犬山紙子緊急連載「コロナ禍中日記」vol.12〜コロナ渦中に水いぼ
【犬山紙子 緊急連載 】
コロナ禍中日記 3歳児とともに Vol.12
5月25日 コロナ渦中に水いぼ
水いぼができてしまった娘、治療のために小児科へ。以前行った別の病院は「増えてしまうけどだいたい自然治癒するので様子見ておきましょう」だったけど、違うところでは「痛みもなくいぼは取れるので取っちゃいましょう」とのこと。病院でも方針が分かれるもんだな〜と思いつつ、保育園も始まるし、移す可能性もあるので痛くないならと処置してもらった。親的にも「イボを摘まみ取る」という印象が怖かったけど、表面麻酔のおかげでやはり痛くないよう。けろっとしている。医学ありがとう。
緊急事態宣言の解除はコロナ収束とイコールではない。
これからもコロナと共存していくし、どこまで外出をするのか、どこまで自分の仕事のリスクレベルを上げるのか、「保育園をやはり休ませるべきか?」という悩みは今後もきっとつきまとう。
私たちは自分、そして子どもの身を守ること、そのプレッシャーにてんてこまいだ。高齢者と同居している方も、様々な状況の人が「大切な人を守れるか?」というプレッシャーと一緒に過ごしている。
このプレッシャーは妊娠中に感じていた、「仕事もして具合も悪いけど、お腹の小さな命を守らなきゃいけない」というあの感じによく似ている。そしてあの時に絶対必要だったのは誰かの支えだった。
私の場合事情を知っているマネージャー氏、夫、悩みを相談できる友人、かかりつけの先生。
子どもの水いぼですら「どうすべきか」と悩んでしまうんだから。弱音、じゃんじゃん吐かなきゃなー、なんて思う。
———ご主人と3歳の娘さんとの「おこもり」な日常、子育てや仕事の悩み、みんなにシェアしたいこと……を犬山さんが「ほぼ(隔)日」でアップ!
病院で貰ったシールがうれしくて、ほっぺに貼ったまま寝てしまった。
◉犬山紙子
エッセイスト。1981年、大阪府生まれ。14年、ベーシストの劔樹人氏と結婚。17年、女児誕生。著書多数。『スッキリ』等、テレビのコメンテーターとしても活躍中。最新刊は『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』(扶桑社新書)
写真・イラスト・文/犬山紙子 編集/フォレスト・ガンプJr.
犬山紙子緊急連載「コロナ禍中日記」