クマ、目の腫れ、気になるニオイを即解決! がけっぷちお助け美容術
疲れて化粧を落とす気力すらなく就寝。今、肌のことをちゃんとしておかないと数年後に地獄を見るとはわかってはいるものの、毎日を生きるのが精いっぱい……。
そんな忙しい毎日を送る女性のために、体力が限界の日でもチャレンジできる多数の美容法を提案しているのが書籍『力尽き美容』。著者の美容家・田中愛さん自身が、日々、家事・育児・仕事に追われるなかで「いかにラクしてきれいでいられるか?」を考え、実践しているアイデアが紹介されています。
今回は書籍の中から、即効で解決したい肌や体のトラブルを救う“お助け美容術”をピックアップ。知っておけば、いざとなったときに役立つ情報ばかりです!
緊急レスキュー! がけっぷちお助け美容術
「目の腫れやクマがあるのに人に会う予定が……」「徹夜明けで髪を洗えない……」そんな嘆きの状況を解決するテクニックをご紹介します。
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CASE1.泣きはらして目がパンパン! 10分でいつもどおりに戻す方法
ANSWER.スプーンで血行促進! 目の腫れをなかったことに
目に水分が溜まってむくんでいるので血の巡りをよくすることが先決です。手軽なのは冷やしたスプーンを当てること。これだけでだいぶ腫れは引きます。もしくは、濡れたタオルやガーゼを巻いた保冷剤でキンキンに目を冷やした後、お湯で温めると目元がスッキリします。
CASE2.夜ふかししすぎて黒いクマが出現! メイクのノリも復活させたい……
ANSWER.クマは冷やすよりも温めることが先決!
クマをなくすためにも血行促進が大切。溜まった老廃物を流したいので、温めるだけにとどめましょう。ホットタオルでもいいですし、化粧水や乳液をしみ込ませて電子レンジで40℃ぐらいに温めたホットコットンを目元に置いてもOK。やけどには十分に気をつけましょう。
CASE3.徹夜明け、髪を洗えず出社……。そんなときの緊急ケア
ANSWER.徹夜明けの髪には油分を足す
まず髪のフケは油分で抑えられます。ワセリンやオイル、なければ最悪ハンドクリームでもOK。頭皮に直接つけ、フケが飛ばないようにしましょう。また、パサつきが気になるようであれば髪は結んでしまうのが吉。
CASE4.ジムにヨガ、突然の銭湯。最低限持っておくべきものは何?
ANSWER.外出先では保湿を最優先する
「帰宅するまでの間、とりあえず乾燥させない」が目標です。まずは髪にも体にも使える石けんやシャンプー。加えて万能アイテムのワセリンや全身に使えるオイルさえあれば、最低限の荷物ですみます。目元や口元は特に乾燥しやすいので重点的に保湿しましょう。
CASE5.うっかりうたた寝……起きてびっくり! 顔に跡がついて取れません
ANSWER .顔についた跡は温めて血の巡りをよくして解決
なかなか消えない顔についた跡。実はこれ、皮膚が寄ってシワになってしまっている状態です。一時的にできたシワですが、温めることによって皮膚を元の位置に戻すことができます。ホットタオルを用意し、跡に数分当て続けましょう。しばらくすると元どおりに。
CASE6.大切な日なのにリップを忘れちゃった! 道具いらずの“限界美容法”
ANSWER .リップがないときは、唇をたたく、押す、すぼめて動かす!
リップがなくても血色のいい唇は作れる! 少々無理やりですが、唇をたたいたり押したり、傷つけない程度に刺激すると血行が促進され健康的な赤色に。また、タコのように唇をすぼめて動かしても、唇の血行をよくすることができます。これぞ限界美容!
ニオイのトラブルを簡単に解決するテクニック
女性であれば誰もが避けたいニオイのトラブル。緊急事態に役立つトラブル解決法と香水の上手な使い方をご紹介します。
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ハンドサニタイザーを気になる部分につけて即効ニオイ消し
殺菌や除菌効果だけではないのが、ハンドサニタイザーのポテンシャル。靴を脱いでふと臭ったとき、寝汗をかきまくった朝にも活躍します。バッグに入れておくと便利なアルコール入りのハンドサニタイザーを、体や頭皮などニオイが気になるところにつけるとエタノールの作用でニオイが軽減します。スーッとした爽快感もあり、気分もさっぱり。ベタつかず、すぐにさらっとするうえ、透明なので見た目も気になりません。ジェルタイプでも除菌アルコールシートでも同様の効果があります。傷や粘膜は避け、腕の内側で赤みやかゆみが出ないかチェックしてから使ってください。
ニオイが気になる部分に冷えたペットボトルを当てる
「あっ……、私臭うかも!」そんな緊急事態にも対応可能な、瞬時に汗のニオイをなくす方法が、冷えたペットボトルを気になる部分に直接当てること。汗をかいた後に汗臭さが気になるときは、ニオイを消し去ろうと対処するのではなく、そもそもの“ニオイの元となる汗”を出さないようにすることが先決です。「やばいかも!」と思ったらペットボトルを買ってトイレに駆け込みクールダウン。脇の下やひざの裏、首元などピンポイントで冷やすと汗を引かせることができます。
ふわっと香る香水のつけ方と香りの楽しみ方
みなさん、普段は香水をどこにつけますか? 手首や首元につける方が多いかもしれませんが、意外にもおすすめなのが髪にシュッとひと吹きすること。強すぎず、さりげなく香るため、香水が苦手という方にもおすすめ。動くたびにやわらかく香るので、出がけにつけてもいいでしょう。
また、1日の終わり、睡眠の時間をリラックスタイムにするための香りの工夫はいたって簡単。お気に入りのアロマを枕や布団にひと吹きするだけです。体に直接つけずとも、寝具からアロマが香れば、ぐっすり眠ることができます。また好きな香水をつけて寝てもOK。鼻に近い耳元につけると自然に香ります。
体力が限界の日は『力尽き美容』で乗りきろう♡
『力尽き美容』から、がけっぷちな状況を救う、お助け美容法をご紹介しました。書籍では、疲れて体力も気力も限界な、ギリギリの日を乗り切るための美容法をたっぷり掲載。その日の体力に合わせて選べる、ワンステップで終了する超ズボラなケアから、余裕のある日に試せるリカバー美容まで紹介しています。保湿クリームだけでひと晩乗り切る方法や、シャワーを浴びながらできるリフトアップ術など、忙しくてもきれいになるための“美容の味方”が満載です。
力尽き美容 著者・田中 愛 定価(本体¥1,100+税)
田中 愛……美容家。化粧品会社勤務を経て青森県八戸市に株式会社ビナーレを設立。美容に関する講演活動や雑誌・テレビ出演など多岐にわたって活動中。オリジナル商品の開発をはじめ、美容関連グッズなどのプロデュースも行う。
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