貝付きのボンゴレやスープ系パスタってどう食べる? パスタの食べ方マナー

 

カジュアルなカフェやレストラン、お家でつくる料理、定番で美味しく食べられる「パスタ」ですが、パスタを食べるときのマナーは大丈夫ですか?

 

フォークとスプーンを使えばOKと思っていた方は要チェック!

 

今回は本場イタリアに学び、基本的なパスタの食べ方を再確認。貝殻が付いたボンゴレやスープ系など、食べるときに迷いがちなパスタのマナーまでお届けします♪

 

パスタを食べるときは「お皿」に注目!

 

ナポリタンやカルボナーラ。いろいろな味が楽しめるパスタですが、本場イタリアではフォークとスプーンで巻いて食べるのはパスタのマナー違反。カフェやレストランでパスタを注文したら、まず「お皿」をチェックしましょう。

 

■平らなお皿で出された場合

 

 

パスタが平皿に盛られて出てきたら、使うカトラリーはフォークのみ。パスタの中心ではなく、端部分にフォークを付けて数本だけクルクル巻いていただきます。このとき、お皿を持ち上げて食べるのはNG! お皿に手を添えるくらいが理想です。

 

■深めのお皿で出された場合

 

パスタが深皿で登場したらスプーンの出番です。右手にフォーク、左手にスプーンを持ち、クルクル巻き取ったら先端をスプーンで受けながら食べます。

 

 

巻いたパスタは1回で口に運ぶと食べ姿もキレイです。高級レストランなど食事マナーが厳しい海外では重要なポイントですので、フォークにパスタを巻き取るときは必ず一口で食べきれる分量(フォークの下半分くらい)にしてくださいね。

 

 

貝殻付きは? スープ系は? 迷いがちなパスタの食べ方

 

パスタの食べ方について基本を覚えたら、ちょっと迷いがちになる魚介系やスープ系のパスタにチャレンジ。この機会にマスターしちゃいましょう!

 

■ボンゴレなど貝付きの場合

 

 

貝殻が入っているパスタは手を使ってOK。食べる際に左手で貝を持ち、右手のフォークで貝殻を外します。最初に全部の貝殻外しを行うのはNGですのでご注意を。フォークを使うなら、貝が開いている方を左に、殻の方を右になるように置いて、ナイフで殻を押さえながらフォークで外していきます。食べ終わった貝殻はお皿の左奥にまとめるか、空いているお皿にまとめておくとスマートです。

 

■スープ多めのパスタの場合

 

 

本場イタリアのスープパスタはショートパスタだけですので、シンプルにスプーンで食べるのが基本。とはいえ、日本ではスープが多めに入ったロングパスタも出ますので、その場合は右手のフォークでクルクル巻いていただきましょう。その後、右手でスプーンに持ち替え、お皿の横から中心に向かってスプーンを入れてスープをいただきます。最後に残ったスープも、お皿に口を付けてスープを「ズズー」と音を立てて飲むのはお行儀が悪いので絶対にダメ。お皿を奥に軽く傾け、手前から奥に向かってスプーンですくいます。スープをかき集めるような仕草はマナーに反しますので、器の底に残っても大丈夫です。

 

いつも当たり前のように食べている身近なパスタ。キレイな食べ方を覚えて、女子力をアップしてくださいね♪

 

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