超簡単「さばの味噌煮」の作り方【和食の基本】|フライパンでOK!
長く続いた外出自粛期間で、自炊をきちんとするようになった人も多いはず。せっかく料理が習慣的になったのなら、王道の和食料理をマスターする良い機会です!「さばの味噌煮」はお店で食べることは多いけれど、実際に作るとなるとハードルが高いイメージ。でも実は簡単な工程で本格的な味に仕上がるんです。
今回作る「基本の献立」はこちら!
主菜
さばのみそ煮
副菜
いかと里芋の煮物
れんこんのあちゃら
定番おかずの一つ、さばの味噌煮。コツを押さえれば、とても簡単に美味しく出来上がります。素材の旨みをじっくり味わえるいかと里芋の煮物と、甘酢の風味がさっぱりとしたれんこんのあちゃらの副菜を加えて、ほっとできる食卓に。
1. 主菜「さばの味噌煮」
フライパン一つで簡単に!霜降りにして、くさみを抜くひと手間を惜しまないのがコツ。
材料 2人前
さば ─ 2切れ
長ねぎ ─ 20㎝
生姜(薄切り用) ─ 1片
生姜(千切り用) ─ 適量
味噌 ─ 大さじ3
砂糖 ─ 大さじ1と1/2
A
・水 ─ 300㏄
・酒 ─ 大さじ1
・塩 ─ 小さじ1/3
作り方
1. さばに熱湯を回しかけ、冷水に取り汚れを洗い落とし、水気をふき取る。
2. 鍋にAと皮ごと薄切りにした生姜を入れて煮立たせ、1を並べ入れて中火で3分ほど煮る。
3. 2に味噌と砂糖を加える。
4. 3に落とし蓋をして7分ほど煮たら、5㎝長さに切った長ねぎを加え、さらに3分ほど煮る。器に盛り煮汁をかけ、千切りにした生姜をのせる。
POINT
味噌は煮汁を加えて溶きのばしてから入れましょう。
2. 副菜①「いかと里芋の煮物 」
いかは皮をむくと、食感よく仕上がります。 里芋は下茹でして、ぬめりを落として。
材料 2人分
するめいか ─ 小1ぱい
里芋 ─ 4個
ゆずの皮 ─ 適量
A
・だし汁 ─ 500㏄
・醤油 ─ 大さじ2と1/2
・砂糖 ─ 大さじ1と1/2
・酒 ─ 大さじ1
・塩 ─ 少々
作り方
1. いかは胴から足を内臓ごと引き抜き、軟骨を取り除いて皮をむき、輪切りにする。
2. 里芋は皮付きのまま洗って汚れを落とし、乾かしてから縦に皮をむき、大きければ縦半分に切る。
3. 2を2分ほど茹でてざるにあげ、水洗いしてぬめりを取る。
4. 鍋にAを煮立たせ、1と3を加え、落とし蓋をして中火で25分ほど煮る。器に盛り、千切りにしたゆずの皮をのせる。
POINT
里芋を下茹でしてぬめりを取り除くこと で、味が染みやすくなります。
3. 副菜②「れんこんのあちゃら 」
野菜を甘酢に漬けた、和風ピクルス。 冷蔵庫で1週間ほど保存できるので、作り置きに最適!
材料 2人分
れんこん ─ 100g
小かぶ ─ 4個
赤唐辛子 ─ 1本
塩 ─ 小さじ1
A
・酢 ─ 大さじ4
・だし汁 ─ 大さじ3
・砂糖 ─ 大さじ2
・塩 ─ 小さじ1
・薄口醤油 ─ 小さじ1/3
作り方
1. れんこんは皮をむいて薄切りにし、水にさらしてから熱湯で2分ほど茹で、ざるに上げて冷ます。かぶは茎を2㎝ほど残して皮をむき、5㎜幅の薄いくし形切りにして塩をまぶし、しんなりしたら水洗いして水気を絞る。赤唐辛子は種を取り除いてぬるま湯につけて戻し、小口切りにする。
2. ボウルでAを混ぜ合わせ、1を加えてひと混ぜし、30分以上漬ける。
教えてくれたのは...田中伶子先生
田中伶子クッキングスクール代表。全国料理学校協会理事、東日本料理学校協会副会長、NPO日本食育インストラクター協会理事。福岡女子大学卒業後、1964年に料理教室を開設。家庭料理の基礎から食のプロ養成まで指導にあたるほか、TV番組の出演や雑誌の執筆、食品・流通・広告会社等での商品企画、講演会など幅広く活躍中。
取材/首藤奈穂 撮影/馬場わかな スタイリング/佐々木カナコ、来住昌美 調理アシスト/中村奈津子、戸嶋幸江、杉本涼子、戸崎小百合、廣瀬弘子 再構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は『結婚できる和食教室』(光文社刊)を再構成したものです。
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