漫画とイラストに夢中♡｜牧野真莉愛が堪能する芸術の秋は？
“芸術の秋”にちなんで、イラストが得意と話題のモーニング娘。’20の牧野真莉愛ちゃんにインタビュー！ 大好きな漫画について熱く語ってもらいました。
最近はiPadでイラストを描いてます♡
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―― イラストを描くのがすごくお上手ですね！描くようになったきっかけを教えてください。
幼稚園に入る前からお絵描きが好きで、遊ぶとなると、ひとりで夢中になって絵を描くことが多かった記憶があります。特にきっかけや理由などはなくて、気がついたら好きだった感じですね。幼少期は自分とママとパパとミッキーマウスをよく描いていました。小学生になってからは、自由帳に『きらりん☆レボリューション』など好きなアニメの絵などを描くことが多かったですね。主人公のきらりちゃんなどは、見なくても描けます！女の子の絵は目をキラキラにしたりして、友達と見せ合いっこをしていました。でも、ひとりで黙々と描くタイプだったかも。小学校６年生のときはイラストクラブに入っていて、そのときだけは学校に漫画を持っていってよかったので、好きな漫画を持っていって、写したりしていましたね。
――細部までこだわるほうなんですか？
そうなんですよ。好きだなと思ったものは、そのままきちんと描きたいんですよね。髪の毛やまつげも１本1本同じに、服のシワも全部同じにしたいと思っちゃって。勝手に変えちゃいけないと思っているので、一度描き始めると時間がかかります。小さいころから細かいところまでこだわってしまうので、写生大会や美術の時間に人物画を描くときなども、人一倍すごく時間がかかってしまっていました。ひとりだけ授業時間だけじゃ終わらなくて、残って描いたり、翌日に持ち越したり。「いつまでに描いてください」と期限を決められるのは向いていません。サッと描くことが無理なんですよね。
――すごくお上手なので、漫画家やイラストレーターにもなれそうですよね！
北海道日本ハムファイターズのファンになったのが４歳のころで、ずっとファイターズガールになりたいと思っていたので、絵に関してはただ好きなだけですね。漫画家になりたいと思った時期もありましたが、先ほど言ったとおり、締め切りが苦手なので向いていないですよね（苦笑）。
――これだけうまいのに、独学なんだとか！
絵を習ったことは一度もなくて、好きな漫画やアニメを見て、描いているだけですね。今年２月にラジオのスタッフさんに誕生日プレゼントでiPadをいただきました。ちょうど新型コロナの自粛期間に入り自由な時間が確保できたので、iPadでイラストを描くようになりました。「わぁ〜、片方の目が大きくなっちゃった！」というときでも、紙に描いていたときは描き直しでも、iPadならシュッと小さくすぐに訂正できるんですよ！描いた後に顔の形をちょっと変えたり、色も変えたりなど、戻したいときにピュッと戻せるので、ものすごく便利でビックリしています。
――どんなアプリを使っているのか、教えてください。
私は「アイビスペイント」という無料のアプリを使っています。もちろんいろいろなアプリがあると思うのですが、詳しくないので、検索してトップに出てきたアプリをダウンロードしました。最初はやり方もぜんぜんわからなかったので、まずは70ページくらいあるアプリの説明書を全部じっくり読み込みました。それで一度描いてみて、またわからなくなったら、説明書を読んで、というふうに徐々に慣れていった感じです。しかも、そのアプリでは描いた工程を全部動画にできるというのも後から知って、保存するようになりました。工程を30秒、１分など好きな時間にまとめられるんですよ！素晴らしいと思いました（笑）。ペンの種類も300種類くらいあって、最初はエアブラシを使ってふんわりしたトーンで描いていたのですが、漫画やアニメの好きな絵はどうしてもそっくりそのまま同じに描きたいと思って、絵をズームして見て、「このペンかな？」「もっとくっきりしているほうがいいのかな？」と試行錯誤しています。悩みながらいろいろやっているうちに、ぼかし方などもわかってきました。色は指定するとベタッと塗れるのですが陰影をつけるときにフィルターをかけて、グラデーションにもできるじゃん！と、最近判明しました（笑）。
――時間がかかりそうですね（笑）。
やり方がわかってきてからは細かいところが気になり、こだわり始めてしまって。私の使っているアプリでは、絵を描き始めてからの所要時間もわかるのですが、長いものでは12時間かかったものもあります。一気に集中して描くときも、少しずつ描くときもありますが、時間は結構かかっちゃいますね。アップフロントチャンネルのハロプロ・オールスターズテレワーク合唱の企画で、曲タイトルのイラストを描かせていただいたのですが、これも８時間近くかかりました。細かい絵を描くのも好きだから、ぜんぜん苦にはならないですよ！ アマビエチャレンジの絵はオリジナルのイラストで、10時間超え。ヒレをどうしようかと悩んで、金魚などの画像を調べて描いていたら、時間かかっちゃいました。
――イラストを描くときは、どのような状態で描いているのですか？
基本的には時間があるとき、お休みの日などに家で描いています。自分にしっくりくる高さで描きたくて、プレゼントでもらったSABONの箱のサイズがピッタリ！ iPadの下に置いて描いています。ケータイを横に置いて、画像検索して、見ながら描きます。毎回こんなに繊細なタッチで描いている漫画家さんは、本当にすごいと改めて尊敬の念を抱きました。
▼直筆イラスト
ハロプロ・オールスターズが贈る、YouTubeでのテレワーク合唱のために描いたイラスト。よく見るとメンバーの名前が!?
――それでは、好きな漫画やアニメについて教えてください。
『MAJOR』『MAJOR 2nd』は漫画も全巻読んでいますが、私が幼稚園に通っていたころにアニメを先に見て好きになりました。父がアニメを見ていて、その影響で一緒に見始めたのがきっかけです。今も『MAJOR 2nd』がアニメ放送中なので、毎週欠かさず見ています。この作品は野球を通した登場人物の成長物語なのですが、野球のルールや球種なども、この作品を通して知りました。最初は主人公の吾郎が幼稚園で、自分と同じ年ごろだったので、一緒に成長していくのを見守っていく感じですね。今となっては吾郎は父になり、その息子の大吾が中学生に！一気に追い抜かれてしまいました（笑）。『ドラゴンボール』シリーズも全部好きですね。アニメも漫画も大好きです。小さいころからアニメの『ドラゴンボール改』や『ドラゴンボール超』は毎週見ていましたが、その前のシリーズの『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』はアニメの再放送や父が借りてきてくれたDVDを見て、全部チェックしています。もちろんストーリーが面白いのが大前提ですが、登場人物の意外な可愛さにキュンとします。たとえば、ゴテンクスや魔人ブウはキャラクター自体が可愛いのですが、ゴテンクスをお世話して慌てているピッコロが可愛かったりもするんです。ベジータがブルマをすごく好きなところや、悟天が悟空に抱っこしてほしくてモジモジしているんだけど、やっと抱っこしてもらえたところなど、ちょっとした感動シーンも好きですね。
――ドラゴンボールのキャラクターに扮したDB芸人もお好きなんだとか？
大好きなんです！今年２月に初めて芸人さんのライブに行ったのですが、それがDB芸人さんの舞台でした。アイデンティティの田島さんは悟空や悟飯じゃなく、声優の野沢雅子さんのものまねですからね（笑）。フリーザの格好している人もいて、ドドリアやザーボンなどとのやりとりとかすごい面白くて。動画もよく見ていますよ！
――少年漫画推しですね！
少年少女問わず、好きですよ。数え切れないほど好きな作品はあるのですが、あと特に少年漫画で好きなのは『ONEPIECE』。アニメから好きになりましたが、漫画は１巻からすべて読んでいます。単行本の扉絵が特に可愛くて好きです。動物達とクッキングしている絵など、細かいところまで可愛いんです。『SKETDANCE』もアニメをきっかけに好きになって、学校でも流行っていました。１話完結なので見やすいですし、登場人物のキャラが濃すぎて面白いですよ。この作品は漫画も実家に全巻揃っています！
――少女漫画で好きな作品は？
特に好きなのは、『アオハライド』『うそつきリリィ』『まいりました、先輩』の３作品。『アオハライド』は友達と映画も観に行きましたが、まず主人公の双葉ちゃんが可愛いし、周りに流されないで、友達をつくったりするなど性格も素敵なんです。とにかくすれ違いばっかりで、キュンキュンするところもたくさんあって、本当に泣きました。『うそつきリリィ』はジャケ買いです。最初は絵が可愛いと思って単行本を買い始めたのですが、ストーリーも面白いのでハマって。彼氏の苑くんが女装好きなのですが、すごくきれいなんですよね。『まいりました、先輩』は恋愛漫画にしては珍しく、悲しい、切ない、大丈夫かなと不安に思うところがあまりない作品。ずっと充実してキュンキュンできるので、安心して読めて、おすすめです。
――これから描きたいイラストなどはありますか？
『うそつきリリィ』です。小村あゆみ先生が私の描いたイラストを見つけてくださったみたいで、うれしくて。まだまだ描きたいキャラクターやシーンがたくさんあるので、これからも精力的に描いていこうと思っています！
牧野真莉愛（Maria Makino）
2001年2月2日愛知県生まれ。A型。モーニング娘。12期メンバーとして2014年にデビュー 。アイドル界 のビジュアルクイーン。
Photos_Shiori Ikeno Styling_Arisa Takeda Hair&Make-up_Naho Ikeda Interview_Akiko Takada Edit_Megumi Shimbo