Part3 なんでもないのに〝私らしい〟を作るNAVY的ステディブランドのベーシックを更新
第一印象は何げないベーシックなのに、今の気分を託しつつ、ちゃんと〝自分軸〟が垣間見える人って素敵。そこには、信頼すべきブランドのアイテム力がありました。上質素材に裏打ちされた色やシルエット、着るだけでどこか今っぽく見える最旬アイテムを、厳選してピックアップ。
ニット&パンツのワンツーコーデの正解シルエット
あえてシーズンテーマを設けずに、デザイナー吉武味早子さんの琴線に触れたものを主軸とした服作りが、抜群に素敵。ワンツーコーデで今っぽくなれるフォルムや色合いでワードローブを活性化。
BLAMINK
『about_KNIT』イタリア製のカシミア混の上質ニットは、風合いも豊かで、優しい発色も他にはない一枚。短めな身ごろに、袖丈が長いバランスも絶妙。昨年より肩位置をドロップしたシルエットに進化し、大きなボリュームで着こなすのが今っぽい。
『about_PANTS』
落ち感のあるストレートで人気の定番パンツ。バックがギャザーになっていて、股上にもゆとりのあるシルエットなので、インにもアウトにも。シルクサテンの生地を贅沢に使っていて、ターキスブルーの色味も今年らしいアクセントに。
今の空気感を上手に表現したこの秋の〝it〟パンツ
〝年齢を重ねても大切にしたい日常着〟を軸に大人が素敵に映えるトラディショナルを提案。素材や形などにこだわり抜き、シーズンテーマをあえて打ち出さない分、長く使える逸品が多数。今の気分に寄り添うアイテム力は、秀逸。
LOEFF
『about_PANTS』洗練された着こなしへと導いてくれる白ボトムス。その反面、経年変化で黄変しやすい特徴をできる限り抑える加工を研究。辿り着いた地厚コットンを用いたパンツは、タック使いや太テーパードのシルエットで端正さも加味。デビュー以来人気の定番アイテム。
エレガンス派のベーシック。
〝雰囲気美人コート〟はグレーに大きくシフト
多くの経験を重ねてきた大人の女性に向けて、いろいろなものを削ぎ落とし、シンプルに〝好き〟〝心地いい〟と思えるものを提案。素材や仕立てのよいロングコートは今季も充実。安息感の得られる柔らかいトーンのものが人気。
ebure
『about_COAT』
ベルテッドのロングコートは、前から見るとすっきり、後ろにはボリュームが出るようこだわりのパターンを採用し今季らしく更新。ウールの原毛を加工した高品質のダブルフェイス仕立てで、程よい厚さと弾力性も秀逸。ツヤのある表面感も上品で、佇まいの美しさが光る。
ニュアンスカラーを重ねたスタイリングが気分。ミニマルなシャツとパンツのスタイルも、ドレープ感がきれいなコートで優しげな表情に。コート[10月上旬入荷発売予定]¥120,000 シャツ¥33,000 パンツ¥36,000(すべてエブール)バッグ¥276,000(セラピアン/セラピアン 阪急うめだ本店)パンプス¥79,000(ジャンヴィト ロッシ/ジャンヴィト ロッシ ジャパン)メガネ¥31,000(モスコット/モスコット トウキョウ)イヤリング¥21,000 バングル¥27,000(ともにアビステ)
スタイリング/荒木里実 ヘア・メーク/野田智子 取材・文/塚田有紀子 編集/渋澤しょうこ デザイン/小林義郎
詳しくは2020年9/7発売VERY NAVY10月号に掲載しています。
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