世界各国の食材のみならず、ワインやビールなど、お酒の種類も豊富な「カルディ」。おつまみや手土産を求めてお店に行くと、他ではあまりお目にかかれない魅力的なボトルや缶も気になりますよね。今回はそんな方のために、カルディで買えるビール、発泡酒、そして「新ジャンル飲料」を飲み比べてみました。ぜひ、お店を訪れる際の参考にしてくださいね。

■フルーティな香りに心踊る！ ご当地クラフトビール

国内外のご当地クラフトビールからは、2つをセレクトしました。どちらも、豊かな香りが特徴の「ペールエール」というスタイルのビール。麦芽・ホップ・酵母だけでこんなに甘い香りがするのか！と驚くほど、とってもフルーティな香りに癒されます。

まずは日本から。写真右の「よなよなエール」（¥272／税込み）は、長野県軽井沢のクラフトビールです。ビール特有の苦味とともに爽やかな甘みも感じられ、しばらく余韻の残る深みのある味がなんともいえません。
ペールエールは冷蔵庫から出したばかりでキンキンに冷えた状態で飲むよりも、少し常温で置いたほうがより香りと深みを味わえるそう。大勢で集まった時の“最初の一杯”というより、一人時間や大切な人とのまったりタイムで、じっくりと味わうのがオススメです。

写真左は南カリフォルニア発の「ムーチョ・アロハ」（¥303／税込み）。ハワイ出身の兄弟が生み出した、ハワイアンスタイルのビールです。ペールエールの中でもかなり軽いほうで、ごくごく飲める1本です。
ポカポカとした南国の風を感じるような、ビーチで飲みたくなるお味！　「ビンタンビール」や「シンハービール」など東南アジア系ビールが好きな人には馴染みやすいかもしれません。

■ベルギー発「新ジャンル」のビール風飲料は、プチプラでも本格派！

お次は100円台で買える超プチプラなビール風飲料2種をご紹介。発泡酒にリキュールを混ぜたもので、「第4のビール」とも呼ばれています。

まずは写真右のスカイブルーの缶が爽やかな、ベルギー産の「エンゲルヒェン」（¥99／税込み、セール価格）。通常は100円台前半で販売されていますが、筆者がお店を訪れた際は、4月中旬までのセール価格として、1本わずか99円で購入できました。
グラスに注いだ瞬間からきめ細やかに泡立ち、期待値が高まります。そしてとっても軽やかな口当たりとほんのりフルーティな味わいが、非常に飲みやすい！　この価格でこのおいしさとは、驚きです。
深みやキレを求める人よりも、あまりビールが得意ではない人や、さらりと飲める一本をお探しの方にオススメ。

同じくベルギー産の「ユーロホップ」（¥108／税込み）。こちらもとってもリーズナブルですが、お味は本格的。「エンゲルヒェン」と比べるとガツンとしたのどごしが際立つので、仕事後やお風呂上がりの“ぷはーっと一杯！”を楽しみたい人には、こちらをオススメします。
やはりビールと比べると深みやコクは少なめですが、普段「スーパードライ」など“のどごし重視”のビールを好む筆者は、十分満足！　コスパを考えると、こちらに乗り換えても良いと思うほどでした。

■変わり種発泡酒もチェック！

最後はちょっと変わり種の発泡酒2種をご紹介。

まずは写真右の商品から。その名の通り、濁りが特徴の「白濁り」（¥316／税込み）は、あえて缶を上下逆さまにして販売されていました。そうすることで、いざ飲む時に最適な“にごり”の状態を楽しめるとか。

酵母をフィルターにかけない製法のため、確かに透度が少なく、グラスの向こう側が透けて見えないくらいに白濁しています。そして筆者が最も感動したのはその口当たり！　シルクのようななめらかさに加えて苦味も少なく、とっても飲みやすい1杯でした。

そして最後は、店頭に置いてあった時から気になったスペイン産の「レモンビール　ラ・ガジェガ」（¥272／税込み、セール価格）。レモン果汁が3パーセント入っています。
辛口のビールに甘酸っぱいレモンがとっても爽やかで、ジュース感覚でぐいぐい飲んでしまうおいしさ。ビールの苦味とのコントラストで、レモンをより甘く感じるのでしょうか。ちょっと強引にたとえるなら、「はちみつレモン」をたっぷり入れたビールといった感じ。いつもと少し気分を変えたいなら、ぜひ一度お試しを。

例年よりも、おうちで過ごすことが増えそうな今春。そんな時こそ新たなビールや発泡酒に挑戦して、これまでにない発見を楽しんでみるのも良さそうですね。

文・画像／Nanami

※紹介した商品は、扱いのない店舗や、予告なしに販売が終了することもあります。