映画から学ぶ「イイ女」。イイ女は勝負下着を着ている?
「新しいドレスは嫌い?」と聞く彼女。どうでもいい、という彼氏。
彼女はドレスのボタンを外し、中に着たランジェリーを見せる。
ゴージャスなその姿に、彼の表情が変わる。
これは、大ヒット映画『プラダを着た悪魔』でのワンシーン。
ファッションの世界に飛び込み、華やかに変身していく彼女(アン・ハサウェイ)と、それがおもしろくない彼氏。すれ違うふたりがケンカしそうな瞬間で、このやり取りがあります。
(官能小説ではないですよ笑)
このシーンを観て、こう思った人もいるんじゃないでしょうか。
「イイ女だなぁ…」
「イイ女」は勝負下着を持っている
「イイ女」になりたい!「イイ女ってなに?」それについて考えるとき、「勝負下着」や「勝負服」ってよく出るワードな気がします。
だけど、「勝負下着」って言葉には、拒否反応が出る女子って結構いるんじゃないでしょうか?
「なんかイヤらしい」から。
「新しいコート買ったんだー!」
は会話としてあるけれど、「新しい勝負下着買ったんだー!」は女子同士ではあんまり話さないような気がします。
積極的すぎ。ガツガツしてる。そもそも勝負ってなんの(笑)。
そんなふうに、「勝負下着」とか「勝負服」って言葉って、「男性をドキドキさせるためのもの」みたいに考えられているものです。
だけど、もしかしたらそもそもそれが、ちょっと違うのかもしれません。
ドレスのボタンを外しているときの、アン・ハサウェイの表情。
勝負下着にドキドキしているのは、実は女性のほう。
そして、「あ、今日の服(下着)ドキドキする!」と彼が感じるのは、それが新しいとか高そうとか、かわいいとかだけじゃなく、「勝負下着を準備して気合いが入っている彼女」「ドキドキしている彼女」を感じ取っているから。
そうやって、「かわいいって思ってもらうんだ!」と自分自身をドキドキさせるために、勝負服を持つことってとっても大切なことだと思います。
「イイ女」って?
たとえどんなに高嶺の花の美人でも、付き合えば、その外見に慣れてしまいます。
瞬間風速的なものではダメなのかもしれませんね。
結局、付き合った後にも女性を「イイ女」と思い続けるかどうかって、元々のルックスやスタイルよりも、「かわいくいようとする姿勢」にかかってくるのかもしれません。
別に、デートの度に新しい服を着て、毎回疲れるほど気合を入れる必要はないけれど、「今日もかわいいって思われたい」という気持ちを持って、できる限りのおしゃれをしてデートに臨む(=勝負する)ことは大切。
単純なように見えて、実はそれって意外と難しい。それができるのは「イイ女」な気がします。
「誰から見てもイイ女」になるのはちょっと大変そうですが、こんなふうに「好きな人にとってのイイ女」ならちょっとハードルも低くなりますよね。
イイ女ってなんだろう? どうすればなれるの?
これはきっと、女子にとっての永遠のテーマ。魅力的な映画から、引き続き探っていきたいと思います!
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Edit・Text_Megumi Fukasawa