【LIFESTYLE】人気スタイリストに聞く、花のある暮らしの作り方①
花のある暮らしを、 もっと簡単に。
家に花を飾る。それだけで、気持ちがガラリと変化する。
まるで模様替えしたかのように。
だからこそ、気軽に花を 飾りたいけれど、何となくハードルが高く感じたり……。
自由に、気軽に花を楽しむ中里さんに、そのコツをお聞きしました
花は消耗品であるからこそ 買い続けてセンスを磨いていく
植物や花がたくさん飾られている中里さんのご自宅。凝ったアレンジ をしているわけではなく、ビーカーなどの理化学器具にさっと挿してあったりと一見無造作ですが、センスよく、植物や花への愛も感じます。
「家具は簡単には変えられないけれど、家の雰囲気は変えたい。そういう時に花の出番。花の種類やカラー、花器、飾る場所によって部屋の雰囲気をガラリと変えてくれます。
そんな力があるのに、消耗品であるというところもちょうどいい。家具だととりあえず試してみるなんて難しいけれど、花は試してみることが可能。色々買って自由に楽しめばいい。そうして失敗したり、好きな花を知ったり、自分らしいバランスを見つけたりしながら、センスを磨いていけばいいんです。
花を買う、飾るという習慣を持つことで、まずは花に慣れるということも第一歩。あとは、 信頼できる花屋を見つけることも大切です」
中里さんが信頼する花屋は「chibi」。
芳賀さんのセンスを全面的に信頼しているので、花を買う時は迷わずここへ向かうそう。
「これはもう出逢いだから簡単ではありませんが、信頼できる花屋を探すように意識してアンテナを張って おくのは大切かもしれません。まずは色々な花屋に入ってみること。いくら花に慣れたところで、プロには絶対に敵わないので」
POINT①
花は花瓶に。なんてルールはいらない。水を張った深鉢皿に花の先だけ切って飾ってみる
「浅い器に飾る時は、上から花が見えるように低めの位置に飾ります。花の先を切って浅い皿に浮かべるだけで、花が密集して華やかに。日に日に水を吸って花のバランスが変化していく様子も美しい。花器ではなく気に入っている器でもいいし、私はシャーレに飾ることも多いです」
【PROFILE】
インテリア、フードなどライフスタ イル全般のスタイリスト。抜け感あ る絶妙なスタイリングで人気。雑誌、 広告、カタログなど幅広く活躍。プライベートでは男女の双子の母。
POINT⑦まで続きます。
撮影/伊藤徹也 取材・文/柿本真希 構成/松本朋子
※2020年5月号掲載時の情報です。