夏休みの定番の宿題、自由研究を、親子で一緒に楽しんでほしい! お菓子づくりを通して科学が学べるシリーズ第3弾は、不思議な無重力パフェです。
科学をお菓子で考える:無重力パフェ
フワッと軟らかく、軽い口当たりが特徴のメレンゲ。さっぱりとした甘さなので旬のフルーツやサクサクのクッキーとも相性抜群です! 華やかなパフェをさらに盛り上げてくれます。
【材料】
お花のケーキパフェ(グラス4個分)
● グラノーラ 40g
● ハーブ 適量
● 卵白 1個分
● グラニュー糖 50g
● 塩 ひとつまみ
● フランボワーズパウダー 3g
● スポンジ(ビスケットより一回り小さなサイズ)4個分
● ビスケット 4枚
【つくり方】
【1】メレンゲを泡立てます。お花のケーキパフェはフランボワーズパウダーを入れてゴムベラで合わせます。
★ここがポイント!
メレンゲは空気を含むと落ちない
①ボウルに卵白と塩を入れて、卵白をしっかり切 るようにハンドミキサーでよく混ぜます。
②グラニュー糖を3回に分けて入れることで、きめ細かい泡がつくられてふんわりと泡立ちます。
③さらに泡立てるとメレンゲ全体にツヤが出て、だんだんなめらかな固さになります。
ほら! 無重力みたい
しっかり泡立てたメレンゲには、多くの空気が含まれるため逆さにしても形が崩れません。不思議な現象に目が釘づけ!
【2】メレンゲを絞り袋に入れてビスケットに絞り出し、メレンゲが下になるようにグラスにのせます。
【3】蓋をしたビスケットの上にメレンゲを絞り、仕上げにトッピングを飾りつけます。
\共育ポイント/
メレンゲの形はお子さんの好きな形に! 絞りやすいようにママがグラスを支えてあげて。
【4】「宙に浮いているみたい!」。グラスの中に空間を持たせることで、無重力の中に浮かぶメレンゲに。
【お花のケーキパフェのつくり方】
❶グラスに、グラノーラ10gずつとハーブを入れる。
❷メレンゲをつくる。卵白に塩を入れて泡立て、3回に分けてグラニュー糖を加えてメレンゲにする。
❸フランボワーズパウダをふるい入れ、ゴムベラで合わせる。
❹③を絞り袋に入れてビスケットに少量絞ってスポンジを付け、その上からさらに絞る。メレンゲが下になるようにグラスにのせる。
❺蓋をしたビスケットの上にメレンゲをバラのように絞り、エディブルフラワーで飾る。
教えてくれたのは…
大田さちか先生
ケーキデザイナー、芸術教育士。日本とフランスで製菓・芸術を学ぶ。キッズクリエイティビティを軸にした子どもとママンのための「My little days」を主宰し、ワークショップも開催。
実験ポイントの解説付き親子で楽しめる1冊!
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Mart2020年9月号
この夏“共育パパ&ママ”になろう!子どもと一緒に「ゆる自由研究」講座 より
撮影/北川鉄雄、 中林香、 楠聖子 取材・文/沖野紫穂、 加藤文恵、丹下紋香 構成/富田夏子