【ジャルジャル・ 福徳秀介】小説出版記念インタビュー②もし福徳さんがCLASSY.の「着回しDiary」のシナリオを書くなら?

「キングオブコント2020」での優勝も記憶に新しいジャルジャル 。そのボケでありツッコミでもある福徳秀介さんが、「私小説」的恋愛小説を11月11日に刊行するとのことで特別インタビューをさせていただきました!2回目となる今回は、CLASSY.の名物企画でもある「1ヶ月着回しDiary」のシナリオを、恋愛小説好きの福徳さんが書くなら?をテーマにお話を伺いました。芸人さんならではの視点と福徳さんのピュアさが伺えるその発想に注目です!

__CLASSY.の名物企画に、「1ヶ月着回しDiary」というページがあります。福徳さんが、もし着回しDiaryをプロデュースするなら?
季節はいつでしょう?
__3月にしましょう。
3月・春か。でも、まだ寒い。3月となると、出会う、付き合う、手繋ぐ…。で、3月の夜はまだ寒いから、ポケットに手を入れて手繋ぐ。でも昼はちょっとあったかいから、コート脱ぐ、だから手繋ぐけど手は露わになる。それはちょっとまだ照れくさいから手離す…。で、夜になるとまたコート着てポケットの中で手繋ぐ。
__はおりものアイテムが重要ですね。
昼は、外で手繋ぐけど、あんまり人に見せるの恥ずかしいから、ここ(手元)にアウターかけて隠す(笑)。まぁ、そんなおふざけできる仲になりましたよ、みたいな。

__初々しさのある、可愛らしいカップルですね。
僕、30超えて急激に手繋ぐの恥ずかしくなったし。手繋がなくなったし。無理して繋ぐと死ぬほど恥ずかしいし。離すし、すぐ。でもコートのポケットの中やったら、夜はいけたりする。
__なるほど。確かに腕は組むけど手を繋ぐのは恥ずかしくなったかも。
だから、コート脱いだ時に、そこ(インナー)にもデカめのポケットがあったりすると、「こいつ!またポケットの中で手繋ぐ気やんけ(笑)」っていう。あるか知らないですけど、ちゃんとでかポケット付きインナーを用意してたりすると、それはそれで可愛いな、って思いますね。
__「でかポケット付き服で3月の着回しDiary」ですね。
そう、ちょっとした可愛げが大切ですね。

INFORMATION


『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』

大学2年生の僕は、思い描いていた大学生活とはほど遠い、冴えない日々を送っていた。日傘をさして人目を避け、青春を謳歌しているグループを妬ましく思う。友人は一人。銭湯掃除のバイトと孤独な大学生活だけの毎日。そんなある日、大教室で学生の輪を嫌うように席を立つ凜とした女子に出会って…。ピュアで繊細な「僕」が初めて深く愛した彼女への想いは実るのか。そして、僕の人生の、その先は…。

著者:福徳秀介
定価:本体 1,500円+税
四六判並製 256 頁
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Profile

福徳秀介(ふくとく・しゅうすけ)、1983年10月5日生まれ、血液型O型。兵庫県芦屋市出身。2003年にお笑いコンビ「ジャルジャル」結成、ボケ・ツッコミ担当。YouTubeチャンネル「JARUJARU TOWER」「JARUJARU ISLAND」での活発なネタ投稿が話題。

撮影/ISAC(SIGNO) 構成/CLASSY.編集部