東京にあって東京にない「SORANO HOTEL（ソラノホテル）」[新しい、ホテル]

ここ数年、全国に続々と新しいホテルがオープンして話題になっています。

ホテルの価値観も多様化している昨今、この連載では「新しい」をテーマにホテルを紹介。新しくオープンしたホテルはもちろん、魅力的な取り組みやプログラムでホテルの新しい使い方や関わり方を教えてくれるホテル、食やインテリアなどの“今”を体感できるホテルなどなど、私たちＮＡＶＹ世代の生活に心地よい刺激をもたらし、日常生活を豊かにしてくれる・・・そんな進化するホテルの魅力をお伝えします。

第一回目にご紹介するホテルは、今年の6月8日、東京都立川市にオープンした『SORANO HOTEL』です。現在のコロナ禍で他県への移動を躊躇する東京在住の方にもお勧めですが、そうでなくても是非、いずれ訪れていただきたいホテルなのです。なぜなら「東京にあって東京にない」ホテルだから。

テントをイメージしたという天井がドラマチックなロビー。滞在の期待感が高まります。

【空と大地と人がつながる、開放感あふれるホテルのコンセプトは“ウェルビーイング”。その圧倒的な開放感は想像以上】

このホテルがコンセプトに掲げるウェルビーイングとは、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあること。つまり、心身ともに健康な状態にあること。『SORANO HOTEL』では、ウェルビーイング・ショートトリップという新しい旅のスタイルを提案しています。

ホテルをデザインしたのは、ドルチェ＆ガッバーナやフェンディといったハイファッションブランドの店舗やGINZA SIXなどを手がけてきたフランス人デザイナーのグエナエル・ニコラ氏。

新宿から立川までJR中央線特急なら23分。あっという間ですね。駅前に今年の4月に街開きしたウェルビーイングタウン「GREEN SPRINGS」の一角にあります。国営昭和記念公園に隣接していて、81室ある客室は全室バルコニー付きのパークビュー。小さいお子さん連れでも楽しめます。

ちなみに、客室用タオルは、ホットマン社のフェアトレードコットンタオル。アメニティは日本初上陸のオーストリアブランド、レーダーハース社のヘアー・ボディシャンプー、コンディショナー。一度限りの使い捨ての廃棄物を削減するためゲストには歯ブラシの持参がリクエストされていますが、有料のJust Smileの竹製歯ブラシは、1本購入すると南米の子供たちに鉛筆1本が寄付される仕組みです。

ドッグフレンドリールームも3室あります。ドッグランもある昭和記念公園で愛犬と思いっきり遊べます。

そして、最上階11階にある公園に面したルーフトップのインフィニティプール（60m）の圧倒的な開放感！昭和記念公園の豊かな緑、遠くの山々（快晴の日なら富士山も眺められるそうです）と空との一体感は「東京にあって東京にない」ホテルの醍醐味を実感させてくれるはず。美しいサンセットが眺められるそうです。もちろん、プールと一続きになったソラノルーフトップバーからの眺めも素晴らしいということは言うまでもありませんね。

10階にあるインドアスパ＆ナノミストサウナでは、独自に汲み上げた温泉水を使用（インフィニティプールも）。のインドアスパからの眺めも素晴らしく、時間を忘れてゆっくり体を温めることができます。

ジムスタジオでは、それぞれのゲストに合った「コンディショニング」という新たなパーソナルトレーニングを用意。

そして、ウェルビーイングをコンセプトに掲げるホテルならではの「食」にも注目です。メインダイニングのダイチノレストランでは、立川と近隣の食材を使用し、和食をベースにさまざまな国の料理のエッセンスを加えた料理を提供。レストラン内には「魚」「野菜」「ワイン」のセラーが設けられ、新鮮な食材が眺められるのも楽しい。テラス席の開放感も格別。

野菜料理を中心にしたウェルビーイング・ブレックファースト「晴れの朝食」。