エステティシャン直伝。夜だけ美容断食のやり方❤︎

夜だけ美容断食とは、夜の洗顔後は、クリームなどのスキンケア化粧品を何もつけないという美容法。

エステティシャンであり、イーズ・インターナショナルCEOの宮本洋子さんは46歳のときから9年間この美容法を実践し、55歳で調べた肌年齢は、なんと22歳!

これは肌の持つ本来の力が回復し、健康的な肌に生まれ変わったから。9年間の実体験を通して、そう断言することができます、と彼女は語ります。

大好評につき第2弾も発売された書籍『夜は化粧品で毛穴にフタをしない! 肌美人は絶対「夜だけ美容断食」』より宮本洋子さん流、夜だけ美容断食のしくみをご紹介します。

 

スキンケアにまつわる勘違いを指南!

「肌にいい」「スキンケアの常識!」とずっと信じてきたことが、じつはかえって肌によくない影響を与えている可能性も……。まずは噂のスキンケアについて真相をチェック❤


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スキンケアの勘違い1.朝の理想肌は「しっとり」「つやつや」

朝、肌がしっとりしているのは皮脂や化粧品の油が皮膚に残っているから。健康的な肌の感触は、サラサラなめらかが正解。

 

スキンケアの勘違い2.夜は乾燥するからたっぷり化粧品をつけないと

夜は肌が汚れや老廃物を排出する時間帯。化粧品でフタをすると、肌力が低下。老化を促進させる原因に。

 

スキンケアの勘違い3.肌荒れのときは美容液をつけたり何かしないと

肌にいろいろな美容成分を与えすぎると、肌力が低下して、かえって肌荒れの原因に。まずは何もつけず、肌を休ませて。

 

スキンケアの勘違い4.乾燥しがちだから夜は水洗顔であっさり

水洗顔だけでは、化粧品の油や老廃物、ホコリなどの汚れを落としきれません。夜はお湯を使ってしっかり洗顔を。

 

スキンケアの勘違い5.昼間もスッピンが肌にいい

紫外線や外気に含まれるホコリや有害物質、エアコンの乾燥などから肌を守るため、昼はメイクやスキンケアが大切に。

 

夜だけ美容断食ハウツー

夜はメイクを落として洗顔したら、あとは何もつけない。これが、夜だけ美容断食の最大のポイントです。


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夜はお肌のメンテナンスタイムだからと、乳液やクリームなどをあれこれと塗ってしまいがち。でも夜は汚れを毛穴の外に出す排出の時間。化粧品を塗り込む足し算の美容法は、かえって肌の再生・修復を妨げてしまいます。

 

①洗顔

夜は一日の汚れを落とすためにお湯で洗顔。固形石けんを泡立てて、柔らかなタッチでなでるように洗います。あとは石けんの成分が残らないように、しっかり洗い流すだけ。

 

②洗い上がりは何もつけない

洗顔後は、美容液やクリームなど、スキンケア商品は何もつけません。ただし最初のうち乾燥してどうしてもつらいときは、化粧水をプラスしてもOK。

 

③就寝

肌に何もつけずに寝ることで、毛穴にたまった汚れを排出し、日中のダメージを修復。肌本来の再生力を引き出すことで、シミやシワ、くすみなどの改善にもつながります。

 

④翌朝はまったく逆のお手入れを!

夜、何もつけないなら朝もそのほうがいいのでは?と思われるかもしれませんが、それはNG。朝の体は戦闘モード。肌に何もつけないと紫外線やホコリなどの刺激に対して過敏に反応し、皮脂が過剰に分泌されるなど、トラブルのもとになります。朝は洗顔後に化粧水や美容液でしっかりスキンケアを。外出の際にはメイクもOKです。

 

夜だけ美容断食で抑えるべき4つのポイント

とてもシンプルに思える夜だけ美容断食という美容法ですが、実践するにあたって注意するポイントを4つご紹介。夜、唯一のスキンケアである洗顔に使うアイテムはとても重要です!


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ポイント1.洗顔・クレンジングには「純石けん」がいい

夜だけ美容断食で使う石けんは石けん素地100%の固形石けん。いわゆる「純石けん」といわれるものです。植物の油や動物性の脂を原料としたアルカリ性の石けんで、洗浄力が高いのが特徴です。

 

石けんを購入するときのチェックリスト

☑︎石けん素地100%
☑︎成分:石けん素地
☑︎低刺激性
☑︎無香料
☑︎無着色
☑︎無添加

石けんを選ぶときは、必ず成分表示の確認を。肌に刺激を与える香料や着色料、酸化防止剤といった添加物が入っていないものを選んで。

 

ポイント2.肌力がないうちは純石けんに「牛乳」をプラス

純石けんは洗浄力が高い分、肌がつっぱったり、乾燥したりすることがあります。健康な肌なら、洗顔後しばらくすると自然に潤うようになりますが美容断食をはじめたばかりだと、まだ肌力がついておらず、自力で水分や皮脂の補給ができません。

そこでおすすめなのが、牛乳を加えること。牛乳は水と脂が自然に混ざった天然の界面活性剤。肌に刺激を加えず、潤いを残しながら汚れを落とすことができます。まずは石けんにティースプーン1杯半の牛乳を加えて洗いましょう。肌の状態を見ながら量を調整します。ただし多くても2杯を限度に。それ以上多いと石けんの洗浄力が落ちてしまいます。

 

ポイント3.濃いメイクのときはミルククレンジング

市販のクレンジング剤のほとんどは、少なからず肌のバリアを壊してしまうため、美容断食では使わないのが基本です。でも、リキッドファンデーションなどを使った濃いメイクは、石けん洗顔だけでは完全には落とせないことも。

クレンジング剤は、肌の負担が少ないミルクタイプを選びましょう。こすらずに、指の腹を使って軽くなじませて使います。

 

ポイント4.水洗顔ではなくお湯洗顔で

お湯洗顔は乾燥するから、水洗顔にしているという声を耳にします。でも、夜の肌には、メイクやスキンケア化粧品、皮脂などの”油汚れ”がびっしりとついています。水だけで洗ってもはじくだけで、油汚れを落とすことはできません。油で汚れたお皿を想像してください。お湯で洗ったほうが、当然油の汚れは落としやすくなりますね。洗顔料も、お湯のほうが洗浄力は高まります。

 

肌力UPを目指すなら夜だけ美容断食❤

『夜は化粧品で毛穴にフタをしない! 美人は絶対「夜だけ美容断食」』より、夜だけ美容断食の基礎をご紹介しました。書籍では美肌をキープし続けているエステティシャン・宮本洋子さんの参考になるメソッドが満載です。

夜は化粧品で毛穴にフタをしない! 美人は絶対「夜だけ美容断食」 著者・宮本洋子 出版プロデュース、編集・白井晶子 定価(本体1,300円+税)/光文社

宮本洋子……イーズ・インターナショナルCEO。エステティシャン。エステサロンの草創期から、エステティシャンとして活躍。現在、「クリニカルエステ/イーズ」や「イーズ/ミュゼ」など全国に23店舗のサロンを運営する。化粧品の開発なども手がける。イーズ ホームページ