言ってくれて、いつ呼んでも来てくれて…となると、「完全に手に入った」と安心して、追いかける必要がなくなってしまう。だから、Yさんは彼にとって、そのままでいいんだと思います。

Y：このままでいいんですね…。実は、この彼が深い男女の関係になった、初めての彼氏で。愛情表現や連絡頻度のバランスの正解がまったく分かっていなかったので、 何だかほっとしました。遠距離交際になっても、このままで大丈夫ですかね？

N：私だったら、まったく何も連絡しないのは、お互いが何を考えているか分からなすぎて、心が離れてしまう。だから、日々のしょうもないことを送ったりすると思います。「すごく美味しいご飯を食べたよ」とか。別に深い話だったり、「愛しているよ」とかでなくて、こんな些細な連絡でも、十分につながっている実感が得られると思うから。

Y：彼自身はその日あったことを全部連絡してくるタイプ。だから、「男女で飲み会に行った」とか「可愛いコがいた」とか、全 部言ってくるんです。そのときは「へー、そうなんだ」と無感情なのですが、何度も続くと後からイラッとしてきてしまい、ときには「今さらだけど、ムカついていた」と爆発することも。それで一度別れていますが、今はもう4年分の愛情があるので、別れたくないです。

N：人間誰しも、後でグチグチ言われるのって、一番イラッとくると思うんです。 だから、その場で解消した方がベター。おそらくですが、彼はYさんの関心をちょっと引きたくて、わざと女性の話題を出して いるんじゃないかな。

Y：Nikiさんだったら、どうしますか？

N：たぶん、ちょっと関心を引きたいだけなのに、思いっきり焼きもちを焼かれてキレられたら、それはそれで面倒くさくなっちゃうんだろうなと(笑)。だから、「○○ちゃんと飲みに行った」と言われたら、「へー、そうなんだ」と流すだけでなく、あえて「どこのお店に行ったの？」とか、ちょっと関心を示してあげます。

Y：「へー」で 流して、後で〝ちりつも〞で怒っていました(笑)。社会人になったら、飲み会がありますよね。飲み会自体は全然OKなのですが、女性の話題に関する〝ちりつも〞でまた嫌になっちゃう気がして、心配です。

N：何でも許すのは、何を言っても怒らないコになって安心させてしまうことに。だから、何度も同じような話をされたら、「前にもそれ、あったよね」と、少し怒っていますよという意思表示を。いきなり爆発すると、遠距離交際では致命傷になるから、避けましょう。