「油っぽい、味が濃いもの を食べさせすぎ…?」子どもの栄養Q&A②
本当にうちの子のごはん、これでいいの?と毎日の食事に悩むママたちに3食を撮影してもらい、渥美先生に相談。「どのママもよくやっていますよ!」と前置きされたうえで、具体的且つ愛のあるアドバイスしてもらいました!第2回は、5歳の男の子ママからのお悩みです。
>>「基本的に茶色飯。偏りすぎですか?」子どもの栄養Q&A①
Q. 油っぽい、味が濃いもの
を食べさせすぎ…?
朝はフレンチトーストにいつものヤクルト。お昼はラーメン、夜は唐揚げ。唐揚げに目がなく、いくらでも食べます…。野菜は比較的嫌がらずに食べますが、小さい今のうちから油っぽい濃い味付けに慣れてしまっていて大丈夫?と不安になります。
A. 油は1食でひとさじが適量!
調理法をアレンジしてみて
油分が気になるなら、揚げ物ではなく塩焼きや照り焼きにするのがオススメ。油の適量は1食でひとさじ程度、普通に食べているだけで十分補えてしまう量です。揚げ物の次の日は焼き魚にするなど、プラスマイナスゼロにする感覚を。夕食の副菜のピーマンのおかか和えは◎。昼食はラーメンでもバランスが整っていて素晴らしい! 小松菜にわかめ、タンパク質のお肉と卵、きちんと栄養が摂れています。
さらにこんなお悩みも…
Q. フレンチトーストにメープルシロップ、糖質摂りすぎ…?
A. 甘さも気になりますが、フレンチトーストだけだとタンパク質が不十分。ウインナーなどを追加してバランスアップしましょう。
Q. 何にでもかけるほどポン酢大好き! 塩分の多さも気になります。
A. かけすぎが気になるならポン酢をだし汁やレモン汁で割るのも一つ。味覚は変わっていくので薄味に慣れていくはず。
教えてくれたのは……
渥美まゆ美さん
管理栄養士、フードコーディネーター、料理家。保育園勤務時に離乳食、乳幼児食、アレルギー食に携わる。子どもの食育にも豊富な知識を持ち、幅広い分野で食と健康に関わる活動を積極的に行っている。
取材・文/北山えいみ 編集/羽城麻子
*VERY2020年8月号「“3食ストレス”どう乗り切る? 保存版・幼児向け食事栄養バランス表付き 子どもの栄養、これで足りてる?令和のおうち栄養学」より。
*掲載中の情報は誌面掲載時のものです。