「子どもの知的好奇心」は100円で培える【3】高学年には理科的発想で不思議体験を!

おうち時間におすすめしたいクオリティも申し分のない100円「知育グッズ」3選。10歳~の高学年には、理科の勉強にも通じる実験タイプの知育グッズがおすすめ。化学反応によって手触りや色・形が変化するキットは、遊びの延長で、科学的な好奇心を育んでくれるはず。

①思いのままの配色でオリジナル! Seriaの自分でつくるスーパーボール

カラフルな粉の成分はPVA(ポリビニルアルコール)という水溶性のプラスチック。溶かした粉を固めて、弾力性のあるボールをつくります。

色を混ぜるとオリジナルカラーに。自分でつくるスーパーボール¥100(Seria)

①【好きな色の粉を 自由に組み合わせます】ボールの型を組み立ててから好きな色の粉を入れ、粉を型になじませます。8~9分目くらいまで粉が入ればOK。

②【粉に水分を吸収させて 形を固定します】型を水の中に入れ30秒ほど指で押さえます。3分後に水から取り出し1分放置。型から 出て形を整えたら完成です。

\やってみてどうだった?/
難しさ ★
楽しさ ★★★
集中度 ★★★
「小5の息子は、友達との外遊びも好きですが、最近は身近な自然現象や科学の不思議にも興味津々です。自分でつくるスーパーボールは、1個あたり約5分でつくれるので気軽に楽しめました。色の配合で仕上がりの雰囲気が変わるので真剣に悩んでいました(笑)」(Mart読者・横内梓実さん)

 

②上手にできると大きく膨らむ ダイソーのスライムバルーン

 

まほうの水の正体はスライムに欠かせないホウ砂水溶液。洗濯のりと同じ成分のバルーンスライムの素(ポリビニルアルコール水溶液)と混ぜて成形します。

袋にスライムの素とまほうの水を入れてもみ込みます。ふうせんねん土¥100(ダイソー)

①【発泡トレイの上に 薄く広げます】ふうせんねん土が完成したらおせんべいのように広げて発泡トレイの上に置き、その中央にストローを置きます。

②【ストローを包んでからゆっくり息を吹きます】半分に折りたたみ両端を寄せてストローを包み、空気がもれないようにねん土の端を指で強く握って息を吹きます。

\やってみてどうだった?/
難しさ ★★
楽しさ ★★★
集中度 ★★★

「もともとスライムが好きなので楽しくつくれました。風船を大きくするコツをつかむために何度も集中して取り組んでいました」(横内さん)

 

③行程が簡単だから誰でもくじけない! Seriaの不思議な冷え冷えウォーター

水とジッパー袋だけでできる手軽な実験キット。冷え冷えウォーターのもとは尿素。水に溶けると冷たくなる性質をもっているため、袋をもみ込むとどんどん水が冷たくなります。不思議な冷え冷えウォーター¥100(Seria)

【30℃の水が約8℃まで冷却されます】ジッパー袋の中に冷え冷えウォーターのもとと水を入れて袋の上からもみ込みます。※冷却時間の目安は約10分。

ひんやり冷たい!

\やってみてどうだった?/
難しさ ★
楽しさ ★★★
集中度 ★★
「息子のいちばんのお気に入りがコレ! 袋を何回かもみ込むだけであっという間に水が冷たくなるのでかなり驚いていました」(横内さん)

 

Mart2020年11月号
おうち時間に!「子どもの知的好奇心」は100円で培える より

撮影/五十嵐洋 取材・文/丹下紋香 構成/富田夏子