「ビックカメラ」スゴ腕販売員のおすすめスティック掃除機4選 ! Martスタッフが「小掃除」力をチェック!

年末が近づき、掃除機の買い替えなど検討している方もいらっしゃるのでは? そこでこの記事ではビックカメラのすご腕販売員さんを直撃! 重さ、吸引力、ブラシの機能にもちろん価格まで。Martスタッフがお試しさせてもらいながら4商品を徹底比較しました。

人気家電量販店「ビックカメラ」有楽町店におじゃましました!


今回お邪魔したのは、ビックカメラ有楽町店。池袋本店、新宿西口店と並ぶ、都内のビックカメラ三大店舗の一つです。


地下1階の家電フロア、掃除機売り場にやってきました。スティックタイプが大部分を占めています。

吸引力だけでなく、より軽くコンパクトに進化している


スティック型掃除機について教えてくれたのは、家電売り場歴3年の人気販売員、内田悠斗さん。
「掃除機はスタンド型のスティックタイプが主流。吸引力が進化しているのはもちろん、より軽くてコンパクトなものが好まれる傾向にあり、各メーカーもその点を重視しています。最近は週末に時間をかけて掃除するより、在宅時間が増えて気づいたときにちょこちょこ掃除したいというお客様が増えました。家電全体としては、今年はコロナの影響で船便が出なかったりして、秋予定だった新商品の発売時期も少しずれて11月、12月に新作が出る商品もあります。年末に向けて商品の動向から目が離せません」(内田さん)

では、早速厳選した4商品を紹介していきます。

※接客中はすべてのスタッフがマスクを着用しています。

【1】ボタンやタンクが進化した最軽量モデル「ダイソン マイクロ1.5kg」


『変わらない吸引力』が売りのダイソンは、重さを気にする方も多かったと思いますが、2020年モデルは昨年と比べて25パーセント軽量化、20%小型化されているのだとか。そして10月10日に出たばかりの最新モデルが、写真中央のマイクロ1.5kgです。
「商品名に重さが表示されている通り、本体はダイソン最軽量の1.5kg! ヘッド部分もコンパクトで小回りが利くようになりました。さらに、トリガーをずっと引きながら操作するのではなく、ボタンを押すだけで作動するから簡単。フィルターにもこだわりがあり、細かいホコリを99.99%閉じ込めるので、排気される空気もきれいです」(内田さん)
ダイソン マイクロ1.5kg ¥64,900(税込み)

\ここをチェック!/

【ボタン式スイッチ】電源ボタンを1回押すだけで動作が継続。MAXボタンを押すと強モードになり、汚れがひどい部分も掃除できます。

【ワンプッシュでごみ捨て】タンクのごみは、片手で押すだけでさっと捨てられます。このモデルはタンクの丸ごと水洗いもOK。

【小回りが利くコンパクトヘッド】ヘッドの可動域が広いのと、フローリングとじゅうたん両方掃除できるのがポイント。

\ライターがお試し/


「ダイソンはわが家でも使っていたことがありますが、その当時は重く感じたのと、トリガーを引き続けなければいけないため人差し指が疲れるのがネックでした。でも、このマイクロ1.5kgは持ってみてその軽さにびっくり! 電源もボタン式になっていて一度スイッチを入れると作動し続けてくれるし、ヘッドの操作性も高くて使いやすいです。他のスティック型掃除機と違うのは、専用スタンドがないこと。本体価格自体も手頃になっていますが、自立させたいなら市販のスタンド(5,000~10,000円程度)も買う必要があるので、そこだけご注意を。また、コンパクトな分フル充電からの稼働時間が20分になっているため、小まめに掃除したい人に向いています」(Martライター富田)


【2】「からまないブラシ」搭載でストレス軽減「Panasonic サイクロン式コードレス」


「パナソニックの最新モデルの一番の売りは、『からまないブラシ』。クリーナーヘッドのブラシに髪の毛やホコリが、ほとんど絡まない画期的な構造になっているので清潔でお手入れが簡単なんです。自走タイプなのもポイントで、電源ボタンを押せば勝手に動いてくれる上に汚れによって強弱も調節してくれるので、かなりラクに掃除できます。ゴミを検知してランプでお知らせしてくれるため、どこがキレイになったかわかりやすいですし、見えない汚れも教えてくれる優れものです。吸引力もかなりあり、ハイパワーだと2.5kgのおもりを持ち上げることもできますよ。これら他とは違う高性能さが価格に表れていると思います」(内田さん)
Panasonic サイクロン式コードレスMC-SBU640K ¥93,500

\ここをチェック!/

【からまないブラシ】髪の毛やペットの毛がほとんど絡まないのがすごい! 密集ブラシで髪の毛をキャッチし、中央に集めて自分で吸い取ってくれます。

【ダストボックスは外してごみ捨て】ダストボックスは取り外してワンタッチでごみを捨てるようになっています。水洗いも可能。

【クリーンセンサーで見えない汚れもキャッチ】ごみを感知するとランプが赤になり、ハウスダストなどの見えない汚れまでお知らせしてくれます。

きれいになると青色に点灯するので安心!

\ライターがお試し/


「『からまないブラシ』は画期的! ブラシに髪の毛などが絡まると吸引力も落ちるし、手入れが大変なので、すごくいい機能ですね。抗菌ブラシで静電気を抑えてくれるらしく、フローリングの掃除はツルツルになる感じがします。自走タイプは勝手に動いてくれるのでラク。ランプで汚れを教えてくれるのも、わかりやすくて安心です。付属のノズルを付け替えればハンディにもなりますし、階段や車の中など掃除する際に便利ですね」(富田)


【3】ハンディとしても使いやすい&ノズル豊富な多機能タイプ「三菱電機 コードレススティッククリーナーZUBAQ」


「女性、特に主婦の方に人気なのが、三菱電機の“インスティックシリーズ”。ZUBAQというネーミング通り、細長いQの字になったようなスッキリしたデザインが特徴です。スタンド一体型で充電台から本体を出し入れしやすく、手前に引けばスティック掃除機に、上に持ち上げればハンディク掃除機になるので思い立ったときサッと掃除しやすいですね。重さも1.9kgと軽量。ノズルも工夫されていて、高さ6cmの狭いすき間も平らに入りますし、ブラシの先端が平らなので壁際まで掃除できます。また、バッテリーが強化されていて、90分充電すれば約40分(弱モードの場合)連続運転が可能。ノズル先のブラシ部分は取り出しできて、からんだ毛を簡単に取り除くことができます。多機能でかゆい所に手が届く掃除機です」(内田さん)
三菱電機コードレススティッククリーナーZUBAQ¥94,980

\ここをチェック!/

【手前に引けばスティック掃除機に】手前にサッと引くだけで出し入れしやすい。

【上に上げるとハンディ掃除機に】長いノズルは充電台スタンドにそのまま置いておけるのがいい!

【狭いすき間も平らに入る】フラットヘッド機構で、家具の下の奥の方まで掃除できます。

【エアブロー機能でゴミの掃き出しもOK】ハンディにはロングノズルが付けられ、きれいな排気を利用して風を送り、落ち葉やほこりを掃き出すことができます。

\ライターがお試し/


「出し入れしやすく、持ちやすい形状がいいですね。狭いすき間の奥の方までノズルが入るのは、ソファや棚の下などが掃除しやすくて魅力的です。フローリングは弱モード、カーペットは強モードなど自動で強弱をつけてくれるのもポイント。ハンディとしても使いやすく、ごみを吸い込むだけではなく風を送る機能があるのは珍しいですね。ハンディにはほかに、付属のふとんクリーンブラシやロングホースも取り付け可能で、家の隅々まで掃除できちゃいます」(富田)


【4】アメリカではダイソンより人気のスタイリッシュなデザイン「Shark スティックハンディブラシ マルチフロア用」


最後に紹介してくれたのが、2018年日本に上陸以来、人気上昇中の「Shark」の掃除機。アメリカではダイソンを抜いた掃除機としても知られています。
「こちらは最近TVCMを見たと買いに来る方も増え、スタイリッシュなデザインと手頃な価格に注目が集まっています。一番の特徴はバッテリーが2個付いていて、さらに自分で取り外しできること。ほとんどのスティックやハンディ掃除機がバッテリー一体型で、バッテリーの寿命が来ればメーカーに依頼するか、買い替えを考える人が多いのですが、こちらは自分で交換できる上にバッテリー自体の値段も6,000円程度なので長く愛用することができます。そのため、バッテリー残量が一目でわかるようになっています。ブラシレスパワーフィンで、毛が絡みにくく、ごみの取り残しが少ないヘッドも独自のものです。重さは1.9kgと軽く、ダストカップは小さ目ですが片手で捨てることができますし、水洗いもOK。ワンタッチでハンディとしても使えます」(内田さん)
Shark スティックハンディブラシ マルチフロア用 ¥49,500

\ここをチェック!/

【バッテリー残量が一目でわかる】バッテリーの交換時期がわかるように表示されています。

【ブーストボタンで吸引力アップ】裏のボタンを押すと、吸引力がアップします。

【ワンタッチでハンディになる】両サイドのボタンを押しながら上に引き上げると、ハンディ掃除機に。ハンディ本体は0.9kgと超軽量!

\ライターがお試し/


「SHARKは気になっていました! すっきりしたデザインで、インテリアになじみやすいところに惹かれますね。バッテリーは数年でダメになったらもう買い替えたほうが……と毎回なっていたので、交換できるのは画期的。ヘッドとパイプが一文字状態のフラットになるので、家具の下やすき間の掃除もしやすいです。ヘッドの動きもなめらか。吸引力は他よりやや劣る気がしますが、普通に掃除する分には問題なさそう。ハンディとして使うときに、1kg以下と軽いのもいいですね」(富田)


まとめ:編集部が独断で比較!

全体的に、軽くてコンパクト、さらに機能性もすごくてスティック型掃除機の進化を感じました。ダイソン製品でネックだったボタンを押し続ける、本体が重いという要素が取り除かれ、扱いがラクになったので全体的に「ダイソン マイクロ1.5kg」が一歩リード。パナソニック、三菱電機はブラシの手入れが簡単で、自走機能やほこり察知機能、狭いすきまも掃除できるような細かい部分もポイントが高く、さすが日本製。その分価格はやや高めです。シャークはハンディとしてもよく使う人におすすめ。価格が手ごろな上にバッテリーが交換できるので、長く愛用できそうです。

【お問い合わせ先】
ビッククカメラ https://www.biccamera.com/bc/main/

※表示価格は取材当時のものです。

撮影・取材・文/富田夏子