乾燥の原因は水分不足だけじゃない。「血」も補って本気の保湿ケアを!|坂井美穂のキッチンの薬箱 vol.2
秋も深まってきて、窓の外の紅葉がきれいな季節になりましたね。
この季節になると気になってくるのが肌の乾燥。化粧水をいつもよりたくさん使わないと肌に充分な潤いが行き届かない感じがしてきました。
お気に入り化粧水の減り具合が気になりつつも、乾燥はいろんな肌トラブルを引き起こしてしまうので保湿をいつもより丁寧にしているこの頃です。夜よりも朝にシートパックをする方が効果を感じられるので、最近は朝ごはんを作るあいだ白い顔の人になっています(笑)。
乾燥肌対策には前回ご紹介した保湿食材で体の内側から潤すことも大切なのですが、乾燥は水分量だけ気にすればいいという事でもないんです。実は「血」の状態も大いに関係しています。
血は肌へ潤いや栄養を届ける役割をしているので、秋冬の乾燥する時期に血が足りない状態だと余計に乾燥肌が進んでしまうのです。
<秋になると爪が割れやすい、目が乾く、喉がすぐ乾燥してしまう・・・>
こんな症状に思い当たる方は、体を潤すことの他に血を補うことで乾燥肌を改善できるはず!
◇ 第二回目のおいしい薬箱は、「血」も補って本気の保湿ケア です
私は約7か月前に出産し、血をたくさん消耗したばかり。しかも母乳は血から作られるので、授乳はまさに生き血を吸われているようなもの。
41歳。ただでさえ血だけじゃなく潤いもエネルギーも20代の頃に比べて足りないものが多くなっているので、本気で血も潤いも補わないとかなり老けてしまいます。
なので、出産してから特に血を補うことを意識していたら肌の乾燥も良くなってきました。ついでに腸の調子も良くなって、やっぱり血は大切だと実感。
女性は特に貧血気味の方が多いので、ぜひ乾燥対策に血へ意識を向けてみてはいかがでしょうか。
今回の薬箱レシピは、血を補うベリー類をたくさん使用した血めぐりホットスープです。
冷凍ベリーミックスで簡単にできて、密封容器に入れて5日くらい持ちます。シナモンで体を温める効果もあるので寒い朝にぴったりです。子供にも飲みやすく、我が家の10歳の息子も気に入って最近は朝の一杯の習慣になりつつあります。
〜ミックスベリーのホットスープ〜
(約6杯分)
・冷凍ミックスベリー 400g
・プルーン 3個
・水 400cc
・赤ワイン 100cc
・ラム酒 大1
・砂糖 大4
・シナモン 少々
・レモン果汁 小1~お好みで調整
(水溶き片栗粉)
・片栗粉 小2
・水 小2
(トッピング)
・みかん
・ハーブ お好みで
(作り方)
1.冷凍ベリーミックスを解凍して、半分の200gをミキサーまたはブレンダーにかける。
2.プルーンは食べやすい大きさに切る。
3.レモン果汁と水溶き片栗粉以外の材料をすべて鍋に入れ中火で温めアルコールを完全に飛ばす。
4.火を止めレモン果汁と水溶き片栗粉を入れ、とろみがつくまでかき混ぜたらスープの完成。
5.トッピング用のみかんを輪切りにして、フライパンでオイルはひかずに焼き色がつくまで焼く。
6.器にスープをよそい、5のみかんとお好みでハーブを添える。
※お子様用には、アルコールなしで、その分水の分量を増やして作っていただいても美味しくできます。
クランベリー・・・血の滞りを解消し、血の巡りを良くする
プルーン・・・血を補う 血の巡りを良くする
赤い食材は血を補う力を持つものが多いので、食材を覚えなくても赤色を意識してみるだけでもいいと思います。目指せ赤ちゃん肌!!