リモートワークの「疲れた目のトラブル」を解決【メガネの選び方&直し方】

新型コロナウイルス感染拡⼤防⽌のために発令された緊急事態宣⾔は、地域によっては解除されましたが、リモートワークの推奨や外出をなるべく控える流れはしばらく続きそうです。そんな中慣れない環境での仕事、目が疲れている方もかなり多いのでは?
今回は、パソコンやスマートフォンなどの使⽤時間の増加に伴う⽬の影響について「改めて考えるブルーライト対策」と、緊急時に「曲がったメガネを⾃⼒でなおす⽅法」をご紹介します!

1.改めて考えたい、ブルーライト対策とは?

皆さんはブルーライト対策を「パソコンに⻑時間向かう⼈のための対策」と思っていませんか? 実はブルーライトはパソコンだけでなく、スマートフォンやテレビからも発せられており、現代⼈にとってとても⾝近な存在です。⾃宅時間が増えたことで、ブルーライトに接する時間は今まで以上に⻑くなっているかもしれません。そんな中でブルーライト対策として⼿軽で有効なのがブルーライトカットメガネ。家で過ごす時間が増えそうなこの時期、改めてブルーライト対策について考えてみましょう。

知っていますか? ブルーライトのこと

    体への影響が懸念されるブルーライト 

    ブルーライトを発するメディアに接触する時間は年々増加中。5 年間で2 時間39 分増えたという調査結果も!
    ※April 22, 2014 eMarketer Mobile Continues to Steal Share of US Adults’ Daily Time Spent with Media

ブルーライトとは、パソコンやスマートフォンなどのLED ディスプレイやLED 照明から発せられる強⼒な⻘⾊光のこと。紫外線と波⻑が近い380〜500 ナノメートルの光で、ヒトが⾒ることのできる光(可視光線)のなかでも⾮常にエネルギーが⾼く、体への影響が懸念されています。近年のデジタルデバイスの普及により、仕事はもちろん、学習や読書、ゲーム等にもタブレットやパソコンの使⽤が増えるなど、ブルーライトと接する時間は年々増加。今もその傾向が続いていると⾔われています。ブルーライト対策は、決して特定の⼈だけのものではないのです。

2.ブルーライトカットメガネの選び方とは?

⼿軽で有効な対策にブルーライトカットメガネは、⽤途に合わせてぴったりなものを選びましょう

スマートフォンやパソコンといったデジタルデバイス以外にも、テレビやLED 電球、さらには街の電⼦掲⽰板など様々なものから発せられているブルーライト。メガネならデバイスや場所を選ばず、どこでも気軽に使⽤できます。ブルーライトカットメガネは、カット率の異なるレンズや豊富なデザインのフレームが揃っているので、使うシーンや「カット率を重視したい」「⾃然な印象でかけたい」など、⽤途に合わせて選べるのもポイントです。

大きく分けるとこの2パターンから選べます

    【こんな人はカット率の高い40%カットタイプを】
    Check
    □パソコンやスマホに向かう時間が⻑い
    □⽬の優しさを重視したい
    □ブルーライトカット率を最優先

    【こんな人は普段使いしやすい25%カットタイプを】
    Check
    □ダテメガネ感覚で普段使いしたい
    □画⾯の⾃然な⾒え⽅を優先したい
    □周囲に気づかれずにブルーライト対策をしたい

スマートフォンやタブレット、パソコン、テレビ……。1 ⽇を振り返ってみると、いかに⻑時間ブルーライトに接しているかがわかるはず。世代や職業を問わず、ブルーライト対策はあらゆる⽅が考えるべき⽬のケアといえるのではないでしょうか。デジタルデバイスを⻑時間使⽤する時にとどまらず、⽤途やシーンに合わせてフレームとカット率の組み合わせを使いわけるのも賢い⽅法です。

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3.曲がったメガネを⾃⼒で直す⽅法

メガネを使⽤していると、誤って踏んづけてしまったり落下させてしまったり、時としてフレームが曲がってしまうことがあります。メガネの曲がりはメガネ専⾨店でプロに直してもらうことがおすすめですが、外出⾃粛が推奨される状況下ですぐに店舗に⾏くことができない場⾯も多々あります。そんな中、応急処置として曲がったメガネを直す⽅法についてご紹介します。

緊急時に⾃⼒でメガネを直す4 つのポイントは?

基本的には⾃⼒で曲がったメガネを直すことはおすすめしませんが、応急処置を⾏えるメガネか判断し、メガネを調整するための4 つのポイントを確認してみましょう。

3−1.メガネの種類を知る

メガネを修理する場合、まずはメガネの種類を理解することから始めましょう。種類によっては⾃⼒での応急処置が難しいも
のもあるので注意してください。
・メタルフレーム
チタンや鋼合⾦、ステンレスといった素材を使⽤しています。いわゆる⾦属に該当します。
・プラスチックフレーム
アセテートやウルテムなど、⾦属以外の素材を使⽤しています。⾦属製のものより暖かみのあるイメージを持ちます。
・その他
メガネによってはフレームに無垢やべっ甲などの材料を使っているものもあります。メタルフレームは⽐較的修理がしやすく、曲がった状態でも多少の⼿直しで元通りにしやすいです。ただし、固すぎて⼿を痛めてしまったり、デザインによっては簡単に⼿直しできない場合もあります。⼀⽅でプラスチック製などのフレームは、修理をする際に特殊な技術を要する場合があるため、すぐに修理に出すのが無難です。

3-2.⾃⼒で調整が難しい部位

ヨロイ(両端部分)や⿐パッド、ブリッジ(⿐にかかるところ)、リム(レンズを固定する部分)といった箇所は、⾃⼒で調整するのは難しいため、触らないようにし、お店に修理を依頼するようにしましょう。これらの箇所を無理に調整しようとすると、さらに曲がってしまったり、破損してしまったりする可能性があります。

3-3.38℃前後のぬるま湯に1 分ほどつける

プラスチック製フレームのテンプル(メガネのつる)部分が曲がった時は、ぬるま湯に1 分程度浸け温めることで、軽い⼒で調整できるようになります。⼒を⼊れずゆっくりと元の位置に戻るまで曲げていきます。⼀般的に、⼈肌の37℃前後がぬるま湯と⾔われていますが、その温度を⽬安として1 分ほどメガネを浸けておきます。ただし、レンズクラックやコーティング剥げの原因となるため、レンズはつけないよう注意しましょう。

3-4.⼒加減に気をつける

自分で直す場合は、⼒加減が難しく専⾨の器具も使わないため、折れてしまうリスクがあります。特に、お湯に浸して曲がりやすい状態を作ると、変形してしまったり折れやすくもなってしまいます。曲がったフレームをお湯で直す際には、くれぐれも⼒の⼊れ具合には注意するようにしましょう。特に急激に⼒が加えられると、フレーム部分が破損しやすくなります。扱う際にはゆっくりとメガネをささえるような感覚で持ち、弱い⼒で曲がった箇所を元通りにしていきます。また弱い⼒で修理していても不具合が⾒られる場合は、念のため作業を中断する必要があります。

まとめ

メガネは曲がった場合でも、ぬるま湯につけて調整するだけで⼿直しをすることができます。ただ、自分にフィットさせるのは難しく、専⽤の⼯具や技術が必要です。メガネに関する不具合で悩んでいる際には、メガネ専⾨店で修理を依頼するのが⼀番適切ですが、不要不急の外出⾃粛が続く中、どうしてもご自分で応急処置が必要な場合は、この記事を参考にしてみてください。

参考/JINS(https://www.jins.com/jp/) 構成/CLASSY.ONLINE編集室