時短レシピで免疫UP!「牛と春菊のしぐれ炒め」

気温変化や空気の乾燥で、体調を崩しがちなこの時期。乾燥すると喉や肺が弱まり、コホコホと乾いたような咳がでやすくなります。今回は免疫UPに効くしょうがを使い、しょうゆベースで甘辛く味付ける「しぐれ」。体を乾燥から守る食材の牛肉や春菊は、ごく短時間で火が通るので日々の時短おかずとしてもおすすめです。

 

 

免疫UP&乾燥対策に!
「牛と春菊のしぐれ炒め」

 

◉材料(2人分)

・牛切り落とし肉 100g

・春菊 1束(120g)

・しょうが 1かけ

・〈A〉酒 大さじ1

・〈A〉しょうゆ 小さじ2

・〈A〉砂糖 小さじ1と1/2

・サラダ油 小さじ2

 

◉作り方

①春菊は長さを半分に切る。しょうがは千切りにする。牛肉は大きい場合、食べやすい大きさに切る。

 

②フライパンにサラダ油を中火で熱し、春菊の茎、しょうが、牛肉を炒める。牛肉の色が8割変わったら〈A〉を加える。全体に馴染んだら春菊の葉を加え、しんなりするまで炒める。器に盛り、フライパンに残った汁をかける。

 

◉レシピのポイント

・春菊は火が通るスピードが速く水分もでやすいので、茎と葉は分けて加えましょう。

 

◉本日のキー食材

・牛肉 血を作る

・春菊 肺を潤わせる、イライラや目の充血を落ち着かせる

・しょうが 免疫力の向上

乾燥が気になる秋は
こんな食材がおすすめ!

 

☑体を乾燥から守るもの:豆腐、豆乳、山芋、エリンギ、春菊、チーズ、ヨーグルト

 

☑血を作るもの:牛肉、ほうれん草、しめじ、にんじん

 

☑お通じを改善するもの:ごぼう、まいたけ、ごま、牛乳、バナナ、アーモンド、くるみ

 

覚えにくい場合は豆腐、乳製品、きのこ類、白ごまなど「白っぽい食べ物」を意識してみてください。かの楊貴妃も美容のために「白きくらげ」をよく食べていたといわれ、体を乾燥から守る(保湿する)食材は白い食べ物が多い傾向にあります。

◉齋藤菜々子プロフィール
料理家・国際中医薬膳師。IT企業で営業を経験後、料理家のアシスタントを務め独立。日本中医学院にて中医学を学び国際中医薬膳師を取得。「今日からできるおうち薬膳」をモットーに、身近な食材のみを使ったつくりやすいレシピにこだわり、家庭で毎日実践できる薬膳を提案している。東京・自由が丘にて料理教室を主宰。教室情報はInstagram@nanako.yakuzenにて。