正しいハミガキってなに？ キレイな歯を目指すために覚えたいこと
食後のハミガキはキレイな歯を目指すための大事なオーラルケア。でも、100点満点の正しいハミガキはできていますか？
知識を持って磨けば美肌にもつながる「スキンケア」ともいわれているハミガキについて、今回は歯科医提携の歯を白くする専門店「ホワイトラウンジ銀座」の口内環境トレーナーNaoyaさんに正しいハミガキのやり方を教えてもらいました！
私のハブラシ、本当に大丈夫？
ハブラシには「替え時」があります。いつも使っているハブラシを後ろ向きにして見たとき、ブラシの柄の部分からはみ出るほどブラシが広がっていたら、新しいハブラシに替えるタイミングです。まずは自分が使っているハブラシから見直していきましょう♪
Naoya先生のワンポイントアドバイス
「写真のようにブラシが真っ直ぐではない広がった状態でのハミガキは歯の汚れが十分に取れません！ 余計な力が入り、歯ぐきに負担をかけてしまう可能性もありますので、ブラシが広がっていたら新しいモノに替えてくださいね。」
正しいハミガキの仕方を覚えよう！
真っ直ぐキレイに伸びたハブラシを手にしたら、正しいハミガキのやり方を覚えてみましょう♪
1.歯ブラシの持ち方は？
写真のように強く握りしめるようにして持つのはNG。奥歯を磨くとき、この持ち方にすると磨き残しが出やすくなります。
こちらがOK！ 正しいハブラシの持ち方です。親指と人差し指で軽くつまむようにして持ちます。
Naoya先生のワンポイントアドバイス：
「ハブラシはギュッと握りしめず、やさしく持つと力加減が安定しますよ」
2.ハミガキのタイミングはいつ？
食べてすぐにハミガキをする方もいるかと思いますが、実は食後から20分後くらいがハミガキのベストタイミング。食べ終わった直後は、口の中に食べカスがいちばん残っている状態ですので、ハミガキをしても歯の溝に残った食べカスが取り除ききれない場合があります。ある程度、唾液で食べカスを流してあげたあとにハミガキをすると磨き残しを減らせますので、ハミガキは「食べ終わってから 20分後が目安」と覚えちゃいましょう！
Naoya先生のワンポイントアドバイス
「歯を磨かず、食べカスが付いた状態で寝てしまうのは虫歯ができやすい環境をつくる大きな原因に。就寝中は口の中が乾燥しやすく菌が繁殖しやすい状態になりますので、必ず寝る前にハミガキをしてくださいね！」
3.ハミガキの正しい磨き方は？
歯の表面（エナメル質）を拡大すると縦スジがありますので、その縦スジに沿ってハブラシを「縦」に当て、汚れを掻き出すように動かすのが正解。ついやりがちな横磨きは、縦スジに反しているので汚れが残ってしまう可能性があります。
Naoya先生のワンポイントアドバイス
「奥歯を磨く際、ハブラシを横に動かしてしまうと奥歯の汚れが取りきれず色素沈着を起こしてしまうことも。奥歯を磨くときもハブラシの動きは「縦ライン」を意識してくださいね。」
磨くときは、軽く当てる程度で強く力を入れないのがポイント。上の写真くらいの強さが理想です。力が入った状態で磨き続けるとダメージを与えてしまい歯ぐきが下がってきてしまいます。歯と歯ぐきの間は菌がたまりやすい場所ですので、ここがトラブルを起こすと虫歯や歯槽膿漏、歯周病、口臭につながり、将来的にも歯が抜けてしまうリスクが高まりますので力を入れ過ぎたハミガキは注意してくださいね。
Naoya先生のワンポイントアドバイス
「ハミガキタイムは、歯の一面に対して20往復が目安。丁寧に磨くなら全体で10分くらいが目安です。ハブラシが届きにくい親知らずや奥歯はじっくり丁寧に。磨きにくさが出る利き手側はしっかりハミガキができない方も多いので、利き手側はとくに意識してくださいね。」
4.ハミガキ粉でおすすめは？
ハミガキ粉を選ぶ際にチェックしてもらいたいのが、ハミガキ粉の成分表示。「ラウレス硫酸ナトリウム」「ラウリル硫酸ナトリウム」はいわゆる界面活性剤の一種ですので、入っていない方がおすすめです。
Naoya先生のワンポイントアドバイス
「口内は吸収力が高く、界面活性剤もすぐに吸収されてしまいます。口から吸収された成分は肌荒れなど体にも影響を与えてしまう可能性がありますので、できるだけ入っていないものが安心ですよ」
キレイな歯はキレイな肌づくりにつながる第一歩！ 正しいハミガキ方法をマスターして、健康な歯をキープしてくださいね♪
取材協力：ホワイトラウンジ銀座
Instagram：whitelounge.ginza
Edit・Text_izumi